2022年 6月 2日、新京成線に乗って、筆者居住地にほど近い神社を参拝しました。
神明神社
当社は、表参道に鳥居がありません。一方、裏参道には大鳥居があります。
◇鎮座地:千葉県船橋市薬円台1-12-8
◇最寄駅:新京成線・薬園台駅~600m
◇バス停:新京成バス・薬円台1丁目~180m
(新京成バス[津08]JR津田沼駅←→二宮神社)
◇御祭神:天照大神
◇ご朱印:不明
☆☆☆お知らせ☆☆☆
皆さま方におかれましては、いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。さて、この場をお借りして、皆さまにお知らせがあります。
本ブログを8月末頃まで、お休みさせてください。
実は、このところ、私生活が多忙を極めております。よって、神社巡りする時間的余裕、記事執筆に集中するための精神的余裕が厳しい状況になっております。
そこで、ここはひとまずお休みさせていただこうかな、と考えるに至りました。
復帰は、9月上旬の予定です。その折には、変わらぬご友諠・ご厚情をご頂戴できればありがたく存じます。
暑さ厳しきおり、皆様方におかれましては、ご自愛ください。 三諸
◎氏神
筆者は、これまで《氏神・神社=船橋大神宮》と、思い込んできました。
神社庁に居住地の住所を伝えれば、氏神神社を教えてくれることを知っていたにもかかわらず、勝手にそう決めていました。
しかし、気まぐれで千葉県神社庁に問い合わせたところ、『薬円台 神明神社』になる。と、教えられました。
2か月ほど前に参拝してきましたので、今回は当該神社をご紹介します。
【裏参道】
◆大鳥居
神明神社なので、大鳥居は神明型が建立されています。
◆参道
玉砂利や石畳などの明確な「道すじ」はありません。このような空間が広がり、左手奥に手水舎を望めました。
当社の社叢は、主として桜です。
◆手水舎
水はなく、水道栓もありません。
◆拝殿を遠望
【社殿】
古びた拝殿とその奥に神明造のご本殿があります。
◆拝殿
御祭神:天照大神
神社庁から当社が氏神、と教えられて、軽い笑みがこぼれました。なぜなら、神明社は、伊勢神宮の分社ですからね。
白壁に対して、雨戸のような戸板の青色と木枠の茶色が利いています。
◎薬円台の地名由来
江戸時代、幕府は直轄牧場である、小金牧の一部を割いて、薬草園=『下総薬園』を開設しました。地名はこれに由来します。主に、漢方薬の元になる薬草を栽培し、江戸・小石川の『養生所』に運びました。
1970年代、船橋市は薬園台を薬円台へと町名変更しました。
by薬円台公民館
◆本殿
神明造と言えば、高床式です。しかし、こちらは、そこに壁をめぐらせて、倉庫のような形にしつらえていました。
まあ、この建築様式はそもそもが倉庫から出発したものですので、間違った造りではないのかも。
社伝によれば、当社は薬園台新田村の鎮守として宝暦年間(1751~64年)頃に創建されたといわれています。
【境内社】
◆合祀殿
子安神社、八坂神社、愛宕神社、疱瘡神社、八幡神社
【富士塚】
◆仙元宮への鳥居
神明社と此花開耶姫は相性が良いのです。
当社の本宮である伊勢神宮においても、境内末社=子安神社として此花開耶姫をお祀りしています。
◆参道
◆仙元宮
石碑には「山に三」の御嶽講のマークがつけられています。
隣の小さな石標は、小御嶽神社。
すなわち、木花開耶姫と磐長姫の姉妹が祀られています。
◆表参道
拝殿から表参道入口を遠望しました。白色の軽自動車付近に荒垣の開口部あり。
【御朱印】
不明
【参拝ルート】
2022年 6月 2日
START=京成線・京成大和田駅~270m~①小板橋時平神社~500m~②萱田時平神社~750m~京成大和田駅→京成線→京成津田沼駅→新京成線→ 薬園台駅~600m~③薬円台神明神社~薬園台駅 =GOAL
【編集後記】
◆神明社
神社の数では、稲荷神社、八幡神社に次ぐ多さです。神明社の本源は伊勢神宮。
祭神は、天照大神あるいは、伊勢神宮の内宮と外宮の神を祀っています。
神明(しんめい)とは、神という意味。天照大神のことを神明の中の神明であるという意味で、天照大神を神明と呼びます。そこで、伊勢神宮を勧請した神社を「神明社」と称するようになりました。
by『日本の神様読み解き事典』柏書房
ちなみに
似たような語句に「明神」があります。
明神(みょうじん)とは、神仏習合における仏教的な神の称号のひとつ。(byウイキ)
よって、両者は文字面こそ似ていていますが、その意味は両極的な感じです。(了)