サラスヴァ5周年前夜祭スペシャル!~続・帰ってきた聞間専科 

音楽酒場サラスヴァティ弁天 2024.4.5

 

 
 

 

音楽酒場サラスヴァティ弁天

 

聞間拓

 

 

誰かの、何かの日

2Mを越えていけ!

見せかけ社会

桜の季節

トムとジェリー

足し算割り算

うんこちんちん

十字路

イメージは青空

500マイル

熱気球

スタンダード

Lie

嘲笑

 

サンクスムービー

今日は何の日(持田浩嗣)

 

 

毎月恒例の聞間専科、先月の専科10周年の翌月は、サラスヴァティ弁天5周年前夜祭。

2019年の4/6がサラスヴァのオープン日で、4/20が私の初サラスヴァでした。割とすぐ行ってますね。

そして、1年経たずにCOVID19禍に入ってしまった中、聞間拓さん(ツイキャスとパスマーケットの伝授)、石田洋介さん(自前の配信機材で配信実践)、伊勢賢治さん(OnBraceチームで一気にサラスヴァを配信基地に変えた)らサラスヴァ出演陣とともに配信体制を早くから整えて、店内をビニールシートとアクリル板で覆って繭みたいになっちゃった時期を越えての今、まるっと5年です。

 

いや~やめないでくれてありがとう、宮さん。

 

そのCOVID19禍の中で最も私が通った店がここ、サラスヴァです。

アスパラ時代は数か月に一度だったのですが、2020年のココフェスを通してたくさんの素晴らしいミュージシャンと出逢い、聴きたいアーティストが増えたからで、今や、たまに月に2~3回ってときもあるくらいですもんね。

そうやって出逢った中で、聞間さんが聞間専科をやっている、ということが私と宮さん、私とサラスヴァを繋ぐ太い綱になっています。聞間さんも専科を欠かさず続けてくれてありがとう。

 

 

聞間専科10周年だった3月、サラスヴァ5周年前夜の4月と、そういう意味で本当に「スペシャル」だったこの2カ月。

 

この日の専科では、現場と配信からリクエストを募り、あがった曲はぜんぶ歌う!と言ってしまったのでほんとにぜんぶ歌って、久しぶりの大漁15曲(+トムとジェリー)!
聞間専科なのに歌いすぎな、専科11年目の幕開けでした。
 

個人的には聴きたかった「桜の季節」と「十字路」を聴けて嬉しうございました。

そしてやっぱり話題になってしまう新曲「うんこちんちん」。

それってつまりは聞間さんの戦略がうまく行ってる証左ですね。

「イメージは青空」を歌ったあと、考えたけど、結局、俺は今も同じことを歌ってて、進化系がうんこちんちんなんだよ!と話してたのは、まあそのとおりなんだけど、なんというか、認めたくない心地です(笑)

まあ確かに名曲なのですよ、「うんこちんちん」。

「熱気球」も嬉しかったなあ。

実は私と聞間拓というシンガーとの出逢いの曲です。

歌いすぎて一時期、嫌になって、また再発見した、大切な曲だ、と話してました。


最後に喋りすぎた!って言ってたけど、そんな印象はなかったです。
弦も切れちゃいましたね。喉もかなり限界点でした。


それだけ、宮さんの5周年を祝う、サラスヴァティ弁天という場への感謝の気持ちの強さ…だと思います。

明確に言葉にするのはきっと照れくさいだろうけど。

 

 
最初の曲だけはいつも、決めてきてるんですよね。
誕生日というお客さんからリクエストされることも多い「誰かの、何かの日」。
聞間さんなりの「TheUnbirthdaySong(なんでもない日、おめでとう)」なんだと思っていつも聴いています。
いくつもの震災やCOVID19禍を越えて、誰しもが「普通」の愛おしさ、尊さをかみしめていて、だから誰しもに響く歌、きっと。

「誰かがどうしても生きていたかった今日と言う日」
 
少しリットして転調して、また大きく曲がうねっていく瞬間、ぎゅっと胸が絞られる気持ちになります。
 
そんな風にしっとり、しんみり始まったのに、次が「2Mを越えていけ!」で。
サラスヴァの5年間とCOVID19禍ってどうしても切り離せないので、そこからの発想だったのかな、と思います。
いつぶり!?なくらい久しぶりでした。それこそ10年後とかはもう通じない曲だろうね。
 

