写真お悩み解決Vol.09 写真レスキュー(料理写真編) | 写真がうまくなっちゃう豆知識

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プロ歴18年のカメラマンが スマホ・カメラで撮る時の豆知識をお届けします。

皆さんはお店でご飯を食べる時に、料理の写真を撮りますか?

 

おしゃれなカフェはともかく、定食屋さんやラーメン屋さんで良い写真を撮るのは、なかなかに難しいですよね💦

 

でも、工夫次第で美味しそうに見せる方法はあるんです!

 

今回は料理写真のお悩みが届いたので、すぐに使える方法をお伝えします。

 

メインを目立たせる

 

早速見ていただきたいのがこの写真。

 

 

照明も暗そうで、難しそうな場所だと思います。

 

でも周りを片付けて、すっきりした状態にしているのは素晴らしい👍

 

まず、この写真は暗さや色味が気になったので、Snapseedで明るさ、彩度、色温度、コントラスト、レンズぼかし、切り抜きを使って補正してみました。

 

 

これだけでも美味しそうな感じが増したと思います。

 

1つ目のポイントとして、料理写真は明るさと彩度を上げると美味しそうに見えますよ。

 

肝心の撮り方ですが、私だったら右側からラーメンに寄る感じで写したでしょう。

 

どういうことかを、別写真にはなりますがご説明しますね。

 

これは普通に撮った写真です。

 

 

そしてこれが少しアングルを変えて撮ったもの。

 

 

1枚目が悪いわけではないのですが、2枚目の方がメイン料理に目が行きませんか?

 

ポイントは2つ

  • 左側からモツラーメンに寄って撮っている(メインであることを強調するため)
  • ズームして撮り、お皿を少し切っている(その方が迫力が出る+歪みがなくなる+周囲の余計なものが写りにくい)

お盆ごと少し斜めにしているのは、全体が収まりやすくなるからです。

 

最初に紹介したラーメンの場合は、ラーメンに寄る+少し低めから撮れば、具材モリモリの迫力が出たと思います(横に置いてある背脂?はあくまでおまけなので、しっかり写らなくても切れても大丈夫!)。

 

出されたまま撮らない!

 

もう1枚、定食の写真をいただきました。

 

 

これも撮り方は2通り考えられます。

  • 定食であること(何種類も小皿がある)を表すために、真上から全体を撮る
  • 「チキン南蛮」定食であることを強調するために、チキン南蛮を画面の中にたくさん入れて撮る

どちらにせよ、お盆の中の空白が目立つので、皿の配置換えは必要でしょう。

 

基本的に料理全般そうですが、出された状態=食べやすい状態であることが多いので、写真映えする並びではないです。

 

なので、写真を撮るなら並び替えをした方が良いですよ。並び替えないにしても、皿どうしを近づけた方が空白が埋まってまとまりが出ます。

 

同じような写真がないので文章だけになりますが、私だったらチキン南蛮を右前に置き、左前にご飯、左奥に味噌汁を置いて右側から撮りたいなーという感じです。

 

写真は撮る前の準備が大切!

 

ちょっとしたことで見え方が変わるので、何を写したいのかを考えながら、ぜひ色々試してみてください!

 

 

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