CHARAMEL「MonsterStage2020」 中野サンプラザ 2021.1.24

 
 
 
 
CHARAMEL
ふなっしー(千葉県船橋市・Vo.)
アックマ様(北海道・G.)
カパル (埼玉県 (公財)志木市文化スポーツ振興公社・Ba.)
にゃんごすたー (青森県黒石市・Dr.)
 
ふなふなふなっしー(タカミーバージョン)
ナントカナルシング
チバニクル
 
GhoulCity
クマノケイ
RedSpeedStar
 
ビニール(PV)
 
梨スタート
CHARAMEL
 
ふなふなふなっしー(ほぼニッチPバージョン)
 
 
「ミルコ・フルールの物語」
作・ふなっしー
ナレーション・椎名倫子
 
 
COVID19禍やまぬ中、緊急事態宣言は明けていたものの、まだ明確な感染予防対策が立たない、安全が確保されない、として涙を呑んで中止された昨年8月の中野サンプラザでのライブ。
 
そのリベンジとして企画されたこの日のステージですが、またもや年明けからの緊急事態宣言…。どうなることかとヒヤヒヤしましたが、政府方針に従う形(収容率50%以内、発声禁止)で、更に感染予防対策も厳し目に施して開幕されました。
 
タイトルは「MonsterStage2020」
昨年行うはずだったツアーのタイトルをそのままで。
MCでふなっしーが「梨の妖精界では旧正月だから2月までは2020年!」と冗談めかして話してましたが、2020年最大のやり残しのリベンジとして、このタイトルはふさわしかったのではないかと思います。
 
 
当日は15分単位でブロックごとの規制入場を行っていたのですが、全体に早めに進行したらしく、本来の入場時間(最終、16:45)前に着いたらもうフリー入場になっていました。
階段を登ると足元に消毒マットがあり、踏みしめたあとに検温、チケット確認があり(電子チケットだったので非接触! 274chではイベントやライブに早くからチケプラの電子チケットを導入していたので、混乱も少なかったように思います。ぶしゃラジオもだし、先見性だねえ!)、中へ入ると、ロビーはしん、としていました。
ロビーでは飲食関連は営業なし(客席は飲食禁止)、会話は控えるよう、係員からはアナウンスがありました。もちろん、マスク着用。
物販は二階で。距離を保ちながらの整列だったので少々、時間はかかってたみたいです。
客席に入ると、左右一つ飛ばし、前後も千鳥(交互)で、距離を保つ形。
見ている間、どれほどペンライトを大きく振っても誰にもぶつからないのは快適ではありました(一方、さみしくもありましたけどね)。
おそらく収容人員は半分だったはずですが、今回は緊急事態宣言を受けて274chでもチケットトレードと払い戻しをぎりぎりまで受け付けていたので、それ以上の空席もちらほらと目立ちました。
私は一階後方でしたが、左隣はいらっしゃらなかった…その無念や我慢をライブ中も空席に目がいくたびに思いました。
 
多少、お友達との挨拶をされている方は見ましたが、基本的にはおしゃべりする人もなく、開幕まではBGMだけが客席に響いています。
公式のCHARAMELカラー4色に光るペンライトを持っている人が多く、開演前からあちこちで光ってる。いつものワクワクとは違う、明らかな緊張感が自分の中にあるのがわかりました。
 
少し押して開幕。客電が落ちたらいつもならまず歓声が上がりますが、静かに拍手が起きるだけで誰も声を立てなかった。ライブの間も大声を上げる人はいなかったです。たま~に、こらえきれない笑いは起きてたけど。だってふなっしーが笑わせるんだもん(笑)
 
ステージ奥のスクリーンに「ミルコ・フルールの物語」の字幕が現れて、ふなっしーが綴ったミルコの物語、そのプロローグに見入っていた観客が、やがて現れたメンバー達に静かに、しかし熱い拍手を送りながら、前の方から次第に立ち上がっていく。
客席にその空気の波が起きて、ぱあっと客席中に黄色い明かりが一斉にともる。
あんまり美しくて、思わず泣きました。
 
ライブは「ミルコ・フルールの物語」を合間に挟みながら、3曲ずつ3ブロック。
「感情のジェットコースター」とふなっしーがサブタイトルにつけてたとおり、ライブで湧き、ミルコの悲劇に泣き、またライブでテンション上げ、ふなっしーのMCに笑い、泣かされ…忙しいわーー!でした(笑)
 
