LiveAitai2021
志木市民会館パルシティ 2021.6.5
「ライブ アイタイ2021」公式サイト
ツイキャス配信(6/19まで購入・視聴可能)
https://twitcasting.tv/rapiit_kappa/shopcart/75690
志木市民会館パルシティ
http://www.sbs.or.jp/shiminkaikan
【GCB47】
カパル Ba.
スパンキー G.
戸越銀次郎 Key.
ブッシャア・アズナブル Dr.
石田洋介 Vo.&G.
ゆきゆっき Vo.
あおちゃん Vo.
アックマ様 G.
イナゴージャス Dr.
【THE GOT KNEED STONE】
石田洋介 Vo.&G.
エンリケ Ba.
田光マコト G.
大久保太 Dr.
東海林仁美 Key.
ゆきゆっき Vo.
あおちゃん Vo.
ずれやまズレ子
大崎一番太郎
コアックマ
こーた
じゅっけん カッパのコタロウ
しんじょう君
たかたのゆめちゃん
ふなごろー
ふにゃっしー
テレ玉くん
権田原花子(カパル アテンド)
荒木優里(テレビ埼玉 アナウンサー)
声の出演:ふなっしー(犬山劇場)/鵜沢裕(ラピート)
◇
「アイタイ」コンサートが帰ってきた!
2015年春、石田洋介ミニアルバム「アイタイ」のリリースコンサートとして、パルシティを皮切りに全国5カ所のホールと2カ所のライブハウスで開催されたキャラクターコンサートシリーズ「アイタイ」。
2015年、羽生での「アイタイ5」をもって、その形としてはいったん幕を引き、その後そこからのスピンオフ・ジャンプアップの企画として「PUZZLE」「MIRACLE」「ボクタチハナカマダロ」など様々なスタイルのキャラクターコンサートがパルシティを主な会場として各地で行われてきました。
最後に行われたのは2019年の曳舟文化センターでの「MIRACLE」。
本当にちょうど2年前。ご当地キャラフェスinすみだの一日目のあとというかなりのタイトなスケジュールの中、開催されたライブでした。ゆずがっぱちゃんの冬眠が発表されたため、冬眠式もあって、いろんな思いが錯綜したのを今も濃厚に覚えています(ゆずがっぱちゃん、元気かな~)。
それから2年。
2年空いたのはCOVID19禍のせいでもあるけれど、じゃあ、それがなかったら去年こういうコンサートがあったのかというと、そうじゃないという気もする。
大きなイベントのときでないとたくさんのキャラクターは集められないけど、大きなイベントに合わせるとそれだけキャラクターにも出演者にも負担が大きくなるし、もちろん主催も大変。観客もなかなか身体的にはハードです。
ここ数回のコンサート、誰もかれもがちょっとしんどそうだったのも否めなかった。
ご当地キャラ界全体が2020年は少し縮小していくような気配もあって、いろんな見直しがあるかもしれないなあ…と思っていた中でのCOVID19禍到来。
ご当地キャライベントはほぼ壊滅しました。
すみだは中止。白河、彦根はオンライン企画に、羽生も24時間生配信に。
そのほかの茅ヶ崎、福知山、小樽、深谷、佐野、交野…数えきれないほど、企画が予定されては延期ないしは中止、配信に変更になるということが繰り返され続け、今に至っています。
各地域の小さいエリア、かつ感染予防対策の可能な範囲で、昨秋くらいから少しずつ場は復活してきましたが、たくさんのキャラクターとお客さんが一堂に会する形は、昨秋の「ゆるキャラグランプリファイナル」がほぼ唯一だったように思います。
キャラファンのみんなもキャラのみんなも、キャラ運営や関わるアーティスト、スタッフの皆さんも、とにかく「逢えない辛さ」でいっぱいのこの2年。しかも多分、もうちょっとこの状況が続くと思われる。
しんどい。
不要不急かどうかなんて決めるのは誰でもない、自分自身でしかないのに、他人に決められ続けた日々。
多くの人が気持ちの限界だったと思います。
2021年。
