病院こそが、変わるべき | 終着駅に降りる

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一人暮らしも慣れたけど、今は、守るべきものが何もない・・・

 

病院こそが、変わるべき

 

21日の医療関連団体の記者会見で、

『医療の緊急事態宣言』が発せられました。

特に、東京都医師会が、現場のひっ迫状況を訴えました。

チョット待て!! 何かオカシイ

日本は欧米の 1/10 の感染者や重症者なのに、

なぜ医療が、ひっ迫するのか・・・?

 

日本のベッド数は世界一(人口比)

その8割を占める民間病院は、大学病院等を除き、

コロナ患者を受け入れていません。

医療法で手厚く守られた民間病院は、

採算の取れないコロナ患者の受け入れを拒否できます。

その為、公立病院等の感染症フロアーだけの対応になり、

そこへ患者が集中し、ひっ迫しています。

要するに、民間病院が協力すれば解決します。

 

例えば、記者会見に同席した病院団体が主導して、

大型の民間病院にコロナ患者を割り振るべきです。

それが現実的でないのなら、

公立病院等が、今以上にコロナの専門病院と化し、

民間病院はその他の患者を積極的に受け入れるべきです。

その協力こそが、医療の社会的使命だと思うけどナア

 

数か月間、休みもなくコロナ患者に対応している

医療従事者のご苦労は察せられます。

一方で、看護師さんたちの使命感で支えられた

過酷な現場を、病院経営者は改善しようとしていません。

敢えて、キレイごとを書きます。

病院経営者は看護師の正常な勤務体制と雇用を保証し、

現場のご苦労に見合う手当の支給を提示して、

人材の確保に努めるべきです。

 

政府を無策のように非難する前に・・・

国民に行動自粛を呼びかける前に・・・

感染対策で資金が必要ならば政府に支援を求め、

柔軟な対応で医療現場の改善を図るべきです。

 

《私の歪んだ感想》

記者会見を分析すると、まるで他人事です。

このまま、コロナ患者が増え続けると、

いずれ、公立病院だけでは対応出来なくなり、

そのしわ寄せが、我々の民間病院にやって来る。

人手のかかるコロナ患者は儲からないので、

受け入れたくない。

だから、感染者を増やさないくれ・・・

余りにも身勝手な理屈です。

 

貴女にとって、貴方にも

今日が良き日であります様に・・・