お城についてすぐに
「キコ寝ちゃった。」
「そうですね。ココロさまもお休みになったほうが・・・。」
「でも・・・」
「私に寄りかかってください。」
そういうとオトハが私の横に座って私の首を自分の肩に乗せた。
「ありがとうね。オトハ」
「いいえ。」
「これ見たらユキ怒るだろうね。
前みたいに」
「そうですね。
ココロさまももうやきもちしてないのですか?」
「してない。私にはキコがいる。
ユキが裏切ったらキコと一緒にこの城出ていくから」
「そんなこと言わないでください。ココロさま」
「いいじゃない。ユキの気持ちもいつまでも私にないのだから」
「そんなことないですよ。ユキさまは、ココロさまのことそれはもう好いていますよ。」
「そうなの?いいことなのかな?」
「いいことにございます。」
そういって自分の部屋に入っていった。
「キコは、パパに会いたかったんだよね。
私は、こうしてキコといれることうれしいよ。
キコ、生まれてきてくれてありがとう。」
「ママ」
そういって私のほっぺたを触った。
「キコ、くすぐったいよ。」
そういうとキコは、私の胸に隠れた。
「キコ、眠くなったの?」
と聞くとううんって首を振った。
「キコさんどうしたんですか?」
そういうとキコは、私を見て
「ママ、ネンネ」
「キコ、寝なよ。ネンネ。」
そういうと今度は、私に体重をかけて
目をつむった。
「キコお休み」
というとしばらくすると眠った。
「オトハ、布団持ってきて。」
小さいな声でそういうとオトハが、布団を持ってきてくれた。
「ココロさま持ってきました。」
「ありがと。オトハ。」
そうして、キコに布団を掛けた。
「キコ、おやすみ」
そうして、私は、離れたところで寝っ転がった。
「ココロさま、おやすみになられるんでしたら、お布団をしくのですが・・・。
おやすみになられますか?」
「ううん。疲れたから少し横になってるだけだよ。
寝てたら起こして」
「かしこまりました。」
そうして私が、こたつで横になってると
一時して、キコがこっちを向いたので見ていると
「ココロさま」
と小さな声でオトハが来た。
「ココロさま、お食事はどうしましょうか?」
「キコのは、作っといて私のはいいや。
食べたくないから」
「かしこまりました。」
そうして、オトハ出て行った。
「キコ、もう起きようか?」
「うう」
と起きたキコ。
「起きた?キコ」
「うう」
とまだ眠そうなキコ。
「オトハ、キコが起きないよ。」
「起きらっしゃいますよ。」
「起きてるの?」
「はい。キコさま」
とオトハが、キコのほっぺをつついた。
「キコが泣いちゃうよ。」
「キコさま大丈夫でございましょう。」
そうしてみてみると笑ってる。
「キコ、うれしい?」
「うん」
「キコ、楽しそうね。」
「ココロさま、今日はどういたしましょう?」
とキコのほっぺを触りながら
「キコ今日はどこに行こうか?」
と聞くと
「ココロさま、キコさまにお聞きになりますかぁ?」
「うん。キコは、どこにきたいんだろう?」
そう考えていると
「とりあえず、お外にお出かけに行かれては?」
「うん。いこっか。キコ」
そういってキコを着替えさせて
外に出た。
「キコ、これなんだ?」
と聞くと
頭の上にハテネマークがついたので
「靴だよ。くく」
「くく?」
ときいてきた。
「そうだよ。くく。」
そういって、うれしそうなキコにはかせてあげた。
「うれしい?キコ」
と聞くと
「うん。」
といった。
「いこっか?」
といって手をつないでいこうとしても
キコは、立とうとしない。
「キコ、もう立ってもいいはずなんだけど?」
といってしょうがないのでキコを抱っこして
歩き始めると
「ココロ、それは人それぞれだから、仕方ないよ。」
といった。
「キコは、もうすぐ一歳だよ。遅いよ。」
「大丈夫だって、俺だって遅かったんだから。
ちなみにココロもな。」
「そんなこと言わないでよ。
それより何しに来たのよ。」
「ちょっとキコちゃんを見に」
「あなたの子供じゃないんだから」
「いいじゃんか。子供は、かわいいんだから。」
「キコは、特別可愛いの。」
そう言ってキコのほほを自分のほほでスリスリした。
「そうなのか。俺も早く結婚したいなぁ。」
「何言ってるの?シオンなら誰だっているでしょ?」
「それがいないんだなぁ?」
そう言っているとオトハが来て
「ココロさま、キコさまもうお部屋に戻られたほうが・・・。」
「わかった。シオン、仕事頑張るのよ。」
「ココロは、俺のお母さんか?」
「違うけど、シオンの妹だよ。」
「そうだよな。」
そういって、私は、部屋に入った。
「キコは、いつになったら立つの?」
「私に聞かれましても」
それから、そこら辺を歩いて回って
部屋に戻った。
それから次の日になり
「オトハ、ユキは?」
「お隣のお部屋でおやすみになっておられます。」
「どうして」
「昨晩から帰られてすぐに倒れられ、眠っておられます。」
「大丈夫なの?」
「ただの睡眠不足ですよ。」
「そうなんだ。キコ。」
そういって隣の部屋にいった。
キコをユキの近くに座らせると
「ユキ」
といって体をたたき始めた。
驚いて止めようと思ったが・・・。
可愛いのでいいかぁ。とみていると
「あ、キコおはよう」
と聞いてキコを抱っこしようとした瞬間私のほうを見て泣き始めた。
「どうしたの?キコ?」
「ママ」
と今度は、私のほうに体を向けて進みだした。
「キコ?ユキは?」
と聞くと
「ママ。ママ」
といって私の膝の上に乗った。
「キコ」
といって抱きあげると
「ママ」
と笑い始めた。
「どうしたの?キコ?
