11 孤独死の勧め | 終着駅に降りる

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一人暮らしも慣れたけど、今は、守るべきものが何もない・・・

 

 

11 孤独死の勧め

                                                           

経済的に余裕があり、人的な援助も受けられる人は

手厚い介護をして差しあげたらイイ

以下は私の身の丈に合った考えであり、生き方です。

これまでの補足

子育てや仕事で、親の手助けを受け

同居している家族が、

その後に介護するのは自然だと思います。

                                                        

去年、認知症の妻の介護に行き詰った老人が、

妻を絞殺して自殺しました。

そのニュースを聞いて、

「可哀想・・・」とは思いませんでした。

「二人で一所懸命に生きたのだろう・・・」

「ご苦労様・・・」と言いたかった。

                                                          

家内は闘病中に、抗ガン剤の副作用で、

軽い認知症を発症していました。

脳へ転移して、放射線の全脳照射を受けた後、

症状は一気に進行し、要介護2になりました。

そんな時、私にもガンが見つかり・・・

家内の介護と、私の入院手術の両立が出来ずに・・・

手術をアキラメ、家内に寄り添いながら、

二人で最期の日々を送ろうか・・・

動物の自然死のように、と考えました。

                                                    

脳裏に浮かんだのは、家内に・・・

「一緒に死のう・・・」と語り掛けたら、

「○○(私)と一緒ならイイよ」

と笑顔で応じてくれると思いました。

その後に、私達は多くの善意に支えられ

奇跡のような連鎖が起き、

家内は私と同じ病院へ入院し、

私も手術を受けられました。

神様が助けて下さったとしか思えません。

                                                          

孤独死は納得して、潔く旅立てると思います。

動物が群れから離れ、静かに死んで逝く様に、

人も自然死がイイ

                                                           

貴女にとって、貴方にも

今日が良き日であります様に・・・