再び緊急事態宣言の中ではありましたが、「アイタイ」を始めた男、ラピート社長鵜沢裕氏がもういい加減、我慢しないぞ!と気炎を上げ、イベント開催を決めました。
その名も「LiveAitai2021」。
原点に返る「アイタイ」。
皆の今の一番の気持ち「アイタイ」。
「アイタイ」はそもそもは石田洋介さんが彦根キャラ博のテーマソングとして書き下ろした「キャラファンの視点からのラブソング」ですが、昨年、石田さんの現場(石田さんはキャライベ現場はなくなった分、自身の配信番組「アイタイからアイにイク」を始動し、各地のキャラさんに自ら逢いに行ってその様子を私達に伝え続けてくれています)でこの曲を聴くたびにとても心を刺激され、アイタイ気持ちを募らせ、またその歌の力に「いつか必ず会うんだ!」と励まされてきました。
配信のチャット欄に溢れる「アイタイ!」の文字からも、皆さん同じ気持ちだったと思います。
私達の心の代弁であり共感であった、その「アイタイ」思いこそ、今、一番、コンサートタイトルにふさわしい。
そう、鵜沢さんも思ったんだろうと思います。
懐かしいパルシティに集まった、ファンそしてスタッフさん、キャラさん。
グリーティングはなかったため、キャラとファンの交流はステージに限られましたが、ファン同士やスタッフとファンの交流は物販時間や入退場時にわずかな時間ではありましたが、ロビーや物販会場周辺で可能でした。
あちこちであがる、小さな歓声。感激の声。
マスクで覆われていても嬉しそうにしているのがわかる、みんなの下がった眦。
思わず涙ぐむ人。
この日、あちこちで起きていた「感激」の光景。
気持ちの泡が弾けているのがわかる、感情がきらきらと輝いている、美しい光景でした。
美しい光景はホールの中にもありました。
発声禁止・マスク着用は事前に通達があったので、客席はとても静かでした。ホール内ではおしゃべりしている人、少なくとも私の近辺ではいなかった。ライブ中も、小さな思わず立てた笑い声や嘆息はありましたが、歓声はありませんでした。
そのかわり、色とりどりのペンライトが波を打つ。
スイッチひとつで推しの色に変わるペンライト。
気づけばふなっしー、CHARAMEL、ふにゃっしー、ふなごろー、アックマ様、コアックマちゃん、しんじょう君、コタロウ…いろんなところで作られるようになっていて、持っている人がとっても多かった。
この波が本当にきれいで…今までも何度も色んな場所でペンライト綺麗だと思ってきましたし「約束の場所」でも美しさに泣いたけど、今回はみんなの気持ちがいつも以上にこもっている(振り方もなんとか感激を伝えようとみんなとても強かったと思う)ように感じられて、見ていてことさらに幸せでした。
ライブはとにかく、楽しかった、嬉しかった、ありがとう、の3語に尽きるように思います。
当日終わってからあれこれツイートもしましたが、言葉が気持ちに全然追いつかなくて言い足りないことばかりでした。
私自身は石田さんや多田マネ、鵜沢さんがそれぞれの場で奮闘してくれていたので、昨夏からずっと石田さんのライブや平井でのキャラクターコンサート、おさんぽ、Hugoやラピートでのグリーティングなど、比較的途切れることなく「現場」がありました。
なので、推しに会うの久しぶり!という感激はずっと待っていた方々よりは弱かったかもしれません。それでも、これだけの人数が集まる、これだけのキャラが集まるイベントはさすがに久しぶりで興奮は抑えきれませんでした。
ずっと我慢していた人にとってはさぞや、と思います。
前説のご当地キャラ協会の荒川さんとこーたアテンドの多田マネの、変わらない姿にほっとしつつ心をほぐし、やがて、緞帳が降りたまま、サビのフレーズをリフレインさせる「アイタイ」のリミックスが流れてきて、自然と客席から手拍子が起きる。
どんどんどん、とバスドラムの音。
緞帳が上がり、ステージの上にみんなの脚が見える、それでもう一気にテンションアップ!
