今年二度目の北海道。20.12.4-5
ステージ4か、緊急事態宣言か?と日本中が騒がしいさなか、札幌へ行ってきました。
まあ、いつもの石田洋介ツアー追っかけです。
当初は行けない見込みだったんですよ。
まず何しろ11月下旬から日本全体が感染拡大傾向でしたし。
東京は上向き、札幌は減少が見え始めていたとはいえまだ陽性者数の実数が多く、道内は旭川の医療崩壊をはじめ各地で危険な状況が続いている時期。
私、仕事自体は事務ですけど、会社が官公庁関係のイベント運営に携わっているため会社から気を付けるようには強めに言われています。まあ、最終的には個々人の判断に委ねられてはいますが。
特に1月に大きな仕事があってその前に社内にクラスタを出すなんてことはガチで許されない空気で…とても休みくれとは言い出せなかった。
家族にも泊まりになる以上、言っておかないとまずいので相談はしましたがやはりNG。
さらに仕事が急激に忙しくなって残業も続いていたし…で、すっかり諦めてたんです。
どっこい、両親とは粘って話してたら、そんなに行きたいなら夜遅くまで飲み歩かないこと、一泊ですぐ帰ってくることを約束すれば札幌だけはまあいいよ、と緩んでくれた。
さらに、仕事も終わるめどがついてきた…確定するのは前日。
ある意味で、自分で「賭け」をした感じでした。
前日にきれいに仕事が終わって翌日、半休が取れるなら行こう、と。
飛行機と宿の予約だけはしておいて、前日、死ぬほど頑張った。
終わった…!
念ずれば通ずってやつだ!!
ということで、金曜日の午後から飛んで、夜、ライブ見て、翌日飛行機の時間までちょっとだけ札幌観光して帰ってくるという、またもや弾丸北海道ツアーになりました(いつになったらゆっくり北海道を楽しめるんだろう、俺…)。
石田さんは金曜日に札幌でライブ→土曜日に小樽でおたる運がっぱちゃんとの配信→夜は小樽でライブ→日曜日に道内で別キャラさんと配信というスケジュールだったんですが、この状況下で配信はどちらも中止に。金曜日に札幌円山夜想、土曜日に小樽A.LIVEとなじみのハコで歌うだけで戻ってくることになってしまいました。
残念でしたが、それでもこの状況下、無事に行けただけでもよかったんじゃないかな…と思います。
石田さんもライブ中に今年二度も北海道に来られるとは思わなかった、と話してました。
来られた…と言うゆるやかなことじゃなくて、これはある種、石田さんの執念ですよね。5月のリベンジをどうしてもしたい、という。これも念ずれば通ず、です。
私の場合は基本的にいつも、ライブやキャライベあっての旅です。
旅だけのために、というのはほぼない。
ライブや観劇、いわゆるエンタテイメントが私にとっては生きるエネルギーなので(大袈裟ではなく)、それをまず優先してスケジュールを決めている。
その中で旅になるときは、できるかぎりその土地も楽しんで帰るようにしてる、それが、その土地への、お邪魔します!ありがとう!の挨拶だと思ってます、ずっと。もう人生の半分以上。
なので、今回も、許される範囲で精一杯、気を付けながらも札幌の良さを堪能して帰ってくる、それしか自分のやることはない、と思っての旅でした。
小樽にも行きたかったー!でも、贅沢を言ってる状況ではないですね。来年、なんの気兼ねもなく小樽に赴けることを願ってます。
今回は急に決めたのでLCC。久々のスカイマーク。
札幌はもうGotoトラベルキャンペーンから除外されていたんですが、ホテルは急なキャンセルが相次いだらしくてとんでもないお安い価格だったこともあって、往復3万円かけないで行けました。ありがたいことです。
スカイマークって無料ドリンクは珈琲のみ、でも有料ドリンクっつっても100円。
キットカットももらえて1時間ちょいの空の旅、これで十分よなあ、っていつも思います。
今回、ボーイング737だったかな、なんとコンセントつきだった!
