さて
綴りますか。。。
歌喜劇
市場三郎
～温泉宿の恋～
無事、大千秋楽を迎えることが出来ました。
たくさんの“来湯”してくださった皆様
本当に本当に、本&当に←流行りに乗りたくて
ありがとうございました！！
“歌喜劇”
という、新感覚なジャンルへの挑戦の旅は
それはそれは果てしなく素敵な座組のみんなと
手と手を取り合い
目と目で会話し
耳と耳を研ぎ澄まし
心と心でお芝居に夢中になる
そんな、愛しい時間でありました。
初めての本読みの時、
「♬マークのところは歌なので、とりあえず今日は自由に歌っといてください」
と、耳を疑いたくなるような
まさかまさかの無茶振りをされたあの日が
ついこの間のような感覚もあるし
ここまでの、試行錯誤し
色んな芝居のチャレンジを毎回し
爆笑につぐ爆笑の連続で
芝居しながらも笑いをこらえるの必死な稽古場での様子が走馬灯の様に
脳内を駆け巡りもします。
日々って、止まらないんですよね、本当に。
時間は有限で、巻戻しはできない。
だから、その時その時を
噛み締めて生きないといけないわけです。
今回のこの「市場三郎」座組
恐ろしいくらいの絆がありました。
それは歌を生業にしている訳ではない面々が
“アカペラ”にチャレンジするという、この無謀さ。
“アカペラ”って、
本ッッッ当ッッッに難しくて
「音感」が全てで。
ひとりがズレると
リポビタンDのCMで
どんな状況なんだよ！とツッコミたくなるような、グラッグラの崖みたいな所にいて、危ないとこに手を伸ばしたらやっぱり崩れちゃって、あっという間に、万事休す！
。。。そんな感じの状況に、陥ってしまうわけです。
だから「絶対音感」的な感覚をみんな持っていたら
そらぁ楽なんですが
そんな技術、もちのろんで
持ち合わせてないもんで。。はい。。
だから我々は
【筋肉音感】を鍛えに鍛えまくるという方向性で、
何回も、何回も何回も！反復して
練習しまくって、出だしの音を体に叩き込むという
音楽的体育会系の方法でやって参りました。
音楽や歌唱指導を担当してくださった
ダイナマイトしゃかりきサーカスさんの素晴らしい指導のもと、座組一同必死に“アカペラ”に食らいついてた。
すると、休憩中も
ひとりが自然と歌いだすと
そこにまたひとり加わり、またひとり加わり
結果全員で休憩時間にも関わらず
大合唱してる、ということがしょっちゅう。
気付いたら、
誰かが崖から落ちそうになってると
「ファイトーーーー！一発ッッッ！！」という心意気で助け合うという絆が出来上がってました。
座組年齢もバラバラなのに
なんだが全員同級生のクラスメイトのように
一丸となってた、そんな感じ。
それは座長である濵ちゃんが持つ、人間力や
何事にも誰に対しても
フラットな雰囲気作りをしてくれたから
最高に愉快で、くだらなくて、笑顔が、絶えない座組になったのだと思います。
本当、最高の座長です。
あとね、
これは本当つくづく思ったんですけど
劇場に来湯してくださった方々の
温かさ。そこなんです。
チケットを買って
劇場に足を運んでくれた
お客様と作品がはじめまして！した時
ようやく、完成するんです。
この『市場三郎』を見守るお客様の温かさあっての
いい湯加減だったと、思います。
感謝。ありがとうございます。
今回
恐ろしいくらいの役数と、早替え。
まさかまさかの男の子役まで久しぶりに演じたりと
役者冥利につきる、そんな現場でした。
あーしてみよう
こーしてみよう
と考える時間は本当幸せだった。
こんなことだけ考えて生きていきたい、そう思った。
そして我らがリーダー！演出家・河原雅彦氏の絶対的なセンス。
的確な演出に、ダメだし一言一言が面白くてお洒落。あっぱれです。《安心、信頼の河原雅彦》というキャッチフレーズを授けたいくらいです。
いや～
綴り過ぎてますね。かなりね。
これくらいにしておきましょうね。
止めどなく溢れる、この作品、座組全員への敬愛ね。
本当に幸せなひとときでした。
また『歌喜劇 市場三郎』で会えますように。
シリーズ化になってほしいなぁ～♬
そんな淡い期待も秘めつつ♡
来湯してくださった皆様
応援してくださった皆様
よくわかんないけどまりゑ好きだぜ！な皆様に
心にデッカい花束を。。。
大好きだ、ゾイ♡