ふなっしーのMCは多少いつもよりもセンチメンタルではありつつも、ステージはいつものようにハードでメタルでヴィヴィッドでアグレッシブでした。
ふなっしーはステージの端から端まで縦横無尽、マイクアクションもいつもどおり思い切ってた。
ある意味でCHARAMELの場合はステージからの飛沫ってないもんねぇ。それぞれ、「ガード」がしっかりしてるし。
カパルがキュウリを投げ込めないとか、ふなっしーもステージの前端で客席に迫るような動きはしないとか、いくつかの「withCOVID19」なニューノーマルな動きはあったけれど、それ以外は「いつもの」ライブでした。それがとても嬉しかった。
客席からは声は出せないけど、心の声はめっちゃ飛ばしてたと思う。
そういう、前に前に流れていく、気持ちの波のようなものは終始感じてました。
特に心の代弁をしてくれてたのはあの4色ペンライトで(GPSさん、作ってくれてありがとう!)、ふなっしーも途中のMCで「みんなが声を必死にこらえてペンライト振ってくれてるのは伝わった」「声が出せないっていうのは大変なしな。でも皆さんの心は通じましたなっしー!」と話してくれてましたね。
メンバー紹介のとき、紹介しようとするやいなや、一斉に客席のペンライトがそのキャラクターの色に変わる、あの素早さと一体感ときたら!
ソロのときにもさっ!と色を変える人が多くて、その感覚、とにかく喜んでること、楽しんでることを伝えようという意思が、声に出せるときより強いように思いました。
拍手もね、あのペンライトは光る部分が団扇みたいにひらったいのでそこで叩いてる人が多いからペチペチって音にはなるんだけど、明かりと音とでとにかくみんな、「伝えよう」としてましたね。
配信で聴こえないかと思ったけど、意外とその拍手の音が拾われていて嬉しかった。
「チバニクル」の「松戸ー!」のとこを「中野ーー!」ってしたときに思わずイエーーー!と答えようになってグッと飲み込んだときはさすがに辛かったけど、そんなことも含めてこれも「今」なんだ、と楽しみました。
 
映像的・音楽的なクオリティは配信のほうがもちろん高いんですけど、それでも現場にいられてよかったな…と思うのは、まず何よりもその「空気」を肌で感じられたこと。「風」というか…音の圧とか…自分の耳に空気が震えて届くあの感覚は配信では感じるのはやはり難しい。
カメラを通さず自分の目で好きな角度に光景をインプットできる幸せも。
アックマ様の布袋ステップとかね! カメラの外でわいわいしてるアックマ様とカパルとかね。
 
一番それを思ったのは、「梨スタート」のミラーボールでした。
中野サンプラザって縦に高さがあるんですけど、カメラは一階後方だったので、二階席の床部分が屋根になっているのもあって、その一階前方の垂直部分の高さの感覚まではフレームに入ってないんですよね。
ぱーっとミラーボールが回り出して、その明かりが天から降り注ぐようだったこと、みんなのペンライトの色がミラーボールに反射して、床にも壁にもステージにもいっぱい、黄色の水玉模様ができたこと。
あの美しさには見ていてぐっときちゃいました。
 
ただ、私が現場にいられたのはほんとに「僥倖」です。
医療の仕事でもなく、たまたま首都圏在住で、特にあの日は近くで仕事していて帰り道で行きやすい状況だったこと。幸い家族もいまのところ健康、自分も健康であること。
でもそれはほんとうに「たまたま」です。
 
ぽつんと空いた二つ隣の空席。
さざなみのような拍手。
来られなかったたくさんの友達。
配信で楽しみながらもきっと心に辛さも淋しさも抱えてたと思う、みんな。
あるいは、見ることすらかなわないほど、苦しんでる人もいたと思う。
そんな我慢が必要なくなる日を一日も早く待つ想い。
 
隣の席が埋まり、手がぶつかるほどの距離で、大きな声で声援を送る。
そんな「当たり前」が「当たり前」に戻ってほしい。
みんなで、分かち合いたい。そう思って、いろいろ胸苦しくもある夜でした。
 
ふなっしーが語った言葉がずっと頭をぐるぐるしてます。
 
「こんな最中にやっていいのか議論が尽くされた。それでもこうやってこんなに集まってもらって感謝しかない」
「来てる人の中にも家族の反対や職場の関係で悩んだ人もいるだろうし、それを理由にキャンセルして来られなかった人もいると思う。そういうすべての人たちに心から感謝します。ありがとなっしー!」
 