GCB47だーーー!!
あちこちで立ち上がる人がいて、それを見てか、バンマスも「立った方が楽しいぜー!?」と客席を煽り、わっとみんなも立ち上がる。
あの独特の熱気。心とともに揺れるペンライト、大きな手拍子、拍手。
やっと来た、この日が!
これを待ってたんだ!と昂ぶる想いでした。
◆
構成としては二部制。
最初の「アイタイ」のようにキャラコーナー・石田洋介コーナーというような分離ではなく、アーティストも含めての一体感あるキャラクターコンサートでした。どちらも並び立っていた。
これまでのこのコンサートシリーズの中では一番それが感じられる構成だったと思います。
GCB47・石田洋介withTHE GOT KNEED STONE・犬山劇場という大きなブロックはありながら、それぞれのブロックの出演メンバーは重なり合って分断がなく、人もキャラも渾然一体になっている(犬山劇場でのずれやまズレ子さんの「人とキャラの境界線」にいる、ふたつを繋ぐ役割がとても大きいと思いました)。
楽曲はキャラクターソングをメインとし、出演キャラ個々にも十分にスポットが当たる構成。
これを可能にしたのは(COVID19感染拡大防止のために密を避けるという方針もありますが)出演キャラが絞られていたというのが大きい。キャラクターがただいるだけじゃない、それぞれの仕事・役割をきちっと果たせる形になっていたこと。
(逆に言えば、今後もし状況が戻ったとしても出演キャラクター数のある程度の絞り込みはあった方がよいのだと思います)
GCB47の「いつもの」直球!な演奏。明るくて気持ちのいい音!
テレ玉くんとカパルの楽しいダンス。
コアックマちゃん、ふにゃっしー、ゆめちゃん、こーたのキュートなダンス。いやもうほんとピンク!ピンク!って感じで心の中、ハートマークでいっぱいでした。
いっちゃん、しんじょう君、コタロウ、ふなごろーの「緑っぽいチーム」のお芝居はシュールでずっと笑ってた。
ごろーさんはなんとGCB47でも、石田洋介を差し置いてのボーカル披露!
それらを支える「人間達」も、出るとこは出る、抑えるとこは抑える。緩急。
ズレちゃんはずっと後ろで控えめに、にこにこダンスしたり、コーラスっぽいことしたり、それでいて真ん中に出てくるときはうんと派手に賑やかに。
あおちゃんは姿勢がぴ!!ってしたまんま、でも大きな声ではきはきと。まじめが素敵。
ひとちゃんはにこにこ、エンリケさんはやさしく、フトフトさんはたくましく、田光さんや艶やかに、音でそんなみんなを支えてくれる。
ゆきゆっきもボーカル担当が増え、さらに華やかに!コーラスも美しい声で音を彩ってくれました。
石田さんはメインボーカルの量が減った分、より全体のディレクター感が強まったように感じます。現場全体を見てる人という感じ。MCしつつ全体の進行も任されていましたしね(カパルは後日のテレ玉「マチコミ」で、最終的に30分押しだったのは石田さんのMCのせいだと混ぜっ返してました。そんなに喋ってた印象はなかったけどな~? ファンの欲目?・笑)。
歌えば、800キャパのホールを埋め尽くす声量で客席を圧倒していました。ライブの肝はやはりこの方の歌にかかっていると、これはファンの欲目を差っ引いても、確かにそこは変わらないのだと思います。
「僕らは友達」「やっとあえたね」「アイタイ」と、石田さんのオリジナルソングの中でもキャラクターの世界に関わりの深い3曲をすべてエンディングに持ってきた、それが何よりの証拠かと。この世界を締める曲。
今回のステージの目玉は、
・GCB47の新曲「きゃらきゃらロケンロー!」お披露目
・テレ玉「マチコミ」さんとのコラボレーション(マチコミギャルズによるダンス!)
