自分のこれまでを考えてみるといつもパニックに対する恐怖やその見えない陰に怯えながら生きて来たって思う
何をしていても、どこに出かけても発作の恐怖が常に付き纏い、ロラぜパムを肌身離さず持ち歩いていた
今も変わらず持っているけどもう一年くらい飲んでない
パニック再発をきっかけに何故パニック障害になるのか、何故これが起こってしまうのか?色々調べてみたら精神的なものではなく脳から来ているものだとされていた
確かにそうだろう
脳は司令塔なんだから
じゃ、自分の考えを変えれば良い?
時間はかかったけど結果的に良かった
思考を変えることでパニック発作に慣れていった
発作に慣れると不思議な事にパニック発作の元となる予期不安や広場恐怖症は殆どなくなっている
パニック発作を対処する術と自分自身がパニック発作の成り立ちを理解し、発作を
「幽霊の 正体見たり 枯れ尾花」
と捉えられた事が大きいと思われる
幽霊と思っていたものは、枯れたススキだった。恐れられている人や物の実体がつまらないものであることのたとえだけど、
パニック障害も同じような物かも知れない
パニック持ちの私、どのように仕事しているのかちょっと聞いてね
出勤して夜勤者からの申し送りを受ける
これが病棟勤務で一番大事な事
患者全員の夜間の状態、熱発や異常、当日のイベント、検査、点滴の指示や変更事項、内服薬の変更や増減、排泄や食事の状態・・・ さっぱりピーマン🫑笑
なんて言ってもいられないから今日(5月8日)、私がどのように仕事したか振り返ってみよう
8:15 申し送りを受ける
夜間帯の状態から見て気をつけなければならない事をメモメモ📝
8:40 検温に回る 異常者は後に再検
9:30 カルテに記録
今日は週に一回来る先生の回診日だからまずは先生に診てもらう患者のカルテから仕上げる
同時に先生に上申する事、頂きたい指示、相談したい事の把握 メモメモ📝
カルテ記録しながらコール対応
これがまたよく鳴るんだな
膀胱洗浄終わった!
点滴漏れた!
点滴交換して!
機械鳴ってる!(輸液ポンプのアラームの事)
モニター鳴ってる!(脈拍多いよ!少ないよ!呼吸数少ないよ!血圧高い!低い!酸素飽和度少ないよ!ってよく鳴る)
トイレ介助して!
お茶飲みたい!
外来から電話!
透析室から電話!
あっ!先生来た!
昼の経管栄養の準備!
食前血糖測らなきゃ!
痰で溺れてるから吸引して!
インシュリン注射して!
昼の薬配って!
傷の処置して!
これらをこなしながらカルテを仕上げる
そしてお昼前に先生が病棟に上がって来られ、回診につく
患者の1週間の状態報告をしつつ先生が出す投薬指示、傷の処置の指示、食事形態の変更、ドライウェイトの変更の指示受けをメモメモ📝
回診が終わり、先生がカルテに書いた指示を拾い、薬の処方は一階の薬局に処方箋を持って行って依頼する
薬が出来たら病棟に持って来てくれるから定期薬に合わせてセット
お次は他院に検査をしに行く予定の患者の家族に連絡を取り、いつ連れて行ってくれるか候補日を3つくらい聞いておく
他院に連絡し、検査の依頼と予約日を決める
予約日を家族に連絡し、検査当日に自家用車で来るのか介護タクシーを使うのか
昼食はどうするのか?
検査当日の持ち物、当病院からの紹介状、昼ご飯を食べて来るから薬を持って行って欲しい事等伝える
昼ご飯を外で食べるとなると食止めになるから食事箋を切って厨房へ依頼
3日間便秘の患者2人に坐薬を入れ、1人は摘便
お腹が張ってきた患者の導尿
血管炎の手のクーリング
血行不良で足の指の色が変わってるからホットパック入れて温める
夜勤者への申し送り、検温の手伝い
ザッとこんな感じです
パニック障害治療中は仕事復帰なんて全く考えられなくて反対に「もう働けないんじゃないか」って思ってた
でも自分なりにパニック障害に向き合い
パニックに対しての理解を深めたら何とかだけど働く事が出来た
パニック発作は一年以上起きてない
セルトラリンもいきなり止めて半年になる
でもまたパニック障害になるかもしれない
その時はなったらなったで開き直ってまた一から自分の思考を変えてみる
パニック障害、何とかなるものかもしれないね
終わり