青渭神社 (あおい)

 

《大蛇を祀った神社という伝承》

 社前の大池に棲む大蛇を祀ったとの伝承があります。いずれにせよ、水神とみてさしつかえない、とのこと。byウイキ

◇鎮座地:東京都調布市深大寺元町5-17-10

◇最寄駅:京王線・調布駅

 →バス→青渭神社前バス停

◇JR・吉祥寺駅もしくは三鷹駅

 →バス→青渭神社前バス停

◇御祭神:青渭大神(*)

◇御朱印:問題あり

 →本文にて詳述します。

◇社格等:延喜式=式内社(論社)、旧社格=郷社

(*)青渭大神・・・水波能賣神、青沼馬沼押比売神とされます。青沼馬沼押比売神(あおぬまぬおしひめのかみ)とは、古事記・大国主命の神裔(=子孫)の段に登場。 byウイキを要約

 

 

 

◆鳥居

~かつては、五町歩(=50,000㎡)あまりの社地を有していたようです。社地内の大池&湧き水が青波をたたえていたことから、「青波天神社」とも称されたそうです。

水神を祀る神社らしく、神額には龍の彫刻。青渭の「渭」の語意は、広遠に波立ち水面に打ち寄せるさま、だそうです。(by 公式HP)

~石段周辺がかつては社叢だったことを連想させる雰囲気です。今は、玉砂利が敷かれた広場になっています。

 

 

◆手水舎

~ブロガー・hanaさんのブログで、青渭神社は手水が出ない、との記事を読んでいました。無人社でもなく、祭神が水の神なのに「水が出ない・・・!?」と、不信感を抱きつつの参拝でした。

 

水盤

~恐る恐る手水舎に近づきました。すると、ご覧の通り。筆者が参拝した日は大丈夫でした。それこそ、水盤に青波をたたえていました。もしかしたら、hanaさんの記事のおかげかも^^

 

 

 

 

【社殿】

◆拝殿

~創建年は不詳です。当社が「延喜式」に記載された青渭神社だとすれば、927年(延喜式の完成年)以前に存在していたことになります。

青々とした注連縄を眺めることができて、眼福(がんぷく)でした。

 

社殿は、青森県産の檜葉(ヒバ)を用材として、造営されたとのこと。

 

 

◆本殿

~四周が社叢で保護されていて、これが精いっぱいのカットでした。でも、それでいいんです。

 

 

 

【境内点描】

◆神木

~こちらの注連縄もまた、青々としていて素晴らしかったです。

 

 

◆神楽殿

~中には、神輿が安置されていました。そういえば、境内に神輿庫は見当たりませんでした。

 

 

◆参集殿

 

 

◆授与所

 

 

 

 【事件】

~まずは、授与所の御朱印についての掲示をご覧ください。

 

◆掲示物3点

①本日ご朱印は終了しました。

②当社ではご朱印は書いたものを授与しています。ご了承ください。

③書置きの書式見本

①~③には何の問題ありません。

すべて納得できるものです。

①については、受付時間内にもかかわらずの掲示でしたが、こうした日も当然あるでしょう。

書置きの見本

 

 「事件」勃発 

 

 筆者は、授与所の掲示を読み、納得していました。

そうしたところ、参集殿から《40歳台と思しき、やせ型・細面の男》が出てきました。男は、神楽殿前に駐車してあったクルマを車庫へと移動。参集殿へと戻っていきました。

 

筆者は、それを見て

 

「受付時間内なので、書置き御朱印を拝受できるかも」

 

と、参集殿へ行き、声をかけました。

すると、奥から件の男が出てきました。

 

問題は、ここからです。

 

◇筆者:お忙しいところ、申し訳ありませんが、御朱印をいただくことはできますか?

(このあたり、筆者は敬意をもって、丁重な言葉遣いをしています。)

 

◆件の男:御朱印?ウチはやっておりませんが。

 

◇筆者:あのぅ、書置きがあると聞いておりますが・・・。

 

◆件の男:それは、ほかの神社さんではないですか。ウチは、やってないですよ。

 

宮司の息子なのか、留守番か・・・。

ヤセ型男と神社との関係は知りません。

 

しかし

 

「ほかの神社では?」

 

とまで言い放たれては、立ち去るしかありません。

掲示内容から見て、この男は嘘をついています。

 

 

お読みになられた皆さまは、いかがお感じになられたでしょうか。

 

 

◆後記

~青渭神社は、「延喜式」式内社の論社であり、立派なHPまで存在します。

しかし、その一方で、こうした《不誠実な関係者》がいる・・・。

この2つがどうにもつながりません。

 

御朱印を出してない神社は少なくありません。

これは、神社の方針として尊重すべきものでしょう。

 

問題は「羊頭を掲げて狗肉を売る」こと。

すなわち、嘘をつくことです。

 

そこまでやるくらいなら、「御朱印は出さない」

そう決めたほうが、潔いのではないでしょうか。(了)