エンリケ presents E-MODE
〜SuperSession!
HEAVEN青山 180527
エンリケ
鈴木賢司
川上シゲ
田辺恒治
大久保太
石田洋介
美月
田中綾美
エンリケさんpresentsのセッション企画。
いやはや、めっちゃ楽しかった。
楽しさに加えて、非常に「贅沢」をした、そんな充実感の強いライブでした。
前半はエンリケ・セッションとして、エンリケさんのナンバー、カバーを中心に。
後半はKenjiJammer &川上シゲ・セッションとして、ゲストの鈴木賢司さん、川上シゲさんをメインにカバーセッションという二部構成。トータル2時間程、濃密濃密のライブ。
鈴木賢司さんはロンドンから帰国されたばかり(「このためにわざわざ帰国したってことにして」とエンリケさん曰く・笑)。物静かな佇まいに反した熱いギタープレイで場を圧しました。
川上シゲさんは、エンリケさんが尊敬してやまない大先輩なのだそうで、あのエンリケさんがまるで小僧のようにシゲさんを見つめてらしたのが印象的。
シゲさんは非常に力の抜けた穏やかなスタイルで、演奏中もテンションはキープしたまま、音だけが強く熱くうねっていく。そぎ落とされた美。
先月の名古屋での作山功二さんもそうでしたが、歳を重ねるならこんな風に、素敵に重ねたいと感じさせてくれる、ジェントルで、しかし、熱はしっかり内包している、そんな演奏でした。
笑顔がお二人とも素晴らしく優しかったのが印象的です。
大先輩のアシストとして、ボーカルを勤めたのは我らが石田洋介。前半もコーラスとアコギメインの一部ボーカル。

石田さん、直前に風邪を引いてしまったらしく、そこに来て前日から二日間は屋外イベントで歌ってて(広いステージなので多分、どんなにオケを使っても負担は大きい…)喉は掠れ気味だったのですが、面白いことに歌ってるうちに出るようになってた。こういうの、気持ちの部分も大きいのかしらん。
後半のセッションでは、賢司さんとシゲさんのラフなセッションを楽しそうに見てる石田さんのまあ可愛かったこと(笑)
割って入れなかった、と自身のツイートではつぶやいてましたが、石田さん、あんまり気がついてなかったけど結構結構、賢司さん、石田さんを見てたんですよ?
次回チャンスがあったら、積極的にジャムってくださいね!
石田さんがちょっと頑張った瞬間。
なんか、石田さんのこのポージング、かわいいぞ(笑)
アンコールの全員でのセッションによる「Sunshine of your love」は予定通りだったのか、予定外だったのか…顔を見合わせてどーしよー?みたいな空気の中、急遽、田辺さんが歌い始めた感じからは予定外の感じも受けましたが…それもわからないくらいにいい感じに決まってて。
とにかくみんな楽しそう。新鮮なセッションに誰もが心地よさを…演者も観客も…感じていた場でした。
こういう出逢いがあるから、現場に足を運ぶのをやめられないのだ!
私自身は前日はすみだでの野外イベント、当日は朝から立ち仕事、身体はしんどくて正直、行くのも迷ったくらいでしたが行ってよかった! 行かなかったら後悔した、おそらく。
目の前で熱い厚い音を浴びる快感!
しんどかった身体に喝を入れてもらいました。楽しかった。
素晴らしいブッキング、素晴らしいステージを用意してくれたエンリケさん、そして、エンリケさんのオーダーをいいよ、と引き受けてくれた石田さんに感謝です!
◆
エンリケ・セッション
エンリケ vo.&ba.
田辺恒治 eg.
大久保太 dr.
石田洋介 ag.&vo.
美月 vo.
田中綾美 key.
Do Through
Third quarter
時空美月のレパートリーから一曲(タイトルわからなかった、ごめんなさーい)
People get ready 石田洋介訳詞ver.
デイ・ドリーム・ビリーバー
Stay with me
ロックでいいじゃん
Dickに捧ぐ (bicycle)
ナイフはいらない
In the flesh 石田洋介訳詞ver.
ほか、THE WALLより一曲
(あ、これ、順番は怪しいです…)
KenjiJammer&川上シゲ・セッション
鈴木賢司 eg.
川上シゲ ba.
大久保太 dr.
石田洋介 vo.
Fire
WhiteRoom
PurpleHaze
戦場のメリークリスマス
HeyJoe 石田洋介訳詞ver.
Crossroad
アンコール
Sunshine of your love
デジイチ持ってかなかったのでスマホからの写真を少しと、動画も少し。
撮りたくなる音と絵面でしたよ。
皆様ほんとかっこよかったなぁ。
エンリケ・セッションでは、エンリケさんのナンバーメインに。田辺さんが、リハ一回しかやってないとは思えない!と笑う場面もありましたが、どれもご機嫌でした。
美月ちゃんは時空美月のオリジナル、ロッド・スチュワート「Stay with me」、エンリケさん、佐和子さんのユニットbicycleのカバー「Dickに捧ぐ」のメインボーカルを。
どれも明るく溌剌と。特に「Dickに捧ぐ」はまた佐和子さんと違うタフさがあって面白かった。
田辺さん、相変わらず男前で素敵でしたーん。色気あるよね。
「ナイフはいらない」では、エンリケさんとダブルボーカル!(キープロだと工藤さんのパートかな?)
