今日のお話は、2月の誕生石・アメジストについてです。
「紫水晶」という和名のとおり、透明感のある紫色をした宝石で、広く親しまれていますね。
紫は高貴な色とされることから、古くから身分の高い人々の装飾品や魔除けの石として用いられてきました。

ギリシャ神話の一節に、アメジストについての記述が残されています。
月の女神アルテミスの女官であったアメジストという人間の少女が、悪酔いした酒の神バッカスの猛獣に襲われそうになったとき、アルテミスがアメジストを純白の水晶に変え、間一髪のところで彼女を救います。
その後、酔いから醒めて反省したバッカスがぶどう酒をその水晶に注ぐと、透明だった水晶が美しい紫色に染まったということです。
語源となったギリシャ語「amethystos」には「お酒に酔わない」という意味があり、アメジストで作られた杯でお酒を飲むと悪酔いしないという言い伝えもあるそうですよ。
アメジストと似た組成を持つ石として、シトリン(黄水晶)が挙げられます。
どちらも水晶を構成しているケイ素の一部が鉄イオンになり代わり、色が変化したものだといわれています。
これらの構造はほとんど同じであるため、アメジストに加熱や放射線処理などを施すことで、石色を黄色く変化させることができるのだそうです。
天然のシトリンは産出量が少ないため、現在市場に出回っているシトリンにはアメジストを加熱処理したものが多く含まれているそうですよ。
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