彼女『あのさぁ。大事な話がある
   んだけど。。。』


彼女が深刻な面持ちで話し始めた。。。


うち『どうしたの?』

彼女『実は渡したいものがあるの
   』

うち『何?』

彼女『目をつぶって、渡しがいい
   よって言うまで開けちゃダ
   メだよ!』

うち『え?・・・わかったよ』


うちは何をくれるんだろうかと考えていた。


彼女『手を前に出して』

うち『うん。こう?』


うちは彼女に言われた通り手を前に出した。
すると手の上に箱らしきものがおかれた。


うち『まだだめ?』

彼女『うん。まだだよ。。。』


うちはまだ目を閉じたまま何が手の上にあるのだろう?と楽しみだった。


彼女『開けていいよ!』


彼女は踏切の音に負けないように叫んでいた。
それは何故か遠く感じた。

言われた通り目を開けると目の前には・・・






彼女が踏切の前に佇んでいた。。。
しかも、近くまで電車が迫っている!


うち『何やってるんだ!
   早く戻ってこい!!』


うちは必死に叫んだ!
走って彼女を止めようとした!すると。。。


彼女『来ちゃダメ!!』


突然大声で叫んだ。
うちはその場から動けなくなってしまった。


彼女『本当に今日は楽しかった。
   今までも本当に楽しかった
   よ!!
   なんで、私がここでこうし
   てるのか分からないくらい
   に!』

うち『そんなこと言うならこっち
   に来い!!』

彼女『それは出来ないの!
   それだけは・・・』


彼女は涙をこぼしながら話していた。


彼女『最後に一つだけ伝えたいこ
   とがあるの!!』

     ありがとう


彼女が最期に言った言葉はうちの耳には届かなかった。
彼女が最期に言った言葉がなんだったのかはこの時はまだ分からなかった。

ただただ、うちはその場で泣き崩れるだけだった。

彼女がくれた箱を見ながら。。。




そして、お葬式・告別式と無事に終わり、家に帰ってきた。
自分の部屋に行くと、机の上にはあの時彼女がくれた箱が置いてあった。

まだ開ける勇気がなかった。
開けるのが怖かった。

でも、開けた。
彼女が最期に残してくれた物だから・・・


うち『これ、何が入ってるんだろ
   う?』


うちは箱を開けた。
するとそこには・・・


うち『え?』


指輪が入っていた。。。
指輪を取り出すと、一枚の紙が落ちてきた。


うち『手紙?』


手紙を開くと中にはこう書かれていた。


『突然びっくりするよね?ごめん
 ね。
 この手紙を読んでいるというこ
 とは私はもう存在はしていない
 のだと思います。
 指輪は前に「予約したのがあっ
 たんだ!」って言ったでしょ?
 あれは、渡した指輪のことだっ
 たの。
 私ね、自分の誕生日を記念日に
 したくてプロポーズするつもり
 だったんだ!

 今まで本当に沢山楽しい事があ
 った。喧嘩したら一緒に泣いた
 り笑ったり。。。とても充実し
 てた毎日だったの。嫌なことな
 んて何一つなかった。。。でも
 、こうして手紙を書いてるなん
 て、矛盾してるよね(苦笑

 もうそろそろ、家を出る時間だ
 から、この辺にしておくね!

 最期に・・・
 本当に今までありがとう。
 感謝してもしきれないぐらい幸
 せを沢山もらいました!!
 そして、こんな身勝手な私を許
 して下さい。
 じゃあ、これから最期のデート
 に行ってくるね!
 今日は
 私の誕生日だからね☆★』


うちは泣いた。
ただただ泣いた。
自分がこんなにも無力で自分の好きな人も守れない無力さに。

うちは涙で濡れた指輪を指にはめた。

うちと彼女はお互いに結婚したいと思っていたのだ。



うちはその後、市役所に婚姻届を提出し晴れて彼女との結婚を果たした。

そして、空を見上げてわかった・・・

あの時彼女が最期に何を言ったのか・・・
それは・・・


     ありがとう


うちの頬に一粒の涙が流れた。。。

























































そんな夢を見た月曜日だった。。。
何故こうなってしまったのだろうか?
うちには分からなかった。

目の前には優しく微笑んでいる彼女の写真があった。その前でうちは泣き崩れていた。。。


うち『なんでだよ!なんで君が・
   ・・なんで。。。』


それは、突然の出来事だった。
その日、うちは彼女と出かける予定だった。

彼女からの誘い。
しかも、今日は彼女の誕生日。
そんな記念の日にプロポーズをすると決心していた!


