シャナナ学園全校集会3.21〜kurosawadaisukeワンマンライブ
サンピアザ劇場 2022.3.21
kurosawadaisuke
https://kurosawadaisuke.themedia.jp/
サンピアザ劇場
https://www.arc-city.com/sunpi-theater/
麻生祥一郎
高橋麻衣子
kumajiro
松本耕平
シャナナ学園の皆さん
配信アーカイブ
カウントダウン企画(byなぎささん)
こちらのブログでも登場が多くなってまいりました、シンガーソングライター、kurosawadaisuke(黒澤大介)さん。
帯広出身、かつては東京を拠点としていましたが現在は故郷帯広に戻り、帯広から全国津々浦々へ旅立って歌い続けています。
ほんとに津々浦々なんですよ、北海道はもちろん多いんですが、東北関東東海近畿中四国に九州、沖縄。行ってないところないんじゃって気がする。
そんな大介さんの初・ホールワンマンライブ「シャナナ学園全校集会」が新さっぽろのサンピアザ劇場で開催されました。
サンピアザ劇場は新さっぽろのサンピアザにある、長い歴史のあるホールですが、この3月末で老朽化のため閉館(休館とはなっていますが再開予定は現在未定…)となります。
館長の吉田さんから「大介、なんかやれよ」と言われて一念発起、このワンマンライブへの道が始まったそうです。
半年くらいですかね、ずっと大介さん、これに向けて準備を重ねてきていて、当日は開幕からもう万感(泣きそう)と言った風情でした。
お客さんも、お手伝いにきてくれていた高橋麻衣子さんも麻生祥一郎さんもkumajiroさんも松本耕平くんも、スタッフさん達も、「シャナナ学園」の生徒(あっ、誤解のないように書き添えておくと、大介さんのFacebookファンコミュニティです)さん達も、前のめりにこのワンマンライブを成功させよう、盛り立てようとサンピアザ劇場に集まっていたなあと思います。
大介さんにとってはとてもそれは心強かったのではなかろうか。
素晴らしいワンマン…いや、ワンマンじゃないよね、あの場にいた「エブリワン」ライブでした。
誰が欠けてもダメだった、そういう空間。
私もその一員としてあの場にいられたこと、嬉しく、誇らしく思います。
kumajiroさんの場を整えまくった校歌、麻生さんの校長先生をぐっと支えながらも実に華やかなパーカッション、麻衣子さんの美しいピアノ、耕平くんの目立ちすぎる黒衣(だがそこがいい)。
そしてたくさんたくさん、ステージを盛り上げるための仕掛けを準備されていた学園の皆様。
全国から集まったお客さん達。
そしてそれに応えるべく、濃密な大介さんの歌、ギター。セットリスト、豪華でした!
先日の高田エージさんの還暦ライブもそうでしたけど、結句、こういう場を作るのは人であり縁であり、愛であり。想いがなければ何も成し得ないと思うのです。
「みんな顔を知ってるぜー!」
そう叫んだ大介さん。
つながることを大事にしてきた結果、結晶。
この夜もそういう夜でした。
ほんっとにおつかれさまでした!
楽しい夜をありがとう!
終演後のハッピースマイル!
愛しかなかったねー!
サイコーでした。
未見の方はぜひYouTubeアーカイブ、見てくださーい。楽しいから!
◆
「シャナナ学園」校歌斉唱
最高列車
まだ間に合うぜ
明日君に会えたら
GO GO サマー
吉祥寺
シャナナ
Let's spend the good times
Stormy lounge
Six strings design
Go!
手のひら
スノードライブ
ストーリー
YES
絆
またね
勝手にしやがれ
Sign
この場所
「シャナナ学園」校歌斉唱
開演5分前のナレーションが大介さん自身で、その辺からしてもう、楽しい時間になるのはわかってた、って気がします。
松本耕平さんは黒衣になって、めくり担当。実は一番忙しかったかも。
自分のニューアルバムの宣伝もちゃっかり。ま、このアルバム、大介さんがプロデュースなのでオッケーなのです!
冒頭は「シャナナ学園校歌斉唱」。
頭からそれか!
シャナナ学園知らん人もいたと思うんだけど!(笑)
お土産に配られた「シャナナ学園新聞」に校歌がしっかり載せてあったので、みんなで見ながら歌います。
お手本はkumajiro先輩です!美声!!
のっけから笑いに包まれてほぐれた私達。
大介さんの登場にも拍手喝采。
ひとりでは心もとない…と麻生祥一郎さんをお呼びしたそうです。この日の朝に札幌に到着してのステージ、おつかれさまでした。
実際、ひとり弾き語りでもやれたと思うんですよ。でも、麻生さんの心地よいリズム(パーカッションを超えたパーカッション!)が大介さんの緊張をほぐし、音を華やかにし、場を明るくしていたと思います。
「最高列車」「まだ間に合うぜ」とこの曲達はなんとなくジャブのような、ゆっくりとステージのエンジンをかけて上げていくような役割を担うことが多いように思います。「まだ間に合うぜ」のズンタタズンタタのリズムが気持ちよかった!
