そこは、
家だった。
「祐くんどうして?
家に戻ってるの?」
「運んできたから」
単純に答えてくれた。
「祐くん私重かったでしょ。」
「全然。軽かったよ。
もっとご飯食べなきゃね。」
そういって
リビングに行こうとしてた祐くんの腕をつかみ。
「祐くん一緒にいて」
というと
「お水持ってくるだけだから」
といって手を離された。
そうして
出て行ってしまった。
いっときして、戻ってきた祐くんの腕には、
なぜだか犬がいた。
「祐くん?どうして?」
「慎太郎さんが、萌ちゃんにって
言って置いていかれた。」
お兄ちゃんが?
「なぜ、犬?」
「さあ?
でもかわいいだろ。
萌ちゃんが、元気になったら散歩に行こうね。」
「うん。
でも、名前は?」
「それなら決めてる。」
「なに?」
自信気に
「プーさん」
「なんで?
もしかして、プードルだから?」
「そうだけど?
おかしいかな?」
「祐くんらしくていいじゃない?」
それから
プーさんのお世話の道具を買いに
行った。
「萌ちゃん大丈夫?」
「大丈夫だから。ちゃんとプーさん抱っこしててね。」
「わかった。」
私は、あんまり動物が好きじゃないけど
お兄ちゃんと祐くんのこの顔を見ていると
反対できなかった。
「祐くんほか何いるの?」
「だいだいいいんじゃない?」
そういって
レジに行くと
「祐斗」
と声がしてみると
「慎太郎さん」
「萌もいたか」
「ついでに言わないでよ。
どうしてお兄ちゃんがここに?」
「ちょっとな。
それよりなんで祐斗お前が
犬抱っこしてんだよ。」
「お兄ちゃんいいじゃん。
私抱っこしてるの嫌だったから」
「萌、気に入らなかったか?」
「お兄ちゃん、ありがとうね。
プーさん大切に育てるね。」
「プーさん?
犬の名前か?すごい名前だな。」
「いいじゃん。
祐くんが決めてくれてくれたんだよ。」
そう話していると
遠くからおにいちゃんを呼ぶ声がした。
「お兄ちゃん呼んでるよ。
行かないと」
というと
「祐斗、萌を泣かすなよ。
それと萌、祐斗と一緒の学校に明日から行け。」
「わかった。
お兄ちゃん行って。」
「萌、プーさん大切にしろよ。」
「わかったから」
そういって
行ってしまった。
「祐くんごめんね。」
「いいよ。かえろっか。」
「帰ろう。プーさん」