印旛郡 安食(あじき)の駒形神社と立嶋水神社にお参りしました。
駒形神社
《安食町の総鎮守》
当社は、国道356号線の旧道から側道に入り、坂道を上った先に鎮座します。
◇鎮座地:千葉県印旛郡栄町安食1
◇最寄駅:JR成田線・安食駅~1.5km
◇主祭神:保食神
◇相殿神:八坂様(=素戔嗚尊)
◇合祀神:浅間様(=木花咲耶姫命)
◇社格等:村社
◇御朱印:あり
【参道】
◆社頭
◆手水舎
~水盤に水が溜まっていましたが、残念ながら、手水を使うことはできませんでした。
◆二之鳥居
緑の香と静寂だけですでに気持ち良いところ、空気も澄んでいて居心地よいです。
【社殿】
◆拝殿
~1111年から1151年にかけて、当社の付近一帯は大水や旱魃に苦しみました。1151年、郡司が当地に五穀豊穣の神を祀ったところ、翌年は豊作となりました。byご由緒
由緒には、「江戸期(1718年)に正一位に定まり・・・」と書かれていました。当社の場合、「正一位」が乱発されるようになった中世以降に賜ったものかと思われます。
※神階は、『六国史』終了時点(887年)でのそれが重要です。例えば、この時点では、館山・安房神社でさえ「正三位」。東国の「正一位」は、香取神宮と鹿島神宮のみです。
現在の拝殿は、昭和49年(1974年)に再建された社殿です。
◆本殿
~1806年に再建。八坂様(=素戔嗚尊)が相殿神として祀られています。by氏子さん談話
【境内点描】
◆浅間様
御祭神:(=木花咲耶姫命)
◆御神木胎内くぐり
~2019年の台風で樹齢800年超の大杉が倒壊。以後、関係者が「胎内くぐり」に変身させました。この日、氏子さん数名が建屋周辺で作業していました。
◆在りし日の御神木
~本殿の真横に聳えていたようです。(本写真は当社HPより拝借)
氏子さんは、本殿側に倒れなくて良かったと言いつつも、倒壊が無念でならない様子でした。
◆新たなる御神木?
~境内の東側に注連縄が張られた大杉が聳えていました。
【御朱印】
初穂料は1社につき300円
拝殿軒下に書置きが用意されています。駒形、八坂、浅間の3社ありました。
◆駒形神社
※神社近くのお米屋さんには、近隣数社の書置き御朱印や御由緒が用意されています。筆者はこちらでお受けしました。
◆浅間神社
◎水神社へ移動
~駒形神社を後にして、水神社に向かいます。画面右手から矢印の方向に進みます。
◆長門川
~道中、右手に現れます。
立嶋水神社
~駒形神社から400mほど離れています。
手水舎はあるのですが、手水がありません。
◆拝殿
御祭神:水波之女命
◆本殿
~背の高い覆い屋の中に鎮座。
◆流造
~社殿の造営は、1785年とのこと。
◆元宮
~本殿の裏に鎮座。勧請年代は不明。当初は藁宮でした。1677年にこの石宮になりました。
◆境内社・大師堂
~仏教の建造物です。四国より拝領した土を盛って建立したとのこと。
【御朱印】
~初穂料なし。拝殿に置いてある由緒書き入り封筒の中に入っています。
【参拝ルート】
2020年11月 5日
START=JR成田線・安食駅~1.1km~①『大鷲神社&魂生神社』~900m~ ②『駒形神社』~400m~③立嶋水神社 ~1.3km~安食駅→成田線→JR成田駅~京成成田駅=GOAL
(京成成田駅からバスで行く、④豊住熊野神社を予定しておりましたが、取りやめました。)
【編集後記】
◆安食の地名由来
~この地に駒形神社を祀ったことで、豊作が続くようになりました。以後、末永く民が食に安ずるよう、地名を安食村と改名しました。byご由緒
◆安食三社巡り
~安食の町では、古くから初宮詣などの折には、総鎮守である《駒形神社》、立嶋水神社、大鷲神社の三社をお参りする習慣があります。by駒形神社「由緒」 (了)