エンリケさんが飲み友達と紹介する(笑)キーボード、田中綾美さん。
音がキリッとしててたくましかった!
エンリケさんは幕開け、「Do Through」
「Third quarter」そして「ロックでいいじゃん」「ナイフはいらない」と前半にガツっと。久々にエンリケさんのボーカル聴きました。
「ナイフはいらない」はキープロとまた違う音になってて(キーボードも入ってるし、ギターも多いし、コーラス女性も入ってるし)、新鮮!でした。
石田さんは前半は自身の訳詞の「People get ready」、ザ・タイマーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」の2曲のメインボーカル。あとはコーラス。
ちょと出づらそうではありつつ、曲にはその掠れ具合があってはいたかな、と。
そして、In the flesh。
ここからは、プログレの精神世界に入ってくよ、とエンリケさんの前置き。
THE WALLという、ピンク・フロイドのロックオペラから(後に映画にもなってるそうですが… アーティストであればどんな人でも大なり小なり共感がありそうな、強い内面世界を描いたアルバムのようです…未聴ですが、今度聴いてみましょう…)。
石田さんの訳詞で。
かなり鋭い言葉の羅列。かっこよかった。
(この曲そのものが、主人公ピンクの葛藤を無視し、彼を求め囃し立てる聴衆に対して「できることならおまえらみんな撃ち殺してやりたい」If I had my way,I'd have all of you shot!と歌ってることを考えると、なかなかに複雑な気持ちになる曲でもありますが)
まあでも、かっこよかったのさ!
エンリケ・セッションのラストに賢司さん、一曲だけ参加して(なんか圧倒されちゃって、曲そのものが頭から吹っ飛んで何だったかは覚えてない…)、休憩を挟んでKenjiJammer&川上シゲ・セッションへ。
そして、頭から圧倒される。
かっこいいのなんの。
二部は特にシンプルなバンド構成になったのもあって、太さんの、それこそふっといドラムが、心地よかったなー。
ほとんど意識しては洋楽は聴かずに育った私ですが、そんな中でも「WhiteRoom」は好きな曲で、まさか石田さんのボーカルで聴ける日が来るなんて。
掠れ気味の声がこの曲の持つ哀愁にぴったりだったと思います。
「PurpleHaze」は、撮らずに聴こうと思ってたのに、途中我慢できなくなって撮ってしまってた(笑)
んげーかっこええんだもの。
石田さんも、最初歌い終わって思わず、賢司さんのギターにボソッと「すげぇ」って声に出しましたからね。
ほんとすげかったです。
唯一のインストルメンタル、夏も近いけど冬の曲なんですよ、と賢司さんが笑いながら紹介して、なにかと思ったら「戦場のメリークリスマス」という意外性!
でも素敵だったなー。
再び石田さん、衣装を変えての登場で、「HeyJoe」。
「まあひどい歌詞ですけど、ほぼ直訳ですから!間違ってないはず!」
そう、この「HeyJoe」と、一部の「In the flesh」の2曲は石田洋介の新訳!
既訳の「PeopleGetReady」も含めて三曲も披露しちゃって「翻訳家デビューすっか?」などとおどけておりましたがその直訳ぶりは「王様レベルまでは行かない」そうで「王子様」ってことに。
帝王だったり王子様だったり忙しいね(笑)
何とか、賢司さんにからんでいく石田王子。楽しそうだ。
あーしゅてきー。
あんまり素敵でほんと、賢司さんとシゲさんを収めるためにデジイチを持ってくるべきだったと後悔である。
ラストは全員でのセッションでCrossroad。そして、アンコールへ。
大盛り上がりで終幕!でありました。
◆
賢司さんとシゲさんは40年ぐらい前、下北沢のハコで高校生の頃、詰襟でギター弾いてた賢司さんが、シゲさんたちのバンドの演奏に衝撃を受けたのが最初だとか。
そのことを語る賢司さんは少し上気して、幸せそうだった。
「尊敬する大先輩」シゲさんに向かうエンリケさんは、ときめいてるような、緊張してるような。
そんな皆さんの中で、さらにドキドキしてるみたいな、でも楽しそうな顔してた石田さん。
美月ちゃんが一番、屈託無くあの場を楽しんでたかも(笑)
先達へのリスペクト。
先人達の作ってきた音楽へのリスペクト。
今、こうして出逢い、音を奏でられることへの歓び。
心地よく、ジョイフルな空間でした。
聴衆としては非常に贅沢な音を聴かせてもらいました。たーのしかった!
叶うなら「100%の石田洋介」と皆様のセッションもまた聴けますように!