お父さんお母さん炎おばあちゃんお父さんお母さん炎おばあちゃん
うちだけなのかどこにでもあるのか
永遠のテーマ 嫁姑問題!

リアルナウではないんですが
夫婦2人で罹ったコロナが事の始まり
と言うより私が旦那の看病の仕方に不満が募り、ついにブチ切れた事からフィードバックされた物と言った方が正解かも

私が持っていたトメへの思い(恨みとも言う)それは私達の結婚当初まで遡る



今から15年前になる

平成21年夏、私達は入籍した

私 44才 旦那 33才

こうして文字にしてみるとお互い並びの年だったんだな


結婚となると互いの両親に報告をし、了承を得なければならない

再婚同士の年の差カップルの結婚でもそこらへんは一応筋を通した


私の母親はこの時すでにアルツハイマーが進んで施設入所をしていたから父親に結婚の報告をした

駅前のちょっとした料亭を父親が予約してくれた


旦那の両親への報告は・・・


こんなシチュエーションだった



  再現フィルム



キャスト

・旦那母  トメ
・旦那父  ウト
・旦那   夫
・私    妻
・旦那兄弟 コウト
・旦那義妹 コトメ


かなりの年の差カップルの私達、結婚の意思を固めて夫の実家を2人で訪れた時、トメに結婚する事を報告した

夫が1人でね!

この時のシチュエーションは覚えている



キッチンに立って料理をしているトメの元に夫が向い、何やらヒソヒソと話をしているのは見ていた

だが、これが私達の結婚報告をしていた事を後で知る事になった



  実家からの帰り道



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妻、母さんに結婚の報告しといたよ



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えっ!いつ!



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いつって 今日実家に行ったときだよ



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ちょっと、そんな大事な事何で1人で言うのよ!
普通有り得んでしょ!
実家に戻ってよ!



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母さん了承してたから大丈夫だよ
それにもう着いちゃうじゃん(私達が住んでたマンション)



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じゃ、今度実家行った時に改めて言えばいい?



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いや、もういいんじゃない?母さん納得してたし


そんなんでいいものかと思えどとりあえずその言葉を飲み込んだ




その後、2人で夫実家を訪ねた時

「こんにちは」と挨拶しても何やらトメの様子がよそよそしい

夫と2人で実家に行った時もトメは私の存在は全く無視


視線すら合わせる事はなく、たまに夫と話す私を鬼の形相で睨んでいる


そんな事が数回続いた時、トメの私に対する態度、視線が耐えられないと夫に打ち明けた




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えっ?母さんが?いやそんな事無いでしょ?妻の思い違いじゃない?



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何呑気な事言ってんの!
じゃ、今度実家に行った時によくトメの表情見てみたら!


ある日 趣味の草野球の帰りに1人で実家に寄った夫

トメに私に対する態度の事を問いただしたらトメがこう言った(らしい)




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妻は挨拶がなっていない
外食に行ってもお礼も言わない
挨拶したかも知れんけどはっきりしていなかった


だそうです

多分結婚の報告の事を言っているんだろうと思う


こんな事を聞いていい気はしない

むしろ自分の事をそんな風に見ているトメと「会いたくない」とさえ思うようになる

会えば会ったで鬼とも般若とも言える形相で私を睨む



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何でこんな仕打ちされなくちゃならないの



そんな思いから私もトメを遠ざけていた

夫の弟のお嫁ちゃんとは仲が良かったからトメの態度や視線が嫌である事を相談した

コトメちゃんからこんな返事が返ってきた




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私も結婚当初はお義母さんから同じ事言われたし
今お姉ちゃんがされてる事と同じ事されたよ

今はそうじゃないけど、もう何言ってもダメだからお姉ちゃんスパーンって挨拶しちゃえ!


「えっアセアセコトメちゃんも同じだった」

言葉にはしなかったが私の頭の中にある事が浮かんだ




夫がマザコンかは別としてトメが夫をはじめ3人の息子を溺愛し過ぎている事は間違いないと思う


それからしばらくしてお盆休みがやってきた


お盆は義実家にみんなが集まってみんなでご飯を食べる

恒例行事なので嫌々ながらも夫と一緒に
予約した店に向かった

やはりそこでもトメの私に対する態度や視線、みんなが見ていた

食事が終わり、トメが会計を済ませて車に乗り込んだ時

夫が私に「母さんにはっきり挨拶して!」
と半ば引きづるようにトメの前に連れ出した

この時、私の気持ちは悔しいような悲しいようなある意味の敗北感を感じていた

トメに気持ちいっぱいの抵抗を感じながらも

「これから宜しくお願いします」
と言った

トメは何も言わずウトと帰って行った


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お姉ちゃん頑張ったね!
筋はとおしたからこれで大丈夫だよ!

ありがとう

とだけコトメちゃんに返して私達も帰路についた


帰りの車の中、私は一言も夫と話さなかった



夫は私がトメに挨拶をした事で安心していたようだった

「これでもう母さんは大丈夫」

そう思っているのだろう



かたや私はこんな事を思っていた





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この人は一体誰と生活を共にして行くのだろう?
妻が自分の母親に嫌な思いをさせられている
いつの挨拶か知らんけど、そんな理由で息子の嫁に辛くあたるトメ
あなたはどちらが大事なの?
私に無理やり挨拶をさせるって

あなたは私よりトメの方が大事なんじゃない?
あなたにとって私って何?
母親以下じゃない?



この思いは私の中でずっと消える事は無かった
でも夫と日々過ごしていくうちに心の奥底にしまっていた

でも2月に2人でコロナに感染してある事をきっかけに夫に、トメに対するマイナスな感情が一気に溢れ、堰を切ったよう流れていった

ある事にキレた私は夫に「出て行って!」
と夫を追い出した


続く