『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』 ジョシュア・ベッカーさん著書
家にあるモノを手放したり減らしたりすることで、暮らしがシンプルになるだけでなく人生が豊かになるようですよ。いいことばかりですね。
著者流ミニマリズムの定義は、
いちばん大切にしているものを最優先にして、その障害になるものはすべて排除すること
究極の目標は、身の回りをすっきりさせて、人生で一番大切な目標を達成すること。
ミニマリズムを実践する方法は人それぞれ。決まった公式もないし、満たさないといけない基準もない。各人のライフスタイルに合った方法で、自分のミニマリズムを創造すればいい、と著者は言います。
本の中には、モノを減らすことにチャレンジした様々な登場人物が出てきます。実践方法は人それぞれで、家の中のモノを100個まで減らした人、3か月間33アイテムで生活した人、すべての持ち物をいったん箱に詰めてしまった人などが紹介されています。
ゲーム感覚で自分なりのチャレンジを考えてみるのも楽しそうです。
本の中には、モノを減らすことで得られる様々なメリットが書かれています。私が特に共感できたのは下記の2つ。
- 「お金が増える」買うものが減れば使うお金も減るから。
- 「質のいいものを持てる」いらないものまで買うのをやめれば、本当に必要なものを買うときに質の高いものを選ぶことができる。
なんとなく消費はやめようという気持ちになりました。
もう一つ実践したいと思ったことは、「同じようなものは1つだけ残して処分する」ということ。
これを実践すると、「家の中のどこを見ても、いちばん好きなものしか目に入らない」ということになり、自然と一つ一つを大切にする気持ちになるということ。
素敵ですね。ぜひ、自宅をこういう状態にしたいですね。モノを少しずつ減らして、理想に近づけていきたいと思います。
モノを減らすステップも具体的に書かれています。
目標を紙に書く。
よく使う場所で、まず簡単な片づけから始める。
一部屋ずつ回って、不用品をどんどん集めていく。
2つ以上あるものは、1つだけ残してあとは処分する。
周りに話すことで、モチベーションを維持する。
まずは、引き出し一つでもいいので簡単なところから手をつける。すぐに動き出すことが大切です。
家にモノがあふれていると感じている方、なんとなくちょこちょこ買い物をしてしまうという方におすすめの本です。ミニマリストやミニマリズムに興味がある方にもおすすめです。