「いつも隣りにいる人を大事にしてくださいなしなー!」
 
「いいこともあればやなこともある、やなこともあればいいこともある。でもね、近くにいる人を大切にして前に進むしかない」
 
こういうふなっしーの思いが、それぞれの曲にも、ミルコの物語にも、このライブ全体の構成にも滲んでいて、常に温かい気持ちでいられました。
ふなっしーがありがとう、というたびに、カパルがお辞儀をし、にゃんごがバスドラをどかんと鳴らし、アックマ様がぎゅいんとギターを鳴らすたびに、こちらこそありがとうだよ!と心で返していた。

現場を用意してくれてありがとう。
スタッフの皆様も、尽力いただいて本当にありがとうございました。
「ありがとう」がいっぱいだった、中野サンプラザでした。
 
今日で一週間、クラスタの発生もなく、無事成功だったと言っていいのではないでしょうか。
次に繋がっていく、重要な一日であったとも思います。
 
 
 
(いつもどおり、アンコール後の記念撮影タイムからは撮影OKでした)
 
さて。
今回、配信という手段で全国どこからでも見られるツールを用意してくれたふなっしー、CHARAMELメンバーはじめ274chの皆さんには本当に感謝なわけですが。
有料配信でのフル配信に加え、Youtubeでの無料3曲配信というお裾分けまであって、たくさんの方がCHARAMELの音楽を楽しめたのはほんとよかったなあ、と思います。
現場組ですが、繰り返し見たい部分もあったので(現場ではハイテンションなので細かいとこまでやっぱ見切れてないんですよね)、購入して見ております。
 
いや~~今回の配信、めっちゃいいっすよ!
音と絵がほんといいです。この映像がパッケージになって販売されるといいなー。
 
音に関して言うと、これまでのパッケージに比べて、メンバーの生の音がすごく伝わってきます。
パッケージになったやつって、結構、音源強めに音が整理されてキレイになっちゃってるので、クオリティはいいんだけど、「生」感が下がるんですよね。
配信バージョン、音源少し抑えめで、生演奏の音が強めです(なのでたまにアックマ様のチューニングがぶれてるとことか、ふなっしーの唄が切れてるとことかあるんだけど、それすらも臨場感出てていいっていう)。
にゃんごの手数足数の凄さ、カパルの奮闘ぶり、ふなっしーの息が上がり切るほどの熱唱、アックマ様のソロの見事さ、布袋ステップ(笑) いろいろ楽しめる配信でした。
パッケージになったらぜひ買ってほしい!マストバイ!です。
 
その一方で。
パッケージになるときにぜひ直してほしいのは「ミルコ・フルールの物語」で…。
時間なかったんだろうなあ、とは思うんですが、ふなっしーの力作に手を入れるのをスタッフが躊躇したのかもしれないんですが、やっぱ長いっす!!!!!
物語そのものはとてもいい(ふなっしーのゲーム好きや刀愛、中二病感・笑 が溢れてて楽しい)のですが、文章が練り切れてない…冗長な部分も多いと思います。
文体の混在とか、表現の重複とか(しかし、しかし、とか。きっと、きっと、とか…)、もたつく感じも多かったので、もう一度、プロの作家さんに校正してもらって、挿絵も増やして、再構成してくれるといいなあ、と思います。
ライブ+物語で2時間越えはやっぱ長いでしょう!?
ナレーションとアテレコ、大変だったんじゃないでしょうか、これ。
 
アニメにするのは大変でしょうが、文字だらけだったので千助さんの挿絵はぜひ増やしてください。最後のほう、フニャンソワの絵のまんま話が進んでいくので「ああ、力尽きたのね…」と思ってました(笑)
ごろーさんとペアンヌちゃんの台詞はぜひ本梨達にアテレコしてほしいし。
 
期待しております。
 
 
以下は私のための備忘録。
セトリに基づき、内容に触れていくのでネタバレ嫌な方はご注意ください。
 
 
「ミルコ・フルールの物語」
◎プロローグ
スクリーンに文字と絵が映し出されて物語が始まります。
基本的にはナレーションで進行、ミルコの声は名前は明かされませんでしたが、声優さんが当ててました(ミルコのほか、アンヌや、後に登場するペアンヌ、ふなごろーも多分、同じ方。ナレーションの方がママの声もなさっていたのではと思います。少数で大変だ…)。
ミルコがトロティ族という妖精の一族の中でも、銀色の産毛を持つ特別な存在であること。
ミルコの父はそのミルコにまつわる悪い預言からミルコを救うために旅立ったこと。
ミルコと花の妖精・アンヌの出逢い、アンヌの失踪、人間の疑いによりミルコとママは追い詰められ、ミルコだけが父の残した日記の力で異世界へ飛ばされるところまでが語られます。
以前、ふなっしーが書いたミルコのママとミルコの絵の意味がわかります。
 
っていうか、ミルコの声が可愛すぎて絵とのギャップに結構混乱します(笑)
 
メンバー登場して、ライブスタート。
「NassyiNassyi!」が流れる間に各自スタンバイです。
ああ、歓声を上げられなくてつらい!
 
