労ってほしいときもあるんさ。​

扱いが荒いのか

グラスが欠けたりすることが多いので

もうこれは耐久性がピカイチ

というガラスのコップを買おうと思い

デュラレックスのピカルディをAmazonで購入。


本日届いたのだけど

パートから帰ってきたら

置き配で玄関前にあったそれは

6個中ひとつの口が薄く欠けており

箱の中からからからと破片がでてくる。


割引が21%オフなのはいいが

一つ壊れて届くくらいなら

近場の店舗で買った方が良かったのかなあ。

ともやもやしたが

まあ、どうせいつかは割れる日もあるもの

このまま5つは使おうかなと思う。


デュラレックスのグラスの口コミを

ネットで見かけたが

30年使っていても割れない

むしろ割れるまえに小さな傷で

グラス全体がくすんだので買い替えた

というユーザ−さんもおり安心していたら

梱包がずさん

Amazonの段ボールに

薄手の内箱に6個セットされたものが

直に入っているので

衝撃に強い製品と言えども

そりゃかける。


この口のかけたグラスを見て

何となし自分のように思えて笑ってしまった。


今朝はこちらでも朝からわりかし強めに

小さな雪が降っており

朝6時20分出勤の釜仕事があった私は

夫に同じ時刻に出られるなら

駅まで送って行くよと聞いてみる。


夫が通常うちを出るのが

毎朝6時40分くらいなので

20分早くなることになるが

電車の状況も大丈夫そうなので

まあ早めに出るのも悪く無いか...

と言うので一緒に暗い中

自宅を車で出発する。


駅で無事に彼を下ろすと

私の職場に向かって1人で走り出す。


まだ辺りは真っ暗で

行き交う車とすれ違うたび

微妙に曇り始めたフロントガラスが

相手のヘッドライトで真っ白に反射する。


ただでさえ運転が年々苦手になってきてる。


視力だけが頼りで

視界が曇ると不安になりがち。


寒いが窓をすこしだけ開けて

風の抜け道をつくり

フロントガラスが曇らぬようにして

5分ほどの道のりをおっかなびっくり運転する。


何とか職場に震える気持ちで到着。

出勤時間にも間に合い

通常通りのメニューを順々に

窯に入れて焼いていくうちに

気持ちも落ち着いてきた。


しばらくするといつもより15分ほど遅れて

店長がやってくる。


色白な彼だが、

いつもより青い顔をして

はいってきたところを見ると

この雪で緊張しながらきたのかなあ?

などと思う。


彼は昨年、妻の実家にほど近い

山間部にうちを買ったことを機に

名古屋から引越しをしてきた人。

雪道が得意というわけでもなかろう。


こちらは更年期で運転がだめ

あちらは都会っ子で雪道に慣れてない

どっちもどっちだが

業務遂行が

10時半くらいまで立て込んでいるので

二人無言でせっせと朝の運転のことなど触れず

仕事をする。


8時過ぎた頃だろうか

第二陣の本日レジ担当の女の子と

サンドイッチ製造担当のマダムがやって来る。


女の子とマダムに店長が

通勤するときに不具合がなかったかと

聞いている。


女の子は母に送ってもらい来た

マダムは一回橋の上で滑りかけたがノロノロ運転できて15分の遅刻。


まあ、何より無事で来れたならいいわ

と二人に笑いかけていた。


時計が10時を回ったところで

一旦焼成が落ち着くと

私は外の様子が気になり

レジ担当の女の子に

雪が積もっているのかなあ。

と話しかけると

そんなに積もっていないみたいですよ?と言う。


あー、良かった。

来る時も心臓バクバクしながらきたから

帰りもどうしようかなあと思ってたんだ

と女の子に言うと

マダムがそれを聞いていて

つもりはじめはまだいいけれど

凍ると怖いよね、

明日はヤバいと思うよ?

と私に言うので

そうですか...運転をするの本当苦手なんで

雪なんか降ると怖くて仕方ないんですよ

とぼやいていると

それを聞いてた店長が洗い物をしていたのに

振り返ってポカーンとした顔して私を見る。


何も言わないので

何をそんなびっくりしてるんだろ?

と思ったが

帰り際に店長が寄ってきて一言。


怖い思いして来てくれたんだね?

今日もありがとうね。

気をつけて帰るんだよ?


...もしや店長

話しかけてこなかったのは

あたしには何も怖いものがないとか

思ってたんだろうかと改めてこの時点で思う。


三十二、三の男の子から見たら

遅刻もせず普通の顔している

46歳を女は向かうところ敵なしなんだろう。


デュラレックス並みに

40代も後半になると

破損耐久性はあるのかもしれんが

状況によっちゃあ欠けることもあるんだぜ?

と声を大にして言いたい笑!




本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました花



うのふ