うち『やっやばい。。。緊張して
   きたぁ~(涙目
   これから会うのに緊張とか
   してたら、笑われちゃうし
   www』


うちは深呼吸をしながら、家をでた。

そして、待ち合わせ時間の30分前に着いた。
彼女を待っていた。
彼女が走ってやってきた。


彼女『待った?』

うち『待ったぁwww』

彼女『やっぱり?ごめんねぇ。』

うち『まぁいいよ♪いつものこと
   だし☆★』

彼女『ほんっとにごめんね!』

うち『いいって♪それよりも、早
   く行こうよ☆★』


そうして、うちらは色んなところを回った。
ゲーセンに行ってUFOキャッチャーをやったり、プリクラを撮ったり。
その後、丁度お昼時だったので二人でマックに行って昼食をとった。


うち『これから何処に行こうか?
   』

彼女『えっとねぇ・・・あっ!そ
   う言えば予約してるのがあ
   ったんだ!!』

うち『何を予約したの?』

彼女『秘密に決まってるじゃん!
   早く行こうよ!!』

うち『ちょっと、ひっぱるなって
   !!』


彼女にひっぱられながら、デパートに行った。
そして、入口に着いた。


彼女『すぐ戻ってくるから、ここ
   で待ってて♪』

うち『う、うん分かった。』

彼女『じゃあ、すぐ戻るからぁ~
   』


彼女は嬉しそうにデパートの中に入っていった。

数十分して彼女が戻ってきた。


彼女『ごめぇん!ちょっと時間か
   かっちゃった(汗』

うち『それはいいけど、結局何を
   予約したの?』

彼女『だから秘密だって♪
   後で分かるって!』

うち『本当に?』

彼女『うん!!』


彼女は満面の笑みで答えた。
そして、その後もカラオケに行ったりウインドウショッピングをしたりと楽しい時間を過ごした。

夕食は予約した場所でとった。
出会った時・楽しかった日々・喧嘩した時も全部話した。

彼女から・・・

そして、うちは意を決してプロポーズをする事にした。


うち『あ、あのさぁ』

彼女『ん?』

うち『大事な話があるんだけど。
   。。』

彼女『どうしたの?改まって。』

うち『まずは、誕生日おめでとう
   !』

彼女『ありがとう!
   覚えててくれたんだぁ!』

うち『まぁね♪』

彼女『すっごく嬉しいよ!!』

うち『実はプレゼントがあるんだ
   よ。』

彼女『え?何?』

うち『あのさぁ、これを受け取っ
   て欲しいんだけど。』


うちは指輪を渡した。


うち『結婚してくれないかな?』


心臓が破裂しそうなくらい、ドキドキだった。


彼女『ありがとう。
   でも、少しだけ待ってくれ
   ないかな?
   少し整理したいから。』

うち『うん。待ってる』


うちは不安になった。
これでダメだったらどうしよう。まだ早かったのかな?
色々と頭の中をよぎった。
不安だらけの中、帰り道。
お互いの家が近いので家の近くまで一緒に歩いた。

踏切を渡ったらすぐに分かれ道だった。
目の前の分かれ道が悲しく見えた。

踏切を渡ってすぐに彼女が口を開いた。


彼女『あのさぁ。大事な話がある
   んだけど。。。』


彼女が深刻な面持ちで話し始めた。。。
今回の対象は・・・
210匹のイーブイ。

unogamiさんのブログ-201005241420000.jpg

上記の写真は一部です。


コーディ『では今回は250匹も
     のイーブイを持ってい
     る、「イーブイ管理セ
     ンター」について仕分
     けの方をよろしくお願
     いいたします。』

仕『まず、お尋ねしたいのは、本
  当にこんなにイーブイが必要
  なのかということです。』

トレ『それは先ほども申し上げた
   ように、強いイーブイを育
   てる為にはこの数は必要な
   のです。』

仕『それは分かりましたけど、で
  も必ずあまりますよね?
  その余ったイーブイはどうす
  るかお考えですか?』

トレ『それに関しましては、イー
   ブイは余らないようにみん
   な育てるつもりです。』

仕『いや、210という数はあま
  りにも多いと思います。
  強いイーブイもいれば弱いイ
  ーブイもいますよね?
  なぜ、弱いイーブイを国庫返
  納しようというお考えを持た
  れないのですか?』

トレ『やはり、一度国庫返納する
   というよりは直接トレーナ
   ーに渡すということで、将
   来有望なトレーナーを育て
   るということに繋がるとか
   んがえたからです。』

コーディ『お話はつきないようで
     すが、集計がおわりま
     したのでとりまとめ役
     の方に評価をいただき
     たいと思います。』

仕『11人中6人が規模縮減
  4人が廃止
  1人が現状維持
  ということで、規模縮減とい
  うことで、210匹を100
  匹まで減らし、残り110匹
  を国庫返納ということで、よ
  ろしくお願いいたします。』

コーディ『では、イーブイ管理セ
     ンターについての事業
     仕分け終了いたしたい
     と思います。お疲れさ
     までした。』


半年後、イーブイ管理センターは210匹の中から100匹を選別し、110匹を国庫返納しそして、今もトレーナーになりたての人たちにイーブイを渡し将来有望なトレーナーを育てようと、日々努力しました。