Shinyoko GRAND BLUE vol.2 2024.6.21 新横浜LiT

 

 
 
新横浜LiT
THE LED SNAIL
EASY DIVERS
 

 

めちゃんこおいしかったトマトとベーコンとチーズ入りのスクランブルエッグ。

LiTのフードおいしいのよね。

 
ということで、ほぼ月1な、この日も新横浜LiT。
EASY DIVERSの企画「Shinyoko GRAND BLUE」のvol.2。
もともとはトランスパランスさんとの対バン予定が急遽休演になり、代打にEASY DIVERSのメンバーでもある、マロンさんとロゼさんによる、THE LED SNAILのミニセットが登場。
ケンタコスゲ祭りに続き、マロン&ロゼ祭りでありました。

代打とは思えぬ、2ピースのみのミニセットにも関わらず、美しいギターと鍵盤に痺れさせてくれた、素敵なステージだったTHE LED SNAIL。

そして、フルスロットルのEASY DIVERS。
6/16の藤沢の近距離ならではのラフなライブを経てLiTに帰ってきて、改めてEASY DIVERSって音が美しいバンドなんだなあ…と。誰が突出するでもない、誰が埋没するでもない、絶妙なバランス。大介さんのボーカルですら浮き出さない、EASY DIVERSを構成するひとつの細胞なんですよね。

前回5月のレポでも書いたんですが、抑制された、その緊張感とか整った世界があってこそ、時折、飛び出してくるコスちゃんのベースのうねりや、大介さんのスキャットやダンスや、ロゼちゃんの急に2回しになって、ちょこっと「こなくそ!」な顔で強く鳴らす鍵盤とか、あちょーさんのタムの強い跳ねの音とか、そんなものがスパーッと胸と耳に刺さるのです。

洗練と、絶妙と、抑制と、時々、跳ねるパッション。
EASY DIVERSはクールだ。冷たいのクールじゃなくてね。
最高でした。

実は前夜、ずーっと咳が止まらず、LiT行けないかもだめかもと思ってたんですが、午後休みをもらって内科で薬を出してもらったのが効いたのと、何よりも最高のライブがカンフル剤だったように思います。

ありがとう、大介さん。
ありがとう、EASY DIVERS。

そして、トランスパランスさん。
おひとり、怪我での休演だったのですが無事なメンバーの方々が観にいらしていて、その気持ちが素敵でした。
近い内にぜひリベンジ企画をお待ちしています!
 
 

THE LED SNAIL

 

 

ということで、トランスパランスさん休演の代打で登場、THE LED SNAIL。

本来はベースにドラムも入った4ピースバンドですが、代打なのでギターと鍵盤のみのミニセット。

にこにこと登場したマロンさんが「EASY DIVERSの皆さんの登場までのつなぎで…」って挨拶してウケを取っておりました。

 

私はマロンさんもロゼさんも、大介さんのステージでの演奏しか聴いたことがなかったので、初のTHE LED SNAILでした。

つまり、マロンさんのちゃんと歌うとこを見るのも初めて…あれ、2度目か…? なんしか、そんな感じだったので、歌声のギャップに驚きとトキメキ。

 

甘いぞ、声が甘いぞ!

 

実はとっても好きな声でして、かなり客席でときめいておりました。

すっごい、高い声なんですねえ、若いからかなあ、ってマロンさんに言ったら若くない若くない!って爆笑をかっさらってしまいましたが、私よりは若いじゃん!ってことで(笑)

 

ロゼさんも、EASY DIVERSでの演奏以上に、ぐっとアグレッシブで強くてかっこよかったーー!

「Wild Cat Blues」のカン!と強いピアノの音ってばもう。

カッコいいロゼさんも好きっ…!!!


「七色PARADISE」で始まり、「君はレボリューション」(ライブで聴いたのは音源よりかなりジャジーなアレンジで好き…)「恋の花」…Boogieだったり、ブルースだったり、おお、今風にいかないんだなぁ、オールドだなあ、なんて思ってたら昭和歌謡的なものも飛び出して、そのバラエティにびっくり。

単にバラエティ豊かなだけじゃなくて、そこにハイテクニックな演奏が伴っているので、聴きごたえが強いっ!

 

ステージのあとで持ってきてらしたCDをゲットして、以来、聴きこんでますが、すっごく好きなサウンドです。

7月の御殿場ではフルバンドで聴けましたが、これも最高でした。

また追いかけるバンドが増えちゃいました。

 

 
 

 
 
EASY DIVERS
kurosawadaisuke Vo.G.
麻生祥一郎 Dr.
ケンタコスゲ Ba.
Rose Key.
MULLON G.
 