ユキだよ?」
といってユキのほうを向かせた
すると・・・
「ママ」
といって泣き始めてしまった。
「ごめんごめん」
「おはよう。ココちゃん」
キコの泣いてる声で、オトハが入ってきた。
「おはよう。ユキ。キコは、まだ慣れないんだね。
昨日までユキってうるさかったのに
いざあったら泣いちゃんだもの。」
「キコ。どうしてなくの?
パパだよ?」
といってキコのほっぺを触ると
また泣き出してしまった。
「あれ?オトハには触らせるのに?」
「そんなぁ。キコどうしてだ?」
「まぁ、いいじゃん。まだこのさきあるんだから。」
「そうだね。」
そういって、こたつに入った。
「ユキ、昨日は何してきたの?」
「町を回ってきた。
町の人優しいのだよ。」
「それって王様だからじゃないの?」
「そうなのかなぁ?」
「じゃあ今から行く?」
「どこに?」
「町」
「バレちゃうよ。」
「いいじゃん」
そういって、立つと
「ココちゃん、本当にいくの?」
そう聞かれて
「うん。行こうね。キコ」
「分かった。ココちゃん待ってて」
そう言ってユキは、隣の部屋に行ってしまった。
「キコもお着替えしよう。」
といってオトハを呼んだ。
「ココロさま何でしょう?」
「キコの着がえさせてくれる?」
「かしこまりました。」
そうして、キコをオトハに任せて
私は、こたつに入った。
「ココロさま、キコさまのお着替え終わりました。」
と言ってキコを渡してきた。
「オトハも休んでで」
「かしこまりました。なにかありましたらお呼びください。」
そういって、隣の部屋に行ってしまった。
それから、キコと横になっていた。
いつの何か寝たキコにつられて、一緒に寝ていた。
「ココロさま。起きてください。」
「なに?」
「お食事ができたので見に来たのですが」
「ごめん。キコは?」
「先に行っておられます。ココロさまの分はこちらに運んだほうがよろしいですか?」
「そうね。お願い。」
「かしこまりました。」
そう言って、行ってしまった。
こたつに入って一時すると
キコを抱っこしたオトハがやってきた。
「キコ、ご飯おいしかった?」
と聞くと
「うん」
といった。
「今日のご飯何だったの?」
とオトハに聞くと
「キコさまの大好きな雑炊にございます。」
「そっか。
私のは?」
「ココロさまは、お刺身にございます。
お食べになりますか?」
「いいや。
ほかには?」
「お肉がございます。
おうどんですが」
「うん。ユキのいないうちにうどん食べる。」
と前のことを思い出した。
「かしこまりました。
キコさま、お母さまのところに行ってくれますか?」
というと
首を縦に振った。
「ココロさま」
「うん。キコおいで。」
といってオトハからキコを受け取って
「お待ちになっていてください。」
「うん。」
そうして、キコと二人になった。
「キコ。明日には、パパ様帰ってくれるよ?」
というと頭を傾げた。
「ユキだよ。
キコ、よかったね。」
「うん」
と笑った。
それから私は、ご飯を食べて
キコと一緒に布団に入った。
「ココロさま今日はいいのですか?」
と聞かれて
「大丈夫だよ。オトハもたまには休んでよ。」
「かしこまりました。何かあったら呼んでください。無理だけはしないでくださいませ」
「分かった。」
そういって、オトハは、自分の部屋にいった。
「キコおやすみ」
といって
キコが寝たのを確認して
私は、外に出た。
そして、向かったのは・・・
「久しぶりだね。
お母さま、お父さま」
そう、夜に抜け出したのは、お城に行く前に住んでいた家。
「お父さま、ユキは、すごくいい人ね。昔言ってた通りだったよ。
私ユキのこと大好きになったよ。キコも生まれたし私もう帰ってきていいかなぁ。
ユキのそばにいるのつらくなってきちゃった。大好きなんだけどね。
いない事多いし私は、いらないんじゃないかって思ってしますの
キコも大きくなったしもういいんじゃないのかと
それに・・・私夜がすごく怖いの昔は、光だけの世界だった。けど、もう闇の夜もある。
月野族と星野族が一緒にいるからかな?