(帰りはなかったので、まだ全機種ではないみたい)
携帯の充電できてありがたかったです(離着陸時は使用不可)。
新千歳空港のクリスマスツリー。
ほとんど誰にも見てもらえてなかった…乗った便も乗車率半分くらいかな、空港の到着ターミナルにはほんとに人がいませんでした。寒かった…。
寒いといえば、めちゃくちゃ脅かされたけどそんなでもなかったです。雪もなかったので、普通のブーツにコートとマフラー、セーター1枚。インナーもキャミソールのみ。それで建物の中は暑いほど。
札幌、町中はあったかいんですね。
宿はハコからは歩けないとこだったんですが、札幌市内って地下鉄充実なのでそんなに離れてても困らない。
すすきののはずれ、中島公園のZepp真裏の「ホテルリソル札幌 中島公園」。
でも入ってみたらツインだったよーーー!
ミネラルウォーターに珈琲までついてるし、どこもかしこも綺麗だし。
めっちゃいいホテルで当たりでしたが、これ、Zeppでライブあるときとかはたっかいんだろうなー。
ちなみに2000円(ポイントもサイトのクーポンも使ったんで)。
あんまりよかったので皆さんにもおすすめしておきます。
フロントの方々がとっても上品でした。コンビニはすぐ近くにセコマもセブンイレブンもあり。
中島公園駅からは1分。すすきのも歩いてすぐ。また使いたい(値段によるけど)。
何より空港直行バスのバス停からもすぐっていう便利さ。
空港バスは1100円。地下鉄ほど便数はないけど、楽ちん。バスもガラガラでしたよ…。
この日はもうホテル直行して、そこから円山夜想にも直行。
終わった後もまっすぐ帰りました。
お邪魔してる立場なので、そのくらいの慎みは必要かな、と。
一番感染しやすいのが、飲食しつつの長時間のおしゃべりだって言われてるしさ~。
ライブハウスも確かにお酒は飲むけど、ライブ中も終わったあともそんなにわーわーとは話さないもんですよ。見知った顔ばかりだったし、終わったあともさっと失礼したし。席も対面じゃないし。
よほどアフターの居酒屋とかのほうが人は油断しやすいと思う。
◆
翌朝。
円山動物園と悩んだんだけど、できるだけ人と逢わずに各所短時間で…ということで、最近定番の寺社巡りにしました。
札幌市内にはすごく寺社が多かった!
人の手で開拓された土地だからなのかなあ。
その分、歴史的には近代以降の寺社がほとんどなんですけど。
まずはホテルの目の前にあった、札幌水天宮へ。
中島公園の脇にある、小さな水天宮さんです。
明治17年創建。
冬場に水天宮に来ると「水天宮利生深川」を思い出しちゃうんだなあ…勘三郎さんの筆屋幸兵衛。
やれたのは一度きりだった。もっとやりたかったろうと思う。
狛犬がいい感じに古びててかわいい~~~!
新しい狛犬さんはご立派。
社務所はご自宅兼なのかな、呼び鈴を押してご対応いただきました。
御朱印は初穂料500円(一部のサイトでは300円とあるけど変わったようです)。
女性の神職さんが書いてくださったようなんですが、すばらしい筆致でした。
(お忙しい時期、不在時などは玄関に御朱印の書置きがあるそうです)
続いて徒歩5分くらいのところにある、すすきの、豊川稲荷札幌別院。
明治31年建立。
赤い本殿がご立派にもほどがある~!