「ふなふなふなっしー」からスタートで、最初はタカミーバージョン。
ふなっしーの、来た人にも来られなかった人にも思いやりの深い挨拶ののち、二曲目に入る前にいきなり順番を間違える(笑)
「ここは中野ですがー! チバニクル!!」って言いきっちゃって、メンバー、困ったんじゃなかろうか、特に、にゃんご(笑)
すぐさま「間違えた!!!」って気づいたふなっしー、仕切り直しの「ナントカナルシング」。

この曲はほんとにカパルのベース、かっこいいのよねー! そのときにアックマ様が近くへ行って、ココココ、この音!っていうふうに示してるのがまたいいんだ。アックマ様はしかし余裕ですね…。
二度目の「チバニクル」のときもうほぼそのくだりは省略して始めてておかしかった(笑)
「チバニクル」はもうね、圧巻でした。あらケン節を弾きこなすアックマ様のかっこよさよ!
 
その後、メンバー紹介。
「忘れがちなボーカルから」(笑)でまずはふなっしー。続いてアックマ様、カパル、にゃんごすたーの順。
カパルは今回、新しく買った5弦ベース! ピックガードのイラストをファンから募集してほんとに使ってあげてましたね。
キュウリ投げはやる…?と思いきや、飛ばさず、ふなちゃん、「やらんのかーい!」ってずっこけてましたけど、会館側から投げ込むのはNGが出てたそうです。まあそりゃそうだね。
にゃんごの紹介から、「ソロやりたいの? じゃ、我々は引くなっし!」ということで、にゃんごすたーのソロへ。6分くらいあったなあ…声出せないけどみんなで手拍子したりして、すごく楽しみました。
最後引っ込むとき、欽ちゃんみたいにぴょーん!って飛んでてかわいかった。
 
 
「ミルコ・フルールの物語」
第二章 ザンギ
第三章 悪精霊
異世界に飛ばされたミルコは、ザンギ(CV.ふなっしー)に出逢い、そこが日記の力で飛ばされた、少しだけ時間が戻った並行世界だということを知る。ここで未来を変えることで自分の世界も救えるのではと推測。
翌日、自分のパラレル的存在である「ミルコフ」が逢う約束をしていた、アンヌのパラレル的存在「ペアンヌ」との待ち合わせ場所にザンギとともに向かい、「悪精霊」という存在がペアンヌを狙っていることを知る。悪精霊と闘うが、ピンチに陥り、悪精霊を倒せるはずの「刀を持った梨の妖精」をミルコが呼びに行くところまで。
 
いや~~20分以上ありました。さすがに長かった。
新しいキャラクターもおなじみのキャラクターもたくさん登場。一番のインパクトはザンギですかねー!やっぱこれは、ザンギエフから来てるんだろうなぁ。姿は食べ物のザンギみたいなカラーですが(笑)
語尾が「ギ」なんですが、すっかりうつっちゃって、みんな癖になってるギ(笑)
「ザンギの声、そっくりなしな、ふなっしーかと思ったなっしー」と言いつつ「いやむしろふなっしーなしな」とすぐネタバレなふなっしーでした。
 
というところでライブパートへ。
「みんな大丈夫、ついてきてる?」と心配するふなっしーに、温かい拍手が起きて「みんなやさしい…」(笑)
ここからの3曲はメンバーのために作った曲。
「GhoulCity」はカパルのベースかっこいかったね~~。声出せない分、緑のペンライトがぶんぶん唸ってました。冒頭のベースソロのとこ、カパルがすっかりスポットライトからはずれちゃってたのは、うっかりさんなのかしら? キュウリにスポット当たってたね。
ライブでは初披露となる「クマノケイ」「RedSpeedStar」。
CD音源でも聴いてたけど、ライブのほうがずっと胸に来た。
「クマノケイ」はふなっしーのプリケツダンスがたまらず、「クマーーーー!」って叫びがめっちゃナンセンスでよかった(笑)
「RedSpeedStar」は歌詞がめちゃくちゃ刺さって、「遠い彼方の君まで届きますように」「もう逢えない君の分まで かないますように」が切なくて泣いた。今という時代にもぴったりなんですよね。真っ赤な客席がかっこよかったなあ。にゃんごのドラムがもう文字通りの「RedSpeedStar」! アックマ様の速弾きもすごかったー!
歌い終えたふなっしーが「いつも隣りにいる人を大事にしてくださいなしなー!」って言ったの、染みました。
 
