かずまバースデーワンマンライブ

西谷SLOW FARM 2024.2.25

 

 
 
 
 
 
西谷SLOWFARM
かずま
サポート:
宮本龍 Pf.
 

1990

ショットガン・ベイビー

a beautiful flower

新曲(Everything is Alright)

鼓草

 

インスト(題名未定)

やまびこ

 

すてきに

それだけでいい

不足

ゆとり

 

いつものこと

 
 
 
かずまくん、2/17がお誕生日。34歳になったとのこと。
私がかずまくんのライブに初めて行ったのは2020年のココフェスだったんですけど、そのときに宮さんに「あのかずまが30歳」とかだいぶ言われてたんで、それからもう4年です。つまり、私の「かずま」歴も4年ってことです。早いような、まだ?なような。
去年から今年にかけて、仕事が死ぬほど忙しくて、家のこともあったりして、ライブの本数もだいぶ減って(減ってるんだ、これでも)、かずまくんのライブもご無沙汰になっちゃいました。COVID19禍も落ち着いてきて、世の中にイベントやライブが増えたせいで、予定がだだかぶりしやすくなったのもある。いいことだけど、困ることでもある。
 
ということで、久しぶりのかずまくんのライブは、バースデーワンマンライブでした。
 
相鉄線、西谷駅すぐ近くのカフェ、西谷SLOWFARMさん。
店内一階にはお花屋さんとカフェスペース、二階を新たに広いカフェスペースに改装されたとかで、そのスペースを使っては今回が初ライブとか。
かずまくんも下のカフェで何度もライブはやってきたという、馴染みのお店なんだそうですが、2階は初ということでちょっとバタバタしながらのスタート。
フードは持ち込みOK、ドリンクはオーダーをということで、クラフトビールをお願いしたら、ご主人が「ちょっと変わった味なんです」と一言。なんでだろ?と思ったら、大麻由来のCBDの入ったメンタルエナジービールだったからのようで(あとで知りました)。先に大麻がどうの聴いてなければ普通にレモンの風味の効いた爽やかなビールです、ええ。雨の中、移動があってちょっとけだるかったんですが、このビールですっきりしました。
フードを頼んだ方もいらしておいしそうだったな~またゆっくり来てみたいです。
 
 
 
 
 
ライブは予定をちょっと押してスタート。
かずまくんにしては(笑)MC少なめに、「Dew&かずま」というユニットを組んでいるという宮本龍さんの鍵盤&コーラスとともに、2時間近くたっぷりと。
居心地の良いSLOW FARMさんの空気にぴったりのやさしい音と歌、やさしい時間。
いい声といいギターといい鍵盤でした。
宮本さん、声がまろやかで美しくて、鍵盤も流麗で、音に美しさと洒脱を加えてたと思います。

新曲もあり、宮本さんと作ったナンバー中心の旧譜あり、インストあり。
前半の「a beautiful flower」そして「鼓草」にこもった万感。さらに、ゆいまくんに添い寝しながらできたインストや新曲(エブリシングイズオールライト、でよかったのかな?)など、多くの曲から生を愛おしむ想いが感じられました。
ゆいまくんがいかに愛おしいかを力説する中で、新しい命と過ごしながら、生きること、支え合うことの大切さをより強く感じるようになったのかな、と感じる歌や言葉達でした。

アンコールで「いつものこと」を宮本さんとふたりで歌う前に、今、家族と過ごす毎日がどれほど愛おしいか、日々を支えてくれる家族への、そして、音楽を続ける中で支えてくれる仲間や観客への感謝をしみじみと述べつつ、みんな、迷惑かけあいながら生きていけばいいんだと思うんですよ、迷惑かけながら生きてる僕が言うと説得力あるでしょ、と笑った、それは軽口のようで真の思いなんだろうな、とも思いました。

不寛容な社会ではなく、寛容な社会であれ。
改めて、かずまくん、34歳の誕生日おめでとう!
みんなで呑気に過ごせるといいね。
 
 
 
 
幕開けは、ふたりの生まれ年1990年を歌った「1990」そして「ショットガンベイビー」と、客席との呼応のある曲でにぎやかに幕開け。「ショットガンベイビー」、宮本さんの鍵盤がめっちゃおしゃれ!めっちゃかっこよかった!
 
 
「a beaitiful flower」「鼓草」も宮本さんの美しい鍵盤とともに。
「a beaitiful flower」をこれほど序盤に持ってくると思わなくてちょっと意外でした。ガラッと空気が変わって大きな世界に。
新曲からの「鼓草」もしっとりと。
SLOW FARMさんでかつてライブをしたときにおじいさま、おばあさまが来てくださったことがあったんだそう。おじいさまも亡くなられて数年になりますね…そんな祖父母との思い出もよみがえったか、とりわけ万感の籠った歌でした。
 
 
かずまくんのお子さん「ゆいま」くん、8カ月になったそうで。
毎日、毎日「愛おしい」を募らせてるらしいです。見飽きないって。
そのゆいまくんが客席に来て、ずっとニコニコと歌うお父さんを見ている姿、ほんとに愛らしかった。
(ゆいまくんがいる間、客席の意識はゆいまくん中心になっておりました。かわいいものには誰も勝てぬ!)
 

ということで、まだ題名未定らしい、ゆいまくんを寝かしつけてるときにできたインストを美しく。

「やまびこ」は久しぶりに聴いたなあ…曲中にやまびこを客席と交わすところがあるんですが、かぶりつきだったのでがんばりました(笑)

 

 
 
宮本さん戻って「すてきに」、「それだけでいい」。
「すてきに」ではコーラスを堪能。この曲、自分もハモりたくなるんですよね。いい曲だ。
「それだけでいい」はギタレレで、日々の愛おしさを軽やかに。
 
 
本編ラスト2曲は、にぎやかに。

久しぶりに聴きましたよ、「不足」。

かずまくんもギターをおろして、宮本さんの鍵盤だけで、みんなと一緒にダンス!

それこそ出逢った2020年のココフェスで聴いたぶり?くらいな久しぶり感でしたが、ちゃんと踊れましたぞよ。楽しかった!


そして「ゆとり」。出だしのたっぷり感からのサビのスピード感へと、振幅の大きさが心地よかったです。

鍵盤がまたゴージャスだし! これもみんなでコールして楽しく本編おしまいでした。



アンコールは「いつものこと」。
宮本さんとボーカルを割って、わっとにぎやかな2曲のあとでしっとりと、穏やかに。身近な存在のさりげないやさしさ、愛情、暮らしの中で見える「いつものこと」でありながらそうではないこと。
家族と暮らす中でその想いも増してるんじゃないかしら…そんな風に思える、やさしいやさしい声。
 
よきライブの締めくくりでした。
 
 




客席には、かずまくんから一言が添えられた席番カードが置いてありました。
事前予約の25席だから、とはいえ、こういう個々への対応がかずまくんらしいやさしさでした。
いいバースデーライブでしたね。改めて、お誕生日おめでとう。

ノリの良さを買われたのか、最前列をあてがわれていたのはちょっとどうよ、でしたけど。
楽しかったからいっか!(笑)