こんにちは、佐野みずきです。
ある色とある色を混ぜた場合に無彩色(黒に近い灰色)になる色同士のことを、補色と言います。
例えば『黄色と紫』『赤と緑』『青とオレンジ』のような関係のことで、「反対色の関係」とも言います。
また、ある色をしばらく見ていて、突然白い壁に目を移すと残像として現れる色の関係も、反対色の関係です。
さらに無彩色であるグレーに、近くにある補色が影響することを「色陰現象」と言い、例えば赤のコートにグレーのバッグを持つと、バッグは赤の補色である青緑色に見え、ブルーのコートにグレーのバッグを持つと、バッグはブルーの補色である黄色に見えます。
手術をする医師は、白衣からブルーや薄い緑の手術着に着替えるのはご存じですか?
また、手術室の壁も、最近は薄い緑色に塗っている病院が多いようです。
これは、手術中ずっと血の赤を見ているので、白い壁や白い手術着を着ていると、チラチラと補色である緑色の残像が見えてしまうのを、手術着や壁で防ぐためです。
いつもあまり意識されない反対色の関係は、実はさまざまなところに影響をあたえているのです。
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佐野みずき著書『“サプリメントカラー”で意識を変える・癒しと気づきのカラーセラピー』
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