八幡大神社
(だいじんじゃ)
《ユニークな御朱印が印象的》
当社には、豪華な神門が造営されています。旧社格では、村社なのですが、この神門はじめ拝殿や建屋は、それ以上の格調を感じました。
◇鎮座地:東京都三鷹市下連雀4-18-23
◇最寄駅:JR中央線・三鷹駅~1.3km
◇御祭神:応神天皇
◇御朱印:あり(毎月 1日と15日のみ)
→独創的な御朱印です。
【表参道】
◆一の鳥居
~向かって左、都道122号線(三鷹通り)沿いの目障りな建物は社号提灯の蔭に隠しました^^
◆美しい神域
~二の鳥居を潜り、参道右手の社務所&授与所をやり過ごした地点から撮影。自転車や犬の散歩は、柵の手前までとなります。画面向かって左手に「西の鳥居」がありました。
◆狛犬&石灯篭
~どちらも奉納されてから、間もないような感じです。
◆手水舎
~参道左手にあります。軒下の造形が見事なのに、千社札がそれを台無しにしています。
【神門】
~この規模の神社にしては、神門がかなり豪華です。
◆拝殿を遠望
【社殿】
◆拝殿
~千鳥破風の頂点、神紋部分の朱色が差し色として利いています。
◆拝殿扉
~雨に打たれない分、劣化は超スローペースのようです。
◆向背
~かなり、せり出しているのが分かります。唐破風が乗っていますね。
◆千鳥破風
~破風のみならず、周辺の装飾や配色も美しかったです。避雷針も見えます。
◆本殿
【境内点描】
◆両部鳥居
①西の鳥居
②裏参道・二の鳥居
~八幡らしい言とえば、らしいのですがこの辺りに鳩がいます。写真を撮ろうと立ち止まったり、しゃがみこんだりすると・・・。「おっ!食い物かア」と、20羽くらいがすぐに飛来します。
鳥居の稚児柱の上に1羽いますし、参道にも鳩の影が・・・。
◆瑞垣
~拝殿からぐるりと一周できるタイプの瑞垣です。
◆神木
~「すだじい」という種類の椎が神木になっていました。
◆神楽殿
~手水舎のほぼ向かいにあります。こちらも、神門、狛犬&灯籠と同じくピカピカです。
◆神輿庫
~一基づつ納められているのでしょうね。まるで、カプセル・ホテルみたいです。
◆太鼓庫
~さながら、こちらは一軒家でしょうか。お隣に見える煙突は、霊泉山「禅林寺」のものです。
【御朱印】
◆ユニークな御朱印
~1枚を仕上げるのに結構な手間がかかりそうです。なので、月に2回なのかも。
◆御朱印に書かれた文字
~「五行思想」によれば、万物は「木、火、土、金、水」の五要素から成り立っている。これは、比較的に知れた話です。当社のご朱印はそれらに加えて、日と月が書かれます。すなわち、日月火水木金土を頭文字とする神々の名が書かれています。
それがいったい、どのような意味を持っているのか謎です。
前者五つは、《地平軸》、日と月は《垂直軸》ですが、それがなんなんだ、と言われても解説できません。宇宙を表しているのかも・・・、では答えになりませんかね。
【参拝ルート】2018.02.14
START=JR中央線「三鷹駅」~徒歩12分~ ①『八幡大神社』 ~徒歩8分~②『上連雀神明社』~徒歩12分~③『杵築大社』~徒歩5分~JR中央線「武蔵境駅」~徒歩1分~西武バス「武蔵境」→(ひばりが丘行き)→「田無三丁目停留所」~徒歩2分~④『田無神社』~徒歩10分~西武新宿線「田無駅」=GOAL
【編集後記】
◆三鷹といえば
~ジブリの街として、世界的に有名です。他にも、国立天文台や「ほたるの里」、あるいは「太宰治文学サロン」など、多様な分野において楽しめる街と言えます。
◆鎮座地「下連雀」とは
~江戸は神田の連雀町の二十五人が当地に移住してきたのが始まりです。なぜ、移住してきたのか。「明暦の大火」に懲りた幕府が火災時の延焼を防ぐため日除け地(=広場・広小路)をいくつも作り始めたためです。お上は、この政策に基づき、神田・連雀町の人々を強制的に立ち退かせました。で、開拓民として、この地(三鷹の原野)に移住させたというわけです。
◆神門から拝殿
~神門から拝殿までの距離が短いなあ、と思いました。神門は、もう少し手前に建てたかったことでしょう。しかし、手前には「ご神木=すだじい」があります。まさか、神門造営のため、と伐採できるわけもなし。関係者はそのあたり苦慮されたのでは、と拝察します。 (了)