「我ら ここに生きる・・・」の続き | 終着駅に降りる

終着駅に降りる

一人暮らしも慣れたけど、今は、守るべきものが何もない・・・

 

二次避難が進まないので、コメンテーターは・・・

「我々自身が考え方を変えて、二次避難をすべき」と、

決め付ける発言をする人もいます。

でも、ここを離れられない人たちも多く・・・

 

土建業で働く人たちは、24時間交代で、

道路の復旧や崖崩れ土砂の搬出をしています。

介護施設で働く人たちは、自分たちで水を運び、

入所者が食事を喉に詰めないように、小刻みにして・・・

震源から離れた地域は、片付けの後、

早速に仕事を再開した事業所もあります。

ここには、キレイな水を豊富に必要とするIT企業が進出

地元の人にとっては、願ってもない職場なので、

被災しながらも、避難所から仕事に来ています。

この人たちが、地域を支えています。

 

被災者支援には、将来の保証がありません。

見知らぬ土地の二次避難所へ行って、

先行きの見えない不安な日々を送るよりも・・・

不自由な避難所暮らしを続けながらでも、

今ある仕事を大切にして、復興を見届けたい・・・

その思いで、家族は一緒にいます。

二次避難を勧めるコメンテーターは、

被災者の心情が分からないのかナァ

 

1月2日、地震発生の翌日には、

警察消防、自衛隊や医療関係者を始めとして、

上下水道、送配電力のインフラを復旧する業者や、

ユンボを積んだ台車などが、延々と数珠繋で、

被災地へ向かいました。

 

地方都市では、土建業も重要な産業

従事者も多く、彼ら自身も被災者ですが・・・

土木工事の90%は、公共工事

災害時の道路復旧は、県と建設業協会の災害協定があり、

県の緊急要請を受けた地元の土建業者は、

昼夜を徹しての復旧作業に取り組んでいます。

彼らの懸命な働きがあっての救助や支援活動

でも、その様子は伝わって来ません。

 

貴女にとって、貴方にも

今日が良き日であります様に・・・