ここはとっても大きかった。地下にはお遍路体験ができる「光明殿」があり、誰でも入れます。
四国八十八カ所の砂が床に埋められていてそれを踏みしめて歩くとお遍路したのと同じことになる、という砂踏み霊場です。
弘法大師が祀られている大師堂前の狛犬。マスクしてた。かわゆゆゆ。
新勝寺にもある勝守があります。
これは疫病退散をみんなで祈りましょう、という寄せ書きならぬ寄せ札。
200円だったかな、お札を買って名前を書いて。
勝守を買うと2枚もらえるんだそうです。もう持ってるからなあ、新勝寺さんのやつ。
御朱印は本堂の本尊・不動明王と大師堂の本尊・不空羂索観音の2種類。
お願いしたら、おまけ?で、かわいいうさぎのがまぐち財布をいただいてしまった。
ありがたく頂戴しました。
ここは熱心な信徒の方が私がいる間にも何人もいらして、真言を唱えておられました。
ひとり、坊主頭の若い男性があとからすっと入ってきて、熱心にお祈りされたあと、私に「地下には行かれましたか?お遍路体験ができますよ!」とにっこり話しかけてこられた。もう済ませました、とお答えしたら、それはよかった、と爽やかに。
修行中の僧職だったのかも。全体に強い信仰心を感じて、清々しい空間でした。
その後、すすきのの大通りを歩く間、お昼だったのもあって、あまりの人のいなさにびっくり。
ほんとに逢わない、人に。
まあ、歌舞伎町に昼間あんまり人がいないのと同じ…? どうなんだろうなあ…。
お昼ごろ、工房アルティスタさんの購買部にまたぎのもみじちゃんが出没!と聴いたので寄り道したあと、購買部さんの裏にある北海道神宮頓宮へ。
北海道神宮そのものは、実は円山公園にあるんですよね。
親子の狛犬、子どもにおくるみ着せてあって、キュンとする。
日本人って無機質なものにも魂を見出す民族だよなーってこういうときに痛感します。
何にでも命があると発想する。慈しむ。付喪神。
アステカっぽい鳥居前の狛犬。
そうそう、狛犬が全体にすごい少なかったんですよ!
町中の寺社で狭い敷地に建ててるからなのかなぁ。
その後、札幌三吉神社さんへ。
写真はないんですが。ひっそりしてたけど、受験生?らしい学生さんや親子連れが来てました。
三吉神、勝負の神様だからね。
最後の札幌祖霊神社さんは社務所閉まってて御朱印はいただけず、参詣のみ。
現代的な神社さんでした。
◆
さてさて。
運がっぱちゃん、アックマ様、コアックマちゃんには逢えなかったけど、アルティスタさんのおかげでまたぎのもみじちゃんには逢えました。
久々のモフ充!(ま、言うても私はHugoでのファニコン生配信のおかげで、コタロウやふにゃっしーには逢えてるのですが)
タッチなし、ちょっと距離を保ちつつのおしゃべり。
もみじちゃーーーん!とエキサイトしてたら「消毒シロ」と叱られた。ごめんごめん。
念願の、スープカレー、ラマイでお昼。
何が念願かというと、これ(笑)
う の じ 。@uno36bk石田さんに会いに来ました(4年越しのネタ)。 #ラマイ #スープカレー #エナックブロッコリー #石田洋介 @yohsukei https://t.co/OwQoxBt7tc https://t.co/5K3LKJGQms
2020年12月05日 13:02
昔、石田さんがGCBで札幌来たときに、この絵と同じポーズをさせられてたんですよね(笑)
筆蹟のきれいな御朱印ばかりでした。
豊川稲荷。
まるで絵のようです。
成田山新栄寺。
不動明王。
不空羂索観音。
うっとりしました。
三吉神社は書き置きでした。
書き置き、ゴム印、嫌がる人いるけど、有り難みは変わらないですよ。
三吉神はそもそもは秋田県の神様で、分社です。
秋田の三吉神社
この絵はその藤原三吉神ですね。勝負の神様なのだとか。
今回の旅で神社用の御朱印帳、二冊目があと一箇所になりました。今年はハイペースです。
あんまり旅に行けない年になると思ってたのにねえ。
石田さんの歌う意思に感謝せねば、です。
◆
金曜日の夜は大切な素敵な時間になりました。
いい音楽と大好きな人達の笑顔だらけ!
エネルギーチャージ!
kurosawadaisukeさんとは実に一年ぶりの再会で、嬉しかった。いつも私が石田さんのファンなのを覚えててくださって、洋介ともまたやるよ、と自粛期間中から言ってくださってた、その実現をどうしてもこの目で見たかった!というのが、今回の弾丸ツアーの最大の理由だったのでした。