Compass
EasyDIVER
HEART BEAT
メロンソーダ
GO GO サマー
ミシンの下
吉祥寺
ストーリー
ライブの帰り道
 
シャナナ
 
 
マロンさんとロゼさんは続投のEASY DIVERS。おつかれさまでございました。
このままだと次は、あちょーさん祭りになるんでしょうか…?(いやそれ最高すぎて死ぬるのでやってほしいやってほしry)
 
さて。
THE LED SNAILはそんな事情で30分くらいで短めだったので、EASY DIVERSは90分近い長尺に。
ワンマン並になりまして、たっぷりたっぷりでした。
 
大好きな「Compass」で幕開けでいきなり気持ち、わしづかみでございました。
EASY DIVERSでの「Compass」は初めてで、予想外だったというのもあります(直前のモルタルでロゼさんとはやってくれてたんですが)が、私にとっては心を静謐にしてくれる曲で大事に聴いているので、それをバンドでって…泣くしかないやん!!!ってことで、最初からもう音の渦に飛び込むような心地でした。
また、大介さんの声に寄りそうように伸びていくロゼさんのオルガンの音が最高だったんですよ…アコギの音も綺麗に響いて、ああ、LiT最高だなあ、って思ってました。
 
そう、この日、LiT、音響が素晴らしかったんですよ。あとでPAの方にもめっちゃ言ったんですけど。
すべての音が埋もれず、つぶさに届いて、幸せでした。
6月は藤沢とLiTと、7月には御殿場で、と3か所で聴いたEASY DIVERSで、どこも最高でしたが、サウンドの美しさ、響きの広さや大きさではLiT、最高です(ハコのサイズが全然違うので当たり前なんですが)。
 
「EasyDIVER」(この曲はリズム隊が最高かっこいい)「HEART BEAT」(マロンさんのギターソロ、かっこよくて痺れた…)とビートの強い疾走する音を堪能したところで、これもバンドでは初!(そもそも大介さんが歌い始めたのが5月のモルタルからでしたしね)の「メロンソーダ」。音源と同じ形でやっと聴けたー!(いや、正確には冠太さんの低音コーラスが必要ですが)
弾き語りでは、青春賦!の初恋感がかわいい曲ですが、バンドだとちょっとそこに重さが載って愛らしさよりも切なさが増えるように感じました。最後のほうで、マロンさんのギターがしゅわしゅわと泡みたいに動いてて気持ちよかったです。
 
「GO GO サマー」でひと踊り!(マロンさんのギターのちゃかぽこ感とコスちゃんのベースのうねうね感が好き)のあとは、ロゼさんとのツアーがよかったので、とふたりだけで、鍵盤がキラキラと光る「ミシンの下」。
そして、バンドならではのスケールに痺れてしまう「吉祥寺」。最初はアコギと鍵盤だけで始まって次第に音が増えていくアレンジ、何度聴いても美しいなあ、と思うし、何度聴いても泣きたくなります。マロンさんの太い音でのギターソロ、痺れました。
なお、マロンさんのギター、THE LED SNAILのときはギブソンで、EASY DIVERSではこの日は赤いFano。
Fanoを使ってる人、私、KingGnuの常田大希さんくらいしか見たことないので、それだけでもうなんかテンション上がります(笑)
 
間髪なく立て続けの「ストーリー」。リズム隊の動きに身を委ねるのが最高に幸せな曲。
この日のクライマックスは「吉祥寺」「ストーリー」の2曲だったなあ、と思います。
コスちゃんのベースラインがほんとにかっこいいんだ。あちょーさんのシンバルがそそりまくるんだ。
マロンさんのソロも大介さんのいつものレスポールよりもまろやかな艶のある音でのソロでふわー(ときめき)って思ってたら、この日もありました、ギター交換タイム。
前日の藤沢でうっかり思いついちゃった、大介さんのアコギとマロンさんのエレキをまるっと交換して、ラスサビのギターソロは大介さんが弾くっていう…いや、大介さんのエレキ大好きなので嬉しいんですよ、めちゃくちゃ嬉しいんです。
あちょーさんのドラムソロが交換タイムなんですけど、目の端でもしゃもしゃするのだけが困りものです。
あちょーさんを堪能させて!!!!(笑)
 
…まあ、大介さんのギターは文句なくかっこよかったです。はい。
 
「YES」でもうひと踊り!のあと、最後は静かに「ライブの帰り道」。
アコギの音が綺麗に響いてました。
ロゼさんのオルガンと大介さんの声がまろやかに溶けていく、美しい曲。
耳と、それ以上に心に音がしみていく、幸せな時間でした。
 
 
アンコールは「シャナナ」。
個人的には、ツインギターがいてふたりともソロギタリストであり得るほどうまいのに、どっちかがリードどっちかがバッキングとかだけじゃもったいないのになー!と思ってたら、ここでまさかのマロンさんのエレキと大介さんのアコギでギターバトルがあって死にました。

これよーーー!これですよーーーー! 
こういうのが見たかったのよーーー!!

なんてゆーか、あんまり直接は言わない(言えない)けど、この日は特にいろんなところで、

kurosawadaisuke、サイコーじゃないか!

と、心のなかでゴロゴロともんどり打っておりました。
最高でしたー!!
 

 

EASY DIVERSも気づけば1年ですね。

大介さんがなによりも楽しそうなのが見ていて嬉しいんですよね。

この日もいっぱい吼えてたし、いっぱい脚が跳ねてた。音が弾み、声が伸びていく。

そんな様子にこちらもいっぱい気持ちが跳ねていく。

 

最高です、EASY DIVERS。

7月のリンコロを経て、次は9月14日、大介さんのバースデーライブ、LiTにて。

今のところ、関東近郊でしか聴けないので、ぜひぜひ新横浜までご参集くださいませ!!