最近暑い日が多いですね
気温だけでなく、雨で湿度も高い日は顔がべたべたに
メイク崩れにあらがうべく、
簡単に落とせるメイクから
汗・皮脂に強いメイクにチェンジしました
そこで気になるのが「毛穴詰まり」
毛穴詰まりに対するアプローチとしては、
・オイル系のクレンジングで角栓ぽろり
・K社のジェル洗顔で崩壊洗浄
など、いろいろあると思うのですが…
今回は「酵素」に着目してお話していきたいと思います
そもそも酵素って?
化粧品に使われる酵素はいくつもありますが、
角栓ケアに特に有効とされるのが「プロテアーゼ」です
プロテアーゼとは、
プロテイン(=タンパク質)を分解する酵素のこと。
パイナップルに含まれる
「パパイン」なんかが有名ですよね
悩みの種になる角栓ですが、
実は、大部分がタンパク質でできているんです
2007年のポーラさんの発表によると
その結果, 20代から30代で目立つ毛穴には角栓が存在し, 角栓の組成を分析した結果, タンパク質成分が約7割を占めることが判明した。
水越興治, et al. "年齢による毛穴の目立ちの実態調査." 日本化粧品技術者会誌 41.4 (2007): 262-268.
との記載が。。
タンパク質を多く含む角栓のケアに対して、
酵素がいかに有効かがわかりますね
酵素の敵は…身近な◯◯!?
上記の理由から、酵素(プロテアーゼ)は
多くの毛穴ケア製品に使用されてきました。
・洗顔
・クレンジング
・シートマスク
・美容液
・ピーリングジェル
などなど…
ここでみなさんに覚えておいてほしいことが
1つだけあります。
それは…
酵素(プロテアーゼ)は
水分にとっても弱い
ということです
さらに厳密にいうと、
酵素(プロテアーゼ)は
水になじんだ状態(=水和)で活性化されて
はじめてタンパク質を分解できるのですが、
時間がたつとどんどん働きが悪くなってしまうのです、、
例えば、プロテアーゼの中でもパパインについて、