JUNKS! presents「時計じかけのカンレキ」
~吉野達哉還暦+1日祝賀興行~
2019.4.25 神田THE SHOJIMARU
杉野森kaz(Vo&G)
藤原マヒト(Key)
杉山章二丸(Dr)
Yo Ji(G)
吉野達哉(B)
Guest Vocalists
石田洋介
伊藤ヨタロウ
柴草玲
延原達治(THE PRIVATES)
最上川エミリー(白崎映美)
カパル(メッセージ動画で出演)
◆
映像作家、吉野達哉さん。
私達キャラファンには「きゃらきゃら天国」や「アイタイ」のPVをディレクションをしてくださったかた、というプロフィールが一番馴染み深いわけですが。実はThePrivatesをはじめ、泉谷しげる、グラスバレーetc…様々なアーティストのPVのほか、映像作品を数々制作している凄腕の映像作家でいらっしゃる。
その吉野さんが昨年、還暦を迎えられ、その還暦祝のパーティが、還暦+1日目、つまり、一年後に開かれて、石田さんがゲスト出演されるので足を運んでまいりました。
いやぁ楽しかった…!
ゲストメンバーの中でも、伊藤ヨタロウさんが私、大好きで。ヨタロウさんと石田さんとカパルってラインナップだけでもう胸いっぱいなのですが、さらに、ThePrivatesの延原さん、上々颱風の白崎映美さんまで。はああ、なんて豪華なの。
杉野森KAZさんは3年ほど前かしら、石田さんと対バンされて以来のお久しぶり。パーさんのドラムも久々です。
ほんともう贅沢だなあ、って客席でめちゃくちゃ楽しんでいた。
次から次から次へと繰り出される強い個性と素晴らしい音で、途中、あー、私の黄金週間は今日からなんだわーと幸せ極まりなく。
吉野さんの交流の広さと深さに客席で圧倒されておりました。
そして、面子の素晴らしさに加えて、吉野さんが全てセレクトしたと言うセットリストの絶品なこと!
それぞれのボーカリストに歌ってほしい曲を吉野さん自身が選んだそうなんですが、意外性満載、でも聴けば納得でもあり。
大好きな石田さんのPeopleGetReadyにこの豪勢なバンドの素晴らしい音!
これまた大好きなヨタロウさんの絞り出すような歌と河村さんのギターに芝草玲さんのピアノ。聴き惚れるしかなかった。
杉野森さんのブルースの塊な機関車、延原さんの洒脱なラストダンスは私に、芝草玲さんの独特の世界観に、白崎映美さんのパンチ!
カルロス・ダ・アイラさんはガリシアの詩人なのだそうですが、石塚紀子さんとともに歌い、バグパイプを鳴らし、空間の素晴らしい露払いをしてくださいました。
とっても楽しかった。3時間くらいだったのかな、たっぷりたっぷり。
楽しかった!以外の語彙を喪う。そんな時間。
楽しかった!以外の語彙を喪う。そんな時間。
吉野さんはずうぅぅっとニコニコされてて、お誕生日(還暦からまる一年だったそうです)をみんなで寿げたのはとても嬉しかったです。
◆
開演前や休憩中はモニターに、おそらく吉野さんがこれまで作られてきた映像が流れてました。
特に解説はなかったので、たぶん、ですけど。
最初はバンドメンバーのみで、インストルメンタルから、杉野森さんのボーカルで数曲。
杉野森さんは3年ぶりくらいでしたが相変わらず圧の強い声でした。
前半は、「I Feel Good」、さらに小坂忠さんの「ほうろう」。
杉野森さんとしては、自分では絶対に歌わないラインナップだったそうですが、ほうろう、よかったです。
ゲストボーカルのコーナーののち、二部頭は石田さんもギターで入っての、オリジナル「Beautiful Day Shainy Day」、そして、「機関車」。
再びの小坂忠。
この機関車がまたなんとも素敵でありました。R&B。小坂忠さんの機関車とガラッとカラーが違って、うわーってなってた。
石田洋介ファンとしてあのバンドで石田さんの歌う「機関車」も聴きたかったなーと思う気持ちと、ブルースの塊、身体ごと揺さぶるような杉野森さんの機関車を聴けてよかったなーと思う気持ちと複雑な相まりかたをしてた。
ハーモニーでは、2人の声の「ぶつかり合い」(本人達はどう感じてたかわかりませんが、こちらにはそう聴こえた)が大変に面白かったです。
石田洋介ファンとしてあのバンドで石田さんの歌う「機関車」も聴きたかったなーと思う気持ちと、ブルースの塊、身体ごと揺さぶるような杉野森さんの機関車を聴けてよかったなーと思う気持ちと複雑な相まりかたをしてた。
ハーモニーでは、2人の声の「ぶつかり合い」(本人達はどう感じてたかわかりませんが、こちらにはそう聴こえた)が大変に面白かったです。
春夏秋冬 泉谷しげる
