赤松クニユキ・kurosawadaisuke・森香スリーマン
千葉 ミュージックアミューズメント詩音 240529
千葉 ミュージックアミューズメント 詩音
kurosawadaisuke
赤松クニユキ
森香
千葉 ミュージックアミューズメント 詩音にて、kurosawadaisuke、赤松クニユキ、森香、スリーマン。
この日、総武線快速に大きな遅延があり、私も影響を受け、詩音に到着したときには開演予定時間はすぎていた…ほかにもそんな方がいらしたため、全体のスタートは10分押しに。申し訳なかったです(着いたら扉の前で大介さんと赤松さんのおふたりが立ってらして、スペシャルなお出迎えをいただきました。ありがとうございました)。
頭はそんなわけで見られたのですが、逆に終電で森さんのアンコールまでは見られず…少しく心残りのある夜でした。
「心残しり」って悪くないんですけどね、次を望む、次へつなぐものがあるということだから。
大介さんはトップバッター。
初・詩音だったそうなんですが、お客さんの面子はぜんぜん初めてじゃなかったらしくて(SHISHIBAのまゆみさんやTAKE下田さんも来てくれてましたしね)、初めての場所なのにユージュアルな雰囲気っていう、なんか不思議な空間でした。
赤松さんは、故郷へ戻られて稼業を継がれたそうで、今はその合間にこちらに歌いに来られる、という形。この日も旅の最中。
長く赤松さんの歌を聴いてこられたファンの方も多く、赤松さんもフランクな空気で、ゆったりと歌われていたように思います。実は8年ぶりくらいの赤松さんのステージ、その頃の印象より、朗らかに感じました。場の空気かな。
ラストは、はじめましての森香さん。
終電の時間もあってゆったり聴けなかったのが残念…。
旅人、歌うたい、そんな言葉がぴったりな、自由人の空気。奥さまとともに旅してらっしゃるんですって。
枯れた味わいの声が素敵でした。
ほんとは仕事で行けないはずだったのがスルスルっと終わり、急遽向かったので、完全に仕事モードのズタボロの格好だったんだけど(笑)行けてよかったです。
この2週間ほど前にCOVID19に感染しちゃったおかげでいろいろ予定がだめになったり体調が完全じゃなかったりして凹みがちな気持ちをグッと持ち上げてもらえました。
◆
kurosawadaisuke
YES
HEART BEAT
ミシンの下
手のひら
Answer
シャナナ
ライブの帰り道
ストーリー(テンポアップ・ショートVer)
「ミシンの下」~「手のひら」のコンボはずるかったなあ…美しいアルペジオ、ゆったりとやさしい歌。目を潤ませずにいられませんでした。
「ライブの帰り道」も丁寧に、ビブラート豊かに。大介さんの、演じ手の気持ちを歌った曲ですが、そのまんまくるりと私達の帰り道の余韻にも鏡合わせのように繋がる曲でもあって、ステージのラストに相応しい、しみじみと美しい曲だと聴き入りました。
「ストーリー」では短めにやると言いつつ、たっぷりのアウトロで幸せで蕩けてました。
やー、ほんといいですよね、大介さんのギター。エッヂ聴いてたなぁ。かっこよかったなぁ。
赤松クニユキ(サンダルバッヂ)
なんと8年ぶりくらいになってしまった!赤松さんは、住環境と社会的立場は変わったけれど、歌声は変わらずパワフルでした。
どんな曲でも、切なさと翳りを感じさせる声が魅力的。 この日、新曲をいくつか歌ってらして、中でも「パープル」という曲が好きでした。新譜、完成したら聴きたいなぁ。
最後にはお客さんとして来ていた長いファンと思しき方をステージに上げて、カホンとのセッション。
おそらく、大好きな曲だったんでしょう、一緒に叩きながら何度も目頭を拭ってらしたのが印象深くかったです。そんな風に縁を繋げるの、素敵すぎませんか。
終始笑顔で、多少ボヤキも混ぜながら、身体全体で歌う姿、とてもエネルギッシュで引き込まれました。
森香
森香さんははじめまして。
ううーん、かっけー。旅人、ソウル。ブルース。
ユーモアたっぷりの語り口で、飄々と。
ギターとハモニカと、掠れた味わいの深い声と。
自然と身体が揺れる歌でした。
奥様が後ろでそっとハモってらして、サラウンドで聴けて贅沢でした。でらハッピー!
三者三様、の文字通り、同じ弾き語りでもこれだけスタイルが違う、音が違う。でも、人々の心を高揚させ、刺激し、ともに楽しむ、その根っこは皆同じだよな、とも思います。その1点でどんなに違って見えても繋がって感じる。
大介さんはこの日は男性3人なのもあって野郎感が強かった印象。トップバッターの意識もあったのかも。
場所ごとに、同じようでいて違う音を聴ける楽しみもあった3日間でした。