そして昨年の新曲、名曲「明日君に会えたら」。
大好き。
きっと、この日、久々に大介さんと会った人も多かったはず。
「明日、君に会えたら
これからのこと話してみたい」
「明けない夜はないから」
ひとつひとつの言葉が染みました。
この日たくさん劇場に集まっていた大介さんの仲間の一組、日々かりめろさんを紹介。
日々かりのこずえさんが「安室奈美恵」と呼ばれてる、そのこずえさんの歌が大好きなんだ!と語ってからの「なみえだけに波に乗ろう!」(ダジャレッ!・笑)でハッピーなラブソング、「GO GO サマー」!
振り付け、分からない人もいるよね、お手本はそこを見て!と、最前列下手ブロックに集まっていたシャナナ学園の皆さんを指示。
照明が軽く明るくなってよく見えましたぜ!
これ、絶対ステージから見たほうが楽しかったよなー見たかったなー(笑)
最後には黒衣の耕平くんも独特の振り付けでシャープに踊ってました(麻生さん、笑ってた)。
がらりと空気を変えて根強いファンの多いスローソング、「吉祥寺」。
私は遅れてきたファンなので昔の大介さんのことは知りません。
きちんと出逢ったのは考えてみれば弾き語りで全国を回り始めた頃なんですが、その頃にはそんな最近の、ここ5年ほどのことなんだというのは知らなかった。
「ステージで笑うのは一回あればいい方」だったという大介さんが心機一転して全国を回り始めてきっと凹むこともありながらでも諦めずにコツコツ続けて、結果、今がある。
40代後半になってガラリとやり方を変えるのってきっととても勇気がいったと思うんですが、それを乗り越えてここに大介さんは立っている。
そんな話を経ての「吉祥寺」はいつもよりずっと強く染みました。大きかった。
このときに、麻生さんから昔話が出て、昔の大介さんは怖かったてなことが。私は今の大介さんしか知らんので想像できんのですが「人を殺めそう」とか言われてたんですって(笑)
サンピアザの吉田館長もみんなを踊らせる大介さんのステージを見て「今、こんなことやってんの」と驚いてたとか。昔のバンドは仲悪かった、という麻生さんに客席からも「知ってる!」の声が。
知られてたんかーい(笑)
しんみりした空気を吹き払うようなそんな笑いから、今度はタオルを振らせるぜ!な「シャナナ」。
麻生さんのスネアがバッシバッシ、大介さんの歌もバッシバシ、陽気で強く、楽しかった!
そして、チャイムで始まる第二部。
幕が上がったら、持ったのがエレキギターだったのでテンション上がる私。
アコギのエフェクトでのエレキサウンドではなく、ガチのエレキギターを弾く大介さんは久々でした。
2015年末に吉祥寺でカシピーさんと一緒にエレキギター弾きまくる大介さんに痺れた思い出が蘇る。あの頃はまだ大介さんとは「石田洋介さんの先輩」くらいの距離感でした(話したこともほぼなかった)。
「Stormy lounge」「Six strings design」
「Go!」と「人を殺めてそうな時代」の曲3連発。
「Stormy lounge」のキレキレのギターソロに客席のテンションもグッと上がって、続いての「Six strings design」 でさらに気持ちを引き上げる。
この曲、イントロから曲への変化が大きくてドキリとする曲でもあって大好きなので聴けて嬉しかったー。
音楽への大介さんの迷いや揺れ、同時に希望、想いを見るような曲。
「今、僕は君を感じながら
未来を想像している
僕はまだ夢の途中で」
ほんとカッコよかったぬーー!
この日の配信スタッフは東京時代に先駆けて配信に取り組んでいた大介さんと一緒に取り組んでらしたスタッフさんなのだそうです(ニコ生とかUstreamとか懐かしー)。
そして、そうした配信をきっかけに吉田館長と知り合ったそうで、その頃の曲をどうしてもやりたかった、と語る大介さんでした。
麻生さん、麻衣子さんとともに「手のひら」。
麻衣子先生の見事なシャクレを撮れなくて痛恨!
アーカイブでぜひご確認ください!(笑)
この「手のひら」が素晴らしかった…。
麻衣子さんのピアノ(サンピアザ、グランドピアノあるんですねー!すごい!)が大きく大きく大介さんの歌を包み込んでました。圧巻。
この日の白眉でした。
すぐさまのアンコール。
ホッケーチームのユニフォームでやってきた(笑)
自分はアイスホッケーと音楽でできてるという大介さん。
◆
入場のときに麻衣子さんとkumajiroさんと耕平くんがいて、でっかい声でお出迎えしてくれて。
そこに大介さんが来て、これから出る人はこんなとこ普通来ないとか言われてて。
大介さんが用意してくれたお土産も、シャナナ学園の先輩達が用意してくれたものものも。
ライブのためだけに行った新さっぽろ、弾丸ツアーでしたが悔いはまったくありません。
熱い、温かい、嬉しい時間、美しい光景で、こういうものはそう滅多に見られる世界ではないからです。
幸せでした。
「またね」
うん、またね! また必ず、逢いましょう!