・「メンバーチェンジは多めです」…イナゴージャスのGCB47参加、ずれやまズレ子さん本格参入、ふなごろーボーカル参入、ゆきゆっきの息子さん「AO」こと、あおちゃんの参加
・久々の犬山劇場
というところでしょうか。
「きゃらきゃらロケンロー!」はCD発売と同時のライブ披露、それもテレ玉さんとコラボ!とあってかなりのボリュームが割かれていました。
パイセンとアックマ様のギターの掛け合い、初参加とは思えないイナゴージャスの鋭いドラム、マチコミギャルズの楽しい振り付け(サビのとこすぐ覚えられるー!)、ゆきゆっきのソロパートの充実とあおちゃんのコーラスの愛らしさ。
何より、マチコミ内でのブレーンストーミングを基に生まれたという石田さんの書いた歌詞には、そっと「今」への思いがこめられていたように思います。
あるはずのものがなかった悲しみ
そんな思いはさせたくないけど
自由こそロケンロー
ロケンローこそ自由
思っきりやろう やりたいようにやってやろう
難しいことを考えたりするけど
簡単なほうが やっぱみんな好きじゃない?
明るいロックのビートの底に、たくさんのみんなの悲しみ、辛さが流れていて、それを掬い取った上でバンマスが尋ねる、
「アユレディ?」
に、声には出せないけど、拳で応えました。
「オーライ!」
みんなで応えられた、幸せ。
みんなで一緒に踊れた、幸せ。
嬉しくなりつつ、そこはかとなく切なくもある、いい曲でした、とても。
GCB47は2019年の志木市民まつり以来、一年半ぶりのステージ。
イナゴージャスのドラムはびっくりしたなあ…ダンスもすごいし、いろいろ持ってるなあ。
アックマ様のノイジーで気持ちのいいギター、ゆがみ。比して、高音のきん!とした感じが耳に響く、パイセンのグレッチ!!ふたつの音の重なり合いがサイコー気持ちよかった!
カパルはCHARAMELを経てぐんとステージングが安定してきていますが、この日もすごく安定してたと思います。銀ちゃんはショルキーで軽やかに。PAの関係もあると思うんですが、鍵盤の音はいつも以上にクリアに響いてました。
GCB以外のキャラさんたちは、ふにゃっしー、コアックマちゃん、ゆめちゃん、こーたのダンスメインチームと、大崎一番太郎、しんじょう君、カッパのコタロウ、ふなごろーのお芝居メインチームに大きくわけられていて(カラーリングまでピンクと緑って感じでした)、それぞれの活躍の場がしっかりありました。
これは前回の「MIRACLE」からの踏襲という感じですね。
ダンスチームはとにかくチームワークがよかった。自分たちのメインパートじゃないときも一緒に同じポーズで揺れていたり、お互いの曲をきちんと振付まで覚えてきていたり。ダンスがみんなびっちり決まっていて、すごく練習したんだろうな、ってわかりました。
(「コタロウ・ブギ」のときに、下手でそんなの関係ねえ!ってやってたのめちゃくちゃ笑いました)
お芝居チームはパッパの犬山劇場「ラッキー・ホラー・ショー」。
タイトルからもわかるとおり、「ロッキー・ホラー・ショー」のもじりですね。展開は全然違ったけど(笑)
今回は、ずれやまズレ子さんの参加がはずせない見どころでした。まさかの「アナザディメンション」における「カパル」役。もうほんと、これを思いつくパッパの脳味噌、すごい。
その「アナザディメンション」の設定、問題の解決方法の強引さ(よく考えると道理はまったく通ってない)、相変わらずのパッパの剛腕が冴えたシナリオでしたが、とってもシュールで面白かったです。
キャラのセリフひとつひとつに、いっぱい小ネタが仕込まれてて(パパはニセ番太郎に夢中、とか、鵜沢さんはめんまに夢中とか…)、終始笑いっぱなしでしたが、大声で笑えないので、拍手でウケる観客がよりシュールを醸成するっていう。これはさすがにパッパも想定外だったかな。
