抜弁天・厳嶋神社

 通称:ぬけ弁天

 

 当社は、都道302号線の本線&支線のY字分岐点。三角形状の狭い土地に鎮座しています。

◇鎮座地:東京都新宿区余丁町8-5

◇最寄駅:東新宿駅~徒歩5分

 (東京メトロ副都心線&都営大江戸線)

◇御祭神:市杵島姫命

◇御朱印:あり

 →西向天神社で授与

 

 

 

【南鳥居】

~境内の狭さにビックリ! 扁額には、朱文字で「弁財天」と併記されていました。

 

 

◆水盤&龍

~手水舎はありません。龍は水が好きなので、雨除けの手水舎は不要、ということでしょうか

 

 

◆池の中に設置された水盤

~水辺の植物が清々しく、池の水は限りなく透き通っていました。

 

◆全身像

~一般に水盤の龍はアタマだけです。こちらは、胴体&後ろ脚まであります。

 

 

◆神池

~水源は不明です。おそらく井戸水をポンプで汲み上げているのではないでしょうか。

 

 

◆龍越しの社殿

 

 

◆神池と社殿

~池の水は、せせらぎとなり、画面右下の瀬(=段差) を通って北方向へと流れていきます。

 

 

 

【社殿】

◆第二鳥居と社殿正面

~厳島神社や弁財天は、池や橋の存在が一般的です。こちらの神社でも、小さいながらも通例通りに石橋が架けられていました。

 

 

◆素木(しらき)の神明造り

~『厳嶋神社』は無人社です。境内も「猫の額」と呼べる狭さでした。このパターンは”荒れた神社”の要件を満たします。しかし、こちらは池の手入れや境内清掃が行き届いていました。

 

 

 

◆神紋「ミツウロコ」

~この紋は、龍の鱗(ウロコ)を象ったと言われています。また、海人族「宗像(むなかた)」の民がに象ったイレズミのでもあります。 cf.胸形=むなかた=宗像

 

 

◆社号標

~厳嶋神社の社号標はありませんでした。

 

 

◆北鳥居

~南鳥居、第2鳥居まで見渡せる写真を撮ろうとしたら、違和感外壁が写ってしまった^^;

 

 

 

【御朱印】

~年月日が記入されません。近隣の『西向天神社』でもらえます。

 

 

 

【参拝ルート】2018・1・16

《牛込を歩く》

START=西武新宿線・西武新宿駅~550m~①『稲荷鬼王神社』~600m~②『西向天神社』~400m~③『厳嶋神社』~550m~東新宿駅→東京メトロ副都心線→西早稲田駅~190m~④『諏訪神社』~1.1km~⑤『穴八幡宮』~130m~東京メトロ東西線・早稲田駅=GOAL

 

 

 

 

【編集後記】

◆「抜弁天」の名称由来

①南北に通り抜けることができるため。

②源義家が戦前に祈願したところ、苦境を切り抜けることができたため。

などの説があるようです。

 

水が流れ続ける、清浄な境内。気持ちよかったので、また行ってみたい神社です。 (了)