誰かおいらに 山口冨士夫
ラストダンスは私に 萩原健一
ThePrivatesの延原さんがゲストのトップ。
いやーしゃがれた声が素敵極まりなかったです。とりわけ「ラストダンスは私に」。洒脱でした。
PeopleGetReady
PUZZLE
Morning Lullaby 大塚まさじ
二番手は石田さん。
この豪華なバンドでの「PeopleGetReady」がもうとってもとてもよかった…これを聴けただけでももう来た甲斐があったというもの。
吉野さん、石田さんを「ハリマオって呼んでたんだよ」って話してたくらいですからきっと長いお付き合いなんでしょうが、お仕事のお付き合いというより「飲み友達」なほうが付き合いは多いんだそうで。
映像作家としては上記のとおり、PVを制作していただいてもいますが、ベーシストとしての吉野さんときちんと共演したことはほとんどないんだそうです。
吉野さんは初めてだっけ?というし、石田さんも「いや、ありますよ、たぶん」って感じだし(笑)
そうは思えない音でしたけども(リハもほぼやってないって確かおっしゃってた)。
PUZZLEのとき、どーすんだろ、と思ってたら結構強引に「今日は歌える人がいっぱいいるのは知ってるんだ!」と前後に割っていつものように歌わせようとしたときの、吉野さんの困惑気な「洋介くん、たぶん、僕のお客さんはそういうの苦手だから…」って言葉に客席で受けてしまいました。ははは、すいません。
でも皆さん、特に前方アリーナの皆さんは協力的に歌ってくださってた…と思います。カウンターの中の店長とかね!
何よりもねえ、久々のバンドサウンドでのPUZZLEはとってもよかったのです。パーさん、かっちょえがったー!
最後の曲、大塚まさじさんの曲は吉野さんのリクエストですが、石田さんの鼻にかかった声が甘く、不思議な響きでとても面白かったです。
カパル
もう客席のほとんどはこれは一体、なんだろう、って感じだったと思うんですが、GCB47がきゃらきゃら天国のMVなどでお世話になったご縁でのカパルからのメッセージ。
吉野さんからカパルに来て、と頼んで、カパルもとっても来たかったんだけど、どうしてもSHOJIMARUの扉、頭が通らないってことで断念したそうな。
アイタイ以降はご当地キャラ界隈とのお付き合いはちょっと遠のいているとかで、合間にお声をかけてカパルの話をしたときはとっても恐縮してらしたんですが、それなのに吉野さんから声をかけてくださったっていうのがほんともうとってもとっても嬉しい。
ビデオメッセージはほんとは前半の石田さんのとこで流すつもりだったみたいなんですが、吉野さんに声掛けてカパルのこと話してたら「あっ、メッセージのこと忘れてたー!」(笑)
二部の頭で流す!と、ゆるキャラグランプリの決選投票の際のにゃんごすたーとのセッションの映像と合わせて流してくれました。
今度、麦汁飲もうおね、のメッセージ、ジェスチャーでもちゃんと伝わってきましたよ。
お隣にいた女性がずーーーーーっと「かわいい!かわいい!」って言ってくださってて嬉しかったです。
杉野森さんがカパルのメッセージがまだ終わってないのに話し始めて、終わる前に始まったらどーしよー!と思ってたら、曲のはじまりがメッセージの終わるタイミングとぴったりという。素晴らしかった!(笑)
カルロス・ダ・アイラ
石塚紀子
ガリシアの詩人なのだそうです。詳しいプロフィールは説明はなかったんですが、バグパイプを使ってオープニングと、二部の頭に数曲。
石塚さんが「私も何をやるか最初の曲以外知らされてない」と笑いながら、カルロスさんと呼吸を測りながらタンバリンと歌とをバグパイプの音にからめていく、そのスリリングさが素敵だった。
空気をさあっと払うような、豊かな音でした。
バグパイプって袋に貯めた空気を押し出して鳴らすときと、吹き込んで鳴らすときとがあるんだなあ、って初めて知りました。
面白い楽器だ…息を通す楽器なので音が複雑な、空気を孕んで雑味がいっぱいで、豊かでした。
芝草玲
たたみちゃんのテーマ
さげまんのタンゴ
私は初めてでしたが、いやもう圧巻でした…圧倒的なパフォーマンスだった。
芝草さんだけはバンドなしのおひとりでのパフォーマンスだったんですが、これはもう剥き出しに、芝草さんだけで作る世界が正解だと思う。
たたみちゃんのテーマでは吉野さんへの寿ぎも盛り込んで、即興性が強くてとっても面白かった。
さげまんのタンゴでは、カルロスさんに石塚さんが歌詞をその場で訳してあげていて、それに気づいた芝草さんがスペイン語をめちゃくちゃ放り込んできておかしかった…!
