綴る。 | まりゑ official blog「綴る」Powered by Ameba

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キューブ所属。役者。
お芝居と結婚して
歌と恋をしてます。

ファンタスマゴリックのMARiEで
作詞、振付を担当してます。

限りある世を、目一杯楽しむ所存。
よろしくお願い致します。

桜も散り、
春の瞬きのはやさに
舌を巻きすぎて、ゲホゲホしちゃいそうな

まりゑさんです。
こんばんは。

さてさて、
“重い腰をあげる”

という言葉がありますが

今の私は完全に
“重い親指を動かす”
て感じだろうか。

でも、うん。
向き合うことは、大切だ。

えっと、ここから少し感傷的な内容のブログになります。

もし、そういう気分じゃないですな方は
今日のところはここで、戻るボタンを押して
お帰りくださいませせ。



はい。


ということで、
昨日と今日、母とふたりで旅をして参りました。
つかの間の家族時間。堪能した。

こういう時間が私の人生で何よりも大切だなぁと改めて思うひとときだった。


骨を
納める旅。



もう、いくぶんか前のこと

大好きな祖母“おーちゃん”が

天国に旅立った。

最後の最後まで
“生きよう”と、頑張ってくれた。

前もここで話したことあるけど
本当に私はおじいちゃんおばあちゃん子で

夏休みは、ディズニーランドに行くことと
同レベルで“おじいちゃんおばあちゃんち”に帰ることが楽しみな子供だった。


いつも温かく、笑顔で
私を待っていてくれる場所だったからだ。


祖母は、
かなりの天然で、かなりの毒舌という
かなりのハイレベルハイクオリティなひとで

何より
最高に、美しい人だった。


誰よりも早く起きて
祖父が起きてくる前に化粧を済ませ、
朝ごはんも、おかずが何品も出てきて
料理が抜群に美味しくて。

食べ方もとても上品で、
食堂で、ごはんを食べる祖母の姿に
祖父が一目惚れをしたのがお付き合いするキッカケ、というくらい。

美しい人だった。


誰に教わることもなく
独学で和紙人形創りをはじめ
和紙人形作家にもなった。
手先が、本当に器用で
美しかった。

私の芸事を
とても楽しみにしてくれていて
いつだって、応援してくれていた。


そんな祖母にとって、

自慢の孫でありたいと強く思い、願った。


携帯を持つようになってから、
いきなり電話をかけてきて
何かと思ったら、

『まりゑに、いい人が見つかりますよーに!て毎日神様にお祈りしてるのよ』

『ああ、あありがと〜(苦笑)』

このやり取りが、恒例化してたなぁ。笑

『まりゑ花嫁姿見るまで、おーちゃん、死ねないわよ!』

って
言ってたんだけどなぁ。


ごめんね。おーちゃん


もうほぼ意識ない中
抱きかかえて背中をマッサージしていた私の方を
チラリと見てくれたのが、
言葉はなかったけど、おーちゃんとの最後の会話だった。


今日、きっと祖父や
ご先祖様と久しぶりに会えて
楽しく、ピザでも食べてるかな。
宅配ピザが大好きだったもんね。


ここに綴るまでに
まーけっこーな時間
かかりました。

でもここは、
『私』が詰まってる場所だから。

書き留めておこうかな、
と思い親指を動かした所存であります。



“臭いものに蓋をする”
て言葉あるけど

“辛いことに蓋をする”
て言葉のほうが当てはまる気がするな、私には。

向き合いたくないことや
辛くて悲しいことからは
逃げたくなる生き物であります。
だって人間だもの。

でもね
蓋をしたっていいじゃない。て思うのさ

蓋をしてるってことはさ
その容れ物はずっとずっと
持ちながら、歩んでいくわけだから。


“逃げ”じゃなくて
それが“生きる”ことなような気もするわけです。



マグロの頬肉
そば粉のチヂミ
海老の天ぷら
カレーライス
唐揚げ

私のお気に入り。
もっと食べたかったなぁ。
もっと一緒にいたかったなぁ。


自慢の孫でいられるように、頑張ります。
ありがとう。


そして、おやすみなさい。
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