占いというものは、よく世相を反映するものでして、
古典を見ていますと、現代では考えられない当時の

見方に出会って、驚くことがございます。

って、なんだよこれ。


阿部喜作(泰山)著 四柱推命学大奥極秘伝 より


女命鑑定法
婦人の命を推すは男子と異なるなり、男子は社会に
出て以て、今日の職務に任じ、女子は家にありて、
家庭を納め子女を養育し以て、円満なる家庭を造る
べきの職責を有する者にて運命の不運好運等は男命
と略同じきと雖も婦人たる者必ず良人に嫁すべきの
天職なれば第一に夫の善悪盛衰を見、次に我子の
有無賢愚を定めて運命の如何を見る者とす。女命は
四柱純和にして清く複雑ならずして身強に失せざる
を宜きとす。


中略

さて女命には淫乱なるあり或いは芸妓あり娼妓あり
其他種々の運命を荷へり。



続けて淫乱の命、淫売婦の命、娼妓の命、姦通の命、
貞淑之命、薄命、の例を挙げています。


次の章の女命鑑定秘訣集には、こんな命式の女性は
こんな性癖がある、という好色親父を刺激する言葉
が溢れています。


興味のある人は国立国会図書館のホームページから
データがダウンロード出来るので読んでみては如何。