燃えるバゲット作り​

ゴールデンウィークの過ぎ去った火曜日は

私がパート先のベーカリーの窯シフトで

夫おりべは仕事復帰1日目。


七時に駅まで夫を連れていくため

前日にパート先店長に30分だけ遅く出勤を

許してもらえないかと尋ねる。


快く承諾してくれ

夫を駅まで車で送ってから

すぐに職場に向かうと

店長が私の代わりに

窯をまわしていた。


火曜日というのは

通常特売日なので

製造量が多いのだが

このゴールデンウィーク明けの火曜日は

来客も少なく財布の紐もかたくなるため

種類は少し多いが

一つ一つの数量が減らされており

窯仕事は正午にはスッキリと片付いた。


製造担当の

店長、バイトの宝塚ちゃん、わたしは

厨房でこんな話をする。


うのふ(わたし):

いやー、

ゴールデンウィークが過ぎると

ほっとするわー

これで年末までしばらく

てんてこ舞いは避けられるなあ。


宝塚ちゃん:

クリスマスを忘れてはいけないよ

うのふさん?


店長:

そうだ。

去年はバゲット1日100本

今年は200本にしようかと思う。


うのふ:

わ、忘れとった〜笑い泣き


店長:

窯スキルも上がってきてるから

楽勝だよね、うのふさん?


うのふ:

またまた、ご冗談を…

しかし爆量焼成は何故だか

アドレナリン大放出で

異様な高揚感に包まれるので

嫌いではないけどもさ。


店長:

そしたら、

今回は200本焼いた後

宝塚ちゃんと二人で

それを手提げカゴに入れて

モールの中を巡回販売してもらおっかなー♪



店長、パワハラがひどい笑




マッチ売りの少女なら

かご盛りも可愛らしいが

バゲットの籠盛りってイメージ的に

カチカチ山のたぬきみたいだな…

と思った昭和世代の私。



こんな感じ??



ちなみに求人の応募があったそうで

ダブルワークの二十代前半の二人を採用したそう。


これはちょっと

私たちには嬉しいニュースで

よかったね、店長!

これであとは

折れた肋骨を直すだけになったということだ

と言うと


あ、わたし?

だいぶ良くなりましたよ?

と言ってましたが

クリスマスまで新規バイトさんたちが

続いてくれますように。


そして何より私の夫おりべが

無事にフルタイムに戻れますように。

(只今半日復職のとこまできました)


本日もおよみいただき

ありがとうございました



うのふ