なお、このときに物語の中でザンギが使う術「リピートザウア」が「ラピート鵜沢」が元だということがふなっしーによって語られ、思わずみんな声に出して笑ってしまってました。まさかの(笑)
 
 
「ミルコ・フルールの物語」
第四章 梨の妖精
刀を持った梨の妖精、つまり、ふなっしーですね!を呼びに行き、助けを求めるミルコ。
ふなごろーもブッシャアも登場。
ふなっしーがかけつけ、悪精霊を倒すことはできたけれど、ザンギが悪精霊によって命を落とし、ミルコ、大ショック…。
 
嘆きがやまない中、「ビニール」の新作MVが流れます。
これがまた辛いのなんの…。ぼろぼろ泣いてしまいました。
 
ラストのライブパートは2曲。
「ビニール」からの「梨スタート」がまた泣けて…ふなちゃんはなんかアラビア風な変なダンスしてたけど(笑)
ミラーボールは綺麗だし、サビのみんなの手拍子は美しいし、アックマ様のギターは美しいし…名曲だなあ、としみじみと。
そんな感傷を振り払うように、ラストは「CHARAMEL」でガツッとメタルに!
アックマ様、布袋ステップめっちゃやってて余裕!!
 
バイバイ!!と軽く去っていくふなっしー。まあ、予定調和ってやつですね。
アンコール前に、ミルコの物語、もう少し続きます。
 
 
「ミルコ・フルールの物語」
第五章 夢見岩
ふなっしーの刀の力で悪精霊は去り、乗っ取られていた猫又は責任を感じ、自分の魂をザンギへ。
猫又はただの猫に戻り、フニャンソワ、と名付けられてふなっしーが飼うことになります。
これで現実世界のアンヌの失踪も防げたはず…日記が再び光り出し、ミルコはいきなり現実世界へ引き戻され、アンヌと約束の夢見岩で再会することができます。
急いで家に戻ると、家も元通り…ママとも無事に再会でき、悲惨な運命を回避することができました。
 
祝福の拍手の中、アンコール。
「こんな(静かな)アンコールもこれからはありかもしれないなしなー」としみじみしてたふなっしーです。
「ふなふなふなっしー」ほぼ日Pバージョンで明るく!
最後に、いつものように記念撮影。
ふなっしーがしみじみと、現場に来てくれた人たち、配信を見てくれた人たち、みんなへの感謝を述べて、「夏休み」をアカペラで歌いながら退場でした。
 
 
 
本当は金テープを飛ばしたかったらしい。
でも禁止なので、煙だけで、感謝感激梨汁ブシャー!
でも見事にみんな立ち位置が煙ともろかぶりで最後の最後に大笑いしちゃいました。
ふなちゃんらしい、なんともほのぼのっとしたおしまいでした。
 
「ミルコ・フルールの物語」
エピローグ
再びアンヌとミルコが夢見岩に行くとザンギからのいつかまた逢おう、というメッセージが遺されていた…「またきっと会えると思うギ」。
 
長い、原稿用紙40~50枚くらいの分量だったそうなんですが、ふなっしーからの、「いつもの日常」がいかに大切で愛おしいものか、それを守ることがいかに難しいか、日々を感謝しながら生きていこう、というメッセージに満ちていて、とても素敵な物語だったな、と思います。
同時に、ふなっしーの中の「人間なんて大したもんじゃない、むしろ愚かだ」という何かしらの達観も感じてしまって少し寂しいんですが。
 
最後にエンドクレジットは「梨空レインボー」に乗って。
スタッフクレジットの最後に、佐古さん、中山さん、笹本さん、花子氏の名前も出て、嬉しかったです。
 
拍手の中、客電ついて、1列ごとの規制退場!
ここまでやるのは初めてでびっくりでしたが、この指示をする人の声(多分、興行会社の方だと思うんですけど)が、パルシティの山口カンチョーにすっごい似ていて、聴きながら想像して待ってたので長くは感じませんでした(笑)
 
 
にしても、ああ、終わっちゃったなー。
本当にこの日を楽しみにしていたのです。たくさんの予定がつぶれた中、唯一残った大きなイベントだったので、無事に終わって本当によかった。
 
これだけのキャパを収容人員半分以下とは言え実行したこと。
すでに一週間、クラスタを出さずに無事に乗り切ったこと。
確かに次につながる動きだったと思います。
 
先日のぶしゃラジオでは、ふなっしーはCHARAMELも年内は難しいだろうと慎重論でしたが、どうにか状況が上向いて、「2021年」のツアーが行われることを切に願っております。