森羅color リリースツアー スリーマン 〜mitsumi✕ダーフー✕kurosawadaisuke〜
ナカノステレオ 2024.5.31
 
 
 
 
 
 

 

ナカノステレオ
ダーフー
mitsumi
kurosawadaisuke

kurosawadaisukeプチ関東ツアー(でもまた1週間後にすぐ来るんだぜツアー)の千穐楽は、大介さんの東京のホーム、新井薬師前ナカノステレオ。
mitsumiさんの新譜「森羅color」リリースツアーとしての、ダーフーさんとのスリーマンでした。
 
はじめましてのダーフーさん、mitsumiさん、おふたりもとても素晴らしかった。
ダーフーさんは家族への想いをひたすらに柔らかい音に乗せて。
mitsumiさんは豊かなギターの音色に不思議な声色の歌。自然の中が似合いそうな。

大介さんもふたりからの刺激もきっと大きかったろうし、ナカステのあのホーム感もあったろうし、いろんなことが綯い交ぜにきっといいほうに作用して、歌もギターも素晴らしかった。特にギター。「Answer」のイントロの素晴らしさときたら…!!
 

この3日間、千葉はギラッとした強い音(野郎3人のスリーマンらしい、力強さと熱気。かつ、千葉はお客さんやハコ自体がなんかいつも濃いなーと思う)。新横浜はバンドの抑制の効いた洒脱な音(どれほど音量や音圧が凄くても、大介さんのバンドサウンドは破裂はしない)。そして、ナカノステレオでは、やさしい、あたたかい音。
3日とも違う世界でした。3日とも見られてよかったなーと思っています。

 

 

 
ダーフー
 
はじめまして、でした。
これまでは福島でお仕事されていて、転勤で埼玉に来られたとのこと。いらっしゃいませ、埼玉県!(県民です)
それもあり、都内での歌う場所を、ということで大介さんを通じてナカノステレオ初見参となったそうです。いらっしゃいませ、ナカステ!
 
単身赴任中ということですが、曲はほぼすべてご家族との思い出や想いに由来したもの。大介さんに家族をネタに飯を食ってる、などとからかわれてましたが(笑)奥様、娘さん、息子さんへの愛がいっぱいで素敵でした。温かい食卓、リビングでの家族の風景を想像できる、そういう曲ばかり。
 

ギターがやさしく、声も柔らかく、ギルバート・オサリバンみたいだなぁと思って聴いてきました。

美しかった。

この日、聴いた中では「キャンデイ屋さん」「水曜がつらい」好きでした。

 
 
 
mitsumi
 
 
 
大介さんと同郷、帯広で主に活動されているmitsumiさん。新譜を昨年、リリースされてそのリリースツアーとして東京でやりたい、と大介さんに相談されてトントンとこのナカステのステージが決まったとか。
 
シャープな声で高音も美しいのですが、私には低音が印象的でした。柔らかさ、しなやかさ、強さ、太さ、いろいろな魅力を備えた声でした。
 

道東出身のアーティストのよるアコースティックミュージックで構成されたイベント「Acoustic Pocket in 道東」の実行委員もされているmitsumiさん。

そのアコポケに参加した方も客席にいらして、「songbird」という曲ではmitsumiさんとともにバードコール(鳥のさえずりのように音を鳴らせル楽器)を使ってSEにも参加! 

あちこちで鳥が鳴いて森のようでした。

バードコール以外にもなんか後ろからも鳥の声(ぴよぴよ、とかなんたか、kurosawadaisukeという人がさえずってたなぁ・笑)がしましたね。楽しかった。

 
「十勝を持ち歩いて歌ってる」
新しいアルバムは十勝のミュージシャンのみで制作されたそう。
凛とした言葉から強い意思を感じる方でもありました。
 

「さかいめ」という曲がとても好き。

ゲットした新譜に入っていたので聴き込みます。

 
 
 
kurosawadaisuke
 
 
Let's spend the good times
HEART BEAT
ミラージュ
Answer
シャナナ
またね
ライブの帰り道
 
ストーリー

 

 

 

 
 
一曲目から歌わせに来る大介さんです。
「Let's spend the good times」での幕開け、ほかではあまりないけど、ナカステでは多い気がします。ナカステには説明されなくても歌える面子が集まるしね!

 

 

 

「Answer」のギターがここのところ聴くたびに全然違って(基本の流れはもちろんあるんだけど、違うんですよ…長さが違ったり、あ、今日は低音弦めっちゃ刻むなぁと思ったり、そしてこの夜はイントロがすごく長くて心で泣いていた)、そのたびにハッとさせられ、耳を刺激されます。

 
3日間では、ナカステだけで聴けた「ミラージュ」そして「絆」。
私、「絆」でボロ泣きしてしまいまして。
大好きな曲だし、普段から「手のひら」と並ぶ、大介さんのご両親への想いが伝わって感じ入る曲ですが、この夜は私の気持ちのいつもの違うところにスポッとこの曲が届いてしまい…涙が止まらなくなりました。
 
大切な人を想う気持ち。
もう逢えない人を恋い慕う気持ち。
別れてもなお心の芯に結晶のように残る愛。
 
大介さんが描いた「光景」を越えて、そこから曲に昇華された「想い」がのしっと胸に広がって、私自身の思い出や気持ちを揺さぶった…そんな感じでした。
涙を流れるままにしてたら喉が枯れて、「またね」で全然、声が出ないわ、大介さんの顔が見られないわ、そうして「またね」とはもう言えない人のことを思ってしばらくダメージ受けっぱなしでした。
ずるい、あの流れはずるいよ、大介さん。

 

(泣いてるのバレてないと思ってたけどバレてましたね!チェッ!)
 
ラストの「ライブの帰り道」まで含めての3曲は大きな心の揺れを感じる、印象深い時間でした。
 
アンコールでは「ストーリー」。
やったー!
結局、このプチツアーでは千葉もナカステも「Answer」「ストーリー」とギターがカッコよくて大好きな2曲を聴くことができました。
 
ハッピーすぎん?
ありがとう、大介さん!

 


 

ギタータイムでは客席に飛び出してきた!

間近で見られてヲタク、滾っておりました。

 

 
美紀さんがミラーボール回してくれて綺麗でした。
 

この日は、動画に収めるとか写真に収めるとかより目と耳にしっかり刻みたい夜でした。

ミニ関東ツアー、素晴らしい千穐楽でした!

 
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美紀さんのハヤシライスで終えるkurosawadaisuke関東ツアーでした(でもまたすぐ逢えるねっ!)。

 

ナカノステレオは今年8月で9周年。
できたときからずっと大切に出続けてるナカノステレオ。ここではワンマンもやりますが、ツーマンシリーズとか、今回のような帯広の仲間を連れてくるとか、そういうことも多い大介さん。この日もそうでしたが、そのためもあって翌日は北見、今日は帯広と、どう考えても無茶なスケジュールになってました。
 
大介さんはそんな人だから常に無茶になりがちなんですけど(笑)、それは、場所ではなく人を優先してスケジュールを組んでるからなんではないかと思っています。それが伝わってくるから、いつも大介さんの対バン現場は空気がやさしい。
 
やさしさでいっぱいの3日間、ありがとうございました。幸せでした!