経済の問題などを、続けて書いています。
円高になると、輸入品が安く買えます。
ほぼ100%輸入している石油や天然ガスも安く買えて、
電気代やガソリン代が安くなります。
60%以上輸入している食料品も安くなります。
勿論、輸入ブランド品も安くなります。
海外旅行は、安い費用で行けます。
一方、円高は輸出品が高くなるので、
海外企業との価格競争は不利になり、輸出が減ります。
以前、円高でも輸出が好調だったのは、
高品質,高性能の日本製が評価された結果であり、
イイ物は、高くても売れました。
円安は、円高と逆に輸入品が高くなります。
石油や天然ガスが、高値でしか買えなくなり、
それらを原材料にする製造業の負担は大きくなります。
電気代やガソリン代などのエネルギーが高くなります。
食料品が高くなり、家計の負担も増えます。
輸入ブランド品は高くなります。
一方、円安は日本からの輸出品が、安くなるので、
価格競争は有利になり、輸出が増えます。
但し、汎用品は海外企業との競争が激しく、
利益も少なくなります。
インバウンドは増えて、観光産業などが潤います。
円高円安のバランスが、大きく崩れると、
企業努力では対応できずに、人員整理や工場閉鎖も・・・
そのような、社会混乱を招かないように政府は、
為替介入や政策金利で円高円安の調整をします。
一方、我々に自覚がないのは、安全保障の考え方
有事の際、輸入が滞っても困らないように、
エネルギーや食糧の一定量を自国で賄うようにします。
エネルギーは、割高でも風力や太陽光発電等を利用して、
出来るだけ自国で調達します。
食料は、補助金を出してでも自給率を上げます。
日本はエネルギーや食糧の安全保障を無視
経済効率だけを優先して来ました。
(つづく)
貴女にとって、貴方にも
今日が良き日であります様に・・・