声のある子(ふなごろー、イッちゃん)と、ない子(コタロウ、しんじょう君)とがいたので、すべて「声の人」を導入して、ズレちゃんも含めてセリフは事前録音だったわけですが、音のバランスも安定したし、お芝居のテンポも安定して感じました。これ、よかったと思います。
ちなみに、途中でふなっしーと鵜沢さんも声の出演がありました。ふなっしーの演技感と、よく考えたら意味不明な内容が最高でしたね。小麦から作るキッシュって(笑)
そして、THE GOT KNEED STONE。
今回はドラマーがパルシティははじめましてのフトフトさんこと大久保太さんに変更。
まさか!なレパートリーまでTHE GOT KNEED STONEの生演奏でした。
一番うわーって思ったのはずれやまズレ子さんのレパートリーでした(前回のMIRACLEでは「フトモモDEサンバ」をアコセットのガニバンドで演奏してるんですが、フルバンドは初でした)。
できない曲なんてないんじゃないかな、この人達、と嬉しくなっちゃいました。
THE GOT KNEED STONEの生演奏でこれだけのキャラソン連発って贅沢すぎないかい、しかし。
とまあ…この調子で書いてるとまた長くなるので(気づいたら30分押しだったこの日のステージのように!・笑)、このくらいにしますが、とにかくもう楽しかった!
同時に、こんな光景を月に何度も見ていられたこれまでがどれほど幸運な贅沢なことだったかを痛感した夜でもありました。
本編の最後が「僕らは友達」で、カーテンコールに新曲「やっとあえたね」そして「アイタイ」。
泣かずにいられない展開でした。
「やっとあえたね」は石田さんいわく「アイタイ」のアンサーソング。
再び私たちファンのことを描いた曲なのだそうです。
やっとあえたね 嬉しいよ
僕らずっとすれ違ってたから
やっとあえたね おかしいよ
嬉しいのに 涙が出ちゃう
言葉数がすごく少ない、シンプルな言葉しか並んでいない、でもだからこそ余計に誰の胸にも「ああ、そうだ」という強い共感が浮かぶんじゃなかろうか。
「コロナがなかったら生まれなかった曲」と石田さん。確かにそうかもしれない、けれど、COVID19禍の中で一過的に聴かれるのではなく、この先ずっと大切に聴かれるであろう、普遍性の強い曲だと思います。
「僕らは友達」で、石田さんが「忘れんなよー!」と吼えたところでもう目が海になって、胸がぎゅっと苦しくなって、そこにこの「やっとあえたね」が来て、まさに「嬉しいのに涙か出ちゃう」状態に。
そして、また必ず会おうな!と「アイタイ」。
これっきりしないぞ、これからもっと会っていくんだぞ、そういう祈りと宣言。
まだもうちょっと辛い時期が続くこともわかってるだけに、より強く。
声に出せないのはつらかったけどその分もこぶしで応えた「アイタイ」でした。
そして、幕が降りたあとのピアノだけの「パーティが終わった」。
感動的なエンディングでした。
まだまだ100%の形ではないけれど、こうしてまた逢わせてくれてありがとう。
困難な状況の中、諦めずに開催してくれてありがとう。
幸せにしてくれてありがとう。
これまでなら、ひとつのイベントが終わったらすぐに、よし次だ!って数日後には違うイベントやライブがあって、日々が車輪のように回っていたのに。
アイタイが終わって、次…と思うと。ちょっとしゅんとしてしまいます。
大切な、貴重なライブでした。
つくづくと、ありがとう、に尽きます。
2015年のアイタイがあったから、この夜がありました。
積み重ねを強く感じた、さらにキャラクターと人間との融和が高まったライブだったと思います。
いずれ西にも、南にも、北にも。
近いうちに各地で「やっとあえたね」の言葉が皆さんの耳に生で届けられますように。
セットリスト
第一部
GCB47のテーマ~GO.TO.U.CHI.ラブ!
AKKUMA☆TIME6:66
きゃらきゃらロケンロー!