カバー「見せかけ社会」(小谷美紗子さん、私、不勉強で存じ上げなかったんですが、やさしいメロディの中の鋭い歌詞が印象的でした)、そしてこれは私のリクエストで「桜の季節」(ここを逃すと今年は聴けない!と思って…歌詞かなり不安バージョンでしたが、やはり名曲ですね…聞間さんの声に重なるハーモニーが聴こえるようでした)。

 

「トムとジェリー」は…まあ、いつもの専科のおしゃべりの中でふっと出てきたんですけど。

 

まず、移動中のカーラジオが深夜帯は眠い、と「ジェットストリーム」の話に。

なんであんな眠くなるんだろ、ハイテンションなジェットストリームってだめかね!?って言いながらやってみせたのが、どう聴いても本人も認めるほど「サンシャイン池崎」だったんですよ(笑)

んで、せめて地元のにする、「アクトタワー聞間」にする、って言い出して、それに「いいと思う」って言った宮さんに「ミートボール!?」(この日、やけに聞き間違いが多かった聞間さん)からの、古いCMの話になってからの、「最近、若い子がトムとジェリーを知らない」って話に展開していって、ほとんど歌っちゃったっていう経緯でした(笑)

なんだそれ(笑)

 

一部最後は配信からのリクエストで「足し算割り算」そして「旅」。

げらげら笑ったあとも、こうして歌でがらっと世界観を変えていく。「旅」の細かく刻まれるギターがとても好き。

 

 

 

二部はまさかの「うんこちんちん」から。

一部の最後に「リクエスト書け」と言っておきながら「リクエストされてない曲やります」のへそ曲がり。

どうしてもタイトルを言いたくないお客さんがいて、いじり倒してる様は、完全に小学生男子でしたね!

でもほんとねえ、いい曲なんですよ… がんばる人を見守る、やさしくエールを送る曲。

 

大丈夫、無理すんなよ、そんなに思い詰めんなよ。

そんなの大したこっちゃないよ!

 

っていう「うんこちんちん」。…このブログがBANしないよう、祈ってください(笑)

 

ここからは「全部やる」の有言実行で、配信や現場のリクエストに応えて。

 

これも久しぶりの「十字路」、アルペジオの美しさと繊細な高音の響き。願いに満ちた、やさしい、祈りのような歌詞。大好きな曲。そして「イメージは青空」、弾むリズムと伸びる声に眼前に青空が広がるよう。この曲もね、ハーモニーが聴こえるんですよね。

 

清志郎の「500マイル」は「駅」とつなげて歌うことが多いんですが、今回はこの曲だけで。

専科ではあまり歌わない「熱気球」(強い疾走感!! 私にとっては聞間さんとの出逢いの曲で嬉しかったけど、結構、後半に持ってくるのはハードですね…)、久しぶりの力強い「スタンダード」、伸びやかな「Lie」。

本編ラストは聞間さんと宮さんが揃って大好きだという、ビートたけしさんの「嘲笑」をしっとりと。

(そういえば、客入れのBGMはたけちゃんでした!)

 

皆さんのリクエストはやはり普段聴けない古い曲が多めで、専科ならではのセットリストになっていて楽しい夜でした。

 

 

サンクスムービーは、「今日は何の日」。持田浩嗣さんのカバー。

1曲目の「誰かの、何かの日」と対になって美しいセットリストになりました。

またもっちんさんとの共演も見たいなあ。

 

 

 

 

私は長いこと音楽から離れた生活をしていて、10年ほど前からゆっくり戻ってきた音楽とのつながりが、ここ数年で一気に加速して今やなくてはならないものになっている。不思議な思いがあります。

その真ん中に存在するひとつが、ここサラスヴァであり、また、聞間拓の音楽です。

 

毎月、そのどちらをも味わえる嬉しい時間、聞間専科。

5周年に10周年、節目を越えてまた来月からは「スペシャル詐欺」な(笑)いつもの専科に戻っていくんでしょう。

その「いつもの」がまた、ゆったりリラックスできる時間で楽しいのです。

5月は私のブッキングミスで(くっ…)、お休みですが、また6月、遊びに行けるのが楽しみです。