お母さま、もう役目終わったのかなぁ?
私・・・。」
と言っていると
後ろから誰かに抱きしめられた。
「だれ?」
と聞こうとしたけど
離してくれなかった。
「ココロさま、自分のこと責めないでください。
ユキさまにもキコさまにも私にもココロさまは必要で大切なんですよ。
少し前から様子がおかしいと思っていました。
ココロさま、お城に戻りましょう。
キコさまも待っておられます。ユキさまも今日帰ってこられます。」
「いや。ユキは仕事ばっかりキコといるとつらくなる
ユキをパパって思ってないんじゃない?
そんなの悲しすぎるよ。それに村で暮らしたい。
ユキには無理な話だよね。
聞いてもくれないと思うし」
「分かりました。
こうしませんか?
ユキさまが、お出かけになられたときは、私と村で暮らしましょう。
もちろん、キコさまもですがユキさまには内密に
ユキさまは、今回帰られたら隣の国に行ってしまわれて
しばらく戻られないと思います。ココロさま次第ですが・・・
ココロさまが、寂しがるとお思いになりここまで延ばしていたのですがもうダメなようで
どういたしますか?」
「オトハ、ありがと。
村で暮らしたい。」
「分かりました」
そうして、いったんお城に戻った。
キコは、大泣きしていた。
「キコ、どうしたの?
私は、キコを置いてどこにも行かないよ?」
そうしたら、向こうからユキがやってきた。
「ユキ、お帰りなさい。
いつ帰ってきてたの」
「昨晩だ。ココちゃんを起こしに行こうとしたらいなかったから」
「そっか。ごめんね。散歩してた。オトハと一緒に」
「はい。」
とうそを一緒についてくれた。
「ココちゃん、キコが僕の顔見たら泣くんだ。」
「だから、玄関で泣いていたのか」
「うん。誰も手が付けれないから」
「オトハならあやせるのに」
「それは・・。」
「ココちゃん、今夜は一緒に寝てくれる?
話があるんだ。」
「うん。」
そうして、夜までキコとユキと三人で散歩をした。
「キコ、そろそろユキになれてくれませんか?」
というと
足をばたつかせた。
おろしてみると
立った。
「キコ。立てたね。」
というと私の足に引っ付いていた。
「ユキのところに行かないの?
パパだよ。」
とユキのほうに向かせると
「ココちゃんまた泣くよ?」
といったけど聞かずにいると
私の前にキコが立って
手を広げた。
「ユキ、抱っこだって」
とユキに言うと
ユキは、遠慮がちに抱っこした。
「やったね、ユキ」
とキコとユキに抱き着いた。
「ココちゃん苦しい」
「いいじゃん。うれしいんだもん。
キコ、ユキって呼ばないの?」
「ユキ」
といった。
「ココちゃん。泣いていい?」
「キコ、おいで」
と手を広げると
私のほうに来た。
「ユキいいよ。
キコ、うれしかった?」
というと
「うん。ユキ」
とユキのほっぺを触った。
「ユキ、これキコなりの挨拶?とにかく慣れてないとしてくれないよ。」
「そっか。すごい」
「キコ。ユキは、パパだからね。」
といって私は、キコのほっぺを自分のほっぺでスリスリした。
「もう、時間だ。ココちゃん、キコごめん。僕行ってくるね。
これから会議だった。」
「わかった。」
そうして、行ってしまった。
それから、キコと一緒に手をつないで遊んだ。
まだよちよちだけど
うれしかった。
「オトハ。」
と近くの茂みに隠れてるオトハにいった。
「戻ってきて本当に良かった。
ありがとオトハ。」
「いいえ。ココロさまは、私の命ですよ。
ココロさまのお傍にいて飽きませんし」
「オトハ。
ありがと」
そうして、夕になり
ご飯を三人で食べた。
キコと私は、うどん。
ユキは、王様のご飯だった。
「なんで、僕は、これなんだ?」
と聞いていた。
「ユキさまは、特別なので」
とオトハが言った。
「ココちゃんもじゃないのか?」
「本来そうなのですが・・・
ココロさまは、お食べになってくれなせんのでキコさまと一緒のお食事にしております。」
「それにユキうどん食べれないじゃん。」
「そ、そうだな。」
そうして、食事が始まった。
終わるとキコは、疲れたのか寝てしまった。
「オトハ。キコを」
といってキコを預けて
ユキと隣の部屋に行った。
「ココちゃん。座って」
と布団に入って聞いた。
「僕、隣の国に行ってくるよ。
ココちゃんには、寂しい思いさせるっけど」
「うん。いってらっしゃい。」
といって眠りについた。