咲き誇れさいたま(SDDK)
きゃらきゃらメドレー
ふにゃっしーボン・ボヤージュ
たかたのゆめちゃん
ウレションDEチャチャチャ
コタロウブギ
すさき好きキャラしんじょう君の唄
mgmgはっぴ〜
Hello!Hanyu☆Hanyu
「犬山劇場~ラッキー・ホラー・ショー」
マリモに触れたら阿寒湖
すさき好きキャラしんじょう君の唄
炎上ボンバー
愛のシリコダマ
第二部
キャラ・キャラディスコ
カパカパ!ShikiCity
きゃらきゃら天国
ふにゃっとマーチ
八百萬のキャラ様
僕らは友達
アンコール
やっとあえたね
アイタイ
パーティは終わった(instrumental)
◆
今回も最後に記念撮影タイムがありました。
そのときの写真とともにそれぞれの出演者について振り返ってみたいと思います。
今回の目玉企画、テレ玉さんのコラボ。
カパルと荒木アナの縁、SDDKの動きなどを経ての展開でした。
荒木アナは昨年の「約束の場所」を客席で見てらしたそうで、こんな風に自分がステージに参加できるなんて、と感激の面持ち。
「きゃらきゃらロケンロー!」「咲き誇れさいたま」では、カパルアテンドの権田原花子さんとともにダンサーとしても活躍でした。いやー笑顔がかわいいんだ~。
途中のクラップタイムで、荒木アナは30歳だそうだから30回!!という、石田さんの年齢暴露攻撃にも全く動じず、明るく応えてくれてました。
このとき、パイセンとアックマ様がめっちゃ荒木さんに向かってギター鳴らしてたのおかしかったなあ。
テレ玉くんはほとんど可動域のないスタイルながら、ずっと両手をぶんぶん振ってはずんでいて、石田さんの「楽しんでくれてたのかなあ」という問いかけにも、覗き込んでうんうん!と答えてくれてました。かわいいのう。
「マチコミ」、これからも要チェックですね~。
「キャラ・キャラディスコ」のパイセンのギターソロがめたくそ好きなので聴けて幸せ。最後のサビ前にアックマ様とふたり、しゃがむのかわいいよね。
「ふにゃっとマーチ」といえば、やっとみんなで踊れたのが嬉しかった…この機会をほんとに長いこと、待ちましたもんね。
ふにゃっしーは自分のダンスパートじゃないときにも本当に表情豊かで、歌詞に合わせていろんな身振りをしてるのを見るのが楽しかったです。「やっとあえたね」で泣けるねってスカートで涙を拭いていたり、「アイタイ」の「振り返ってばかりの歌詞でくるっと振り返ったり。
ステージの上での意識がとっても高い猫ちゃんでした。
前日に「ボヘミアン・ラプソディ」の地上波放送があったせいか、急に髭をつけてきた!
ゴロディ・マーキュリー、再降臨!(2年前のお誕生日会で披露したのです・笑)。
それだけならともかく、いきなり、エーオ!って声を出せないオーディエンスにコールアンドレスポンスを要求する無茶苦茶。
さらに声を出せないからって「WeWillRockYou」のどんどんぱん!を要求。みんなが手拍子足拍子で応えていると、めちゃくちゃな英語で歌い出したー!!
