白澤卓二氏の『「お菓子中毒」を抜け出す方法』という本を読みました。
私自身、気づけば毎日お菓子を食べている状態なので、これは悪しき習慣を断ち切る良いチャンスと思い、図書館で借りてみました。


お菓子を食べることをスパッとやめられるならばそれが一番ですが、、、現実はなかなか難しい。それはお菓子を食べ続けたことで、「お菓子中毒」になっているから。

著者はすべてのお菓子をやめなさいと言っているわけではなくて、超加工食品を減らすことを提唱しています。

超加工食品をサクッとまとめると、

甘い飲み物
砂糖や小麦を使った甘いお菓子 ケーキ、クッキー、ドーナツ、マフィン、菓子パンなど
塩と油をたっぷり使った食品 スナック菓子、カップラーメン、ナゲット、ミートボールなど

スーパーやコンビニで売っている常温で長期間保存できる食品の多くがあてはまります。お菓子に限らず、日々の生活の中で何気に口にしていることが多い食品です。


本の中で、お菓子中毒になってしまう原因として下記の7つが挙げられています。

1.白砂糖
2.果糖
3.人工甘味料
4.小麦
5.食塩
6.油
7.ストレス

それぞれの原因に対する解決策として、代替品がいくつか挙げられています。

1.白砂糖ではなく、天然由来の砂糖を使っている製品を選ぶ。


2.異性化糖を避ける。

異性化糖という言葉を私は初めて聞いたのですが、高果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖、砂糖混合異性化液糖などと表示されているそうです。そういわれてみれば、何となく見たことあるような気もするかも?


3.人工甘味料ではなく、天然由来の高度甘味料を使っている製品を選ぶ。

「天然由来の高度甘味料?一体どんなの?」って思いません?大丈夫です。きちんと書いてあります。ラカンカ、エリスリトールを選ぶといいそうです。この2つは植物由来の甘味料だそうです。

4.小麦粉ではなく、大豆粉、米粉やそば粉などを使った製品に置き換える。


お菓子中毒を抜け出すと、脳が活性化、生活習慣病を予防、ダイエット効果など様々なメリットがあります。
シニアの年齢になってくると、どこが悪いというわけではないのだけれども、なんとなく不調ってことありますよね。そういったなんとなく不調の改善にもよさそうです。

私は時々おせんべいを一袋平らげてしまったり、板チョコを1枚ペロッと食べてしまったりするので、お菓子中毒を自覚して脱却を目指したいと思います。
 

スパッとお菓子を絶てる人は問題ありませんが、自信ないかも…という人は次のステップで徐々にお菓子を減らすことを目指しましょう。


まずは、お菓子中毒を自覚する。

1週間お菓子を食べない期間を設けて脳をリセット。1週間がつらい人は、3日間でもOK。

自分で決めた期間を守れたら、一日だけ好きなヘルシーなお菓子を食べる。
またお菓子を食べない期間を設ける。期間を段々と長くしていく。

お菓子をドカ食いするのではなく、良質の材料を使ったお菓子を少量食べる。
お菓子のかわりに、ナッツを食べる。
チョコレートを食べる場合は、カカオ濃度が70%以上のものに替える。

などの策も有効です。

「結構お菓子食べちゃうかも?」という自覚がある人にぜひ読んでいただきたい一冊です。