パワフルな世界を堪能でした。
伊藤ヨタロウ
エメラルドの伝説 ザテンプターズ
薔薇より赤い心臓の唄
お二人は同世代、ご近所だとかで、神田のあたりの懐かしいお話とか、亡くなったばかりのショーケンへの思い入れとか、気心の知れたお話のあとで、まずはショーケンの「エメラルドの伝説」。まさかの、ヨタロウさんのGS!びっくり。
そして「薔薇より赤い心臓の唄」の圧巻。いやあもう…言葉もなかった。
ピアノに芝草さん、ギターに遊びに来てただけのはずのソウルフラワーモノノケサミット、河村博司さんが飛び込みで。
静謐な音のなかに、ヨタロウさんの声が熱く熱く伸びていく。至福。
終わってからしみじみと店長に「あのヨタロウさんの歌を聴けて2500円で本当にいいんでしょうか」と訴えてしまいました。
相変わらずオシャレな姿でほれぼれ。
白崎映美(最上川エリー)
愛のさざなみ 島倉千代子
もう一度逢いたい 八代亜紀
山形の御出身なのですね。それで最上川。
白崎さんではなく、最上川エリーさんで、と吉野さんがお願いしたところ、「最上川エリーのときはキャラクターを作らないといけないらしい」とのことで…いやーめっちゃおかしかった、おかしすぎました。
渾身の演歌世界。客席にばんばん降りてって、めちゃくちゃ煽って盛り上げて。
大いに盛り上がったエリーさんのステージのあと、アンコールかかって最後は「また逢う日まで」。
石田さんと杉野森さんのダブルボーカル。
かわるがわる客席からもボーカルが飛び込んできて、賑やかに。
還暦+1日、つまり、お誕生日なのでケーキも用意されていて、吉野さん、♪よーしーのーカンレキー♪の歌を合図にろうそくを吹き消す…んだけど、どうしても先に空調の風で消されちゃうっていう(笑)
なんとかキープして、無事にふーっ!
万雷の拍手でみなでお祝いして、幕、となりました。
◆
正直、この場にはまったくの門外漢でした。客席に知り合い、ほとんどいなかったし。
それなのにそんなこと関係なく、周りの方々と笑い合い、歌い、拍手し、大騒ぎ。
(なんか…わかってなかったんですが、ずっと吉野さんの奥様と話してたみたいです…ありがとうございました)
フランクで、賑やかで、熱くて、あったかい空間だったのは、何よりも吉野さんがそういう人なんだろうなあ、と。
そういう人々を呼ぶ方なんだろうなあ、と。
シャイでらっしゃるんだろうなあ、あまりにみんなにおめでとう、おめでとうと言われすぎて最後のほう、なんだか受け答えがヘンテコになってる吉野さんが大変に愛らしかったです。
それにつけてもかっこいい人しかいない空間でした。
石田さんとカパルの縁でここに来られました。いつものことだけど、繋いでくれる石田さんには感謝しかないのでありました。
改めて、吉野さん、還暦+1歳、おめでとうございます。
またGCB47や石田さんともお仕事してくださーい!(あ、それは石田さん次第か…石田さん、よろしくです!)




