これ、もうほんと声に出せないのつらかったです。隣で石田さんが思いもよらなかったらしくて、爆笑してたのも印象的。
歌も大熱唱でした。石田さんは「何を歌ってるかさっぱりわからなかったけど、面白かったのはまちがいない」って笑ってましたが、歌詞はわかりましたよ。
ただ、一か所だけ、「富士見市はえーと?」のところを「ごろーは船橋産の×▽?★※ーー!!」って言ったとこだけは、配信で何度再生しても聞き取れません(笑)
最後にはマイク曲がっちゃって、ほんとにふなっしーのオトートゥだなあと血を感じる、激しいパフォーマンスでした。
カッパのお皿のっけてきてたけど、髭であんまり目立たなかったですね。
こういう強烈な印象ばかり残ってますが、それ以外のときに実はダンスの振付もちゃんと入れてきてて、さりげなーくキレキレで踊ってました。
なんかねえ、こういうときの常なんですけど、コタロウってあんまり真ん中に行かないんですよね。自分の「コタロウ・ブギ」ですら、真ん中にはいない。そういうとこがかわいいんですが。
「コタロウ・ブギ」では、下手のそんなの関係ねえ!なふにゃたちに比して、上手で男子チームで変なおじさんをやってました。
「犬山劇場」の「マリモに触れたら阿寒湖」の「震えてるの~~」の歌詞に合わせてぶるぶる震えてるのがものすごいツボでした。
「ウレションDEチャチャチャ」で、こーたとデュエットダンスになってたのもよかったな~。この間のこーたのバースデーライブでは踊れなかった分もおもいきり、という感じで。
コタはほんと、ズレちゃんが好きですね。
ひとちゃんが楽しんでるのがすごく伝わってきて、何かの曲でイナゴージャスに向かって見せた笑顔がとっても素敵でした。
ひとちゃんの鍵盤のソロのときにも、みんなに見えづらいだろうとすっとしゃがんでらして。
そういうさりげない動きとか、MCもないしほんとに黙々と弾いてらしたんですが、随所でやさしさが溢れてました。
ちなみに、エンリケさんとあおちゃんとゆきゆっきはスカジャンで揃えてました。
オイラ友達を集めて
バンドをやってるのさ
バカな頭で考えた
これはいいアイデアだ
(「よォーこそ」RCサクセション)
最後のメンバー紹介で、ゆきゆっきに呼ばれたあとにひとくさり、こんなフレーズを。
こういうことが咄嗟に飛び出してくるとこはバンマスさすが、と思った瞬間でした。
イカレタ奴らが集まって演奏が始まってるぜ、彼らGCB47、 ドーゾヨロシク!
って感じでしょうかね。
そんなGCBに、またすぐに会わせてほしいですよ、バンマス!
入場数の制限。
もともとは収容率50%、チケットは抽選の予定でしたが、埼玉県の「蔓延防止等重点措置」の基準の範囲内で希望者全員が入れるようぎりぎりまで調整してくださったようです。
(県基準では発声しなければ100%入れてOKです。一部、過剰に密だったという感想を見かけたので補足しておきます。https://www.pref.saitama.lg.jp/a0401/covid19/saitamaken_zyuutensochi0528.html#event)
入場時は非接触の検温が行われていました。チケットも半券は自分でもぎって入れる形。
物販はロビー内ではなく、ロビーから外に向けて準備され、原則は事前決済による受取制。
キャラクターグリーティングもなし。接触と密閉を可能なかぎり避ける形です。
開催から、もちろん完璧を期すなら2週間ですが、ここまで10日間でクラスタ発生の報告がなければほぼ大丈夫と言っていいと思います(まだ油断はできませんが)。
客席、みんな涙ぐましかったですよ、少なくとも私の周りは。
ペンライト持って、拍手とペンライトだけで、声援を送れない分も気持ちをぶんぶん送って。
笑い声もだめかなって思って、ウケた!!ってときにも拍手を送って。シュールだって荒川会長が言ってましたけど、こっちは一所懸命だっただけなんですよ、だって、それしか伝える手段がないんだもん。笑顔もマスクの下だしさ。
そういうみんなのがんばり、運営の奮闘が無事に実ることを信じています。
緊急事態宣言地域のかた、医療従事者の方、家族との関係、いろいろな事情で諦めたという声も多かったので、ツイキャスで配信されました。
コメントで配信組の皆さんも参加してらして、あとでパッケージで出てももちろんいいんだけど、このコメント参加が少しでも臨場感に繋がるんだと思うので、配信があったのはほんとによかったと思います。
これがいいんだな~カメラ数台あってマルチアングルなのと、音がとにかくよかった! 現場よりもひとつひとつがつぶさなので、現場組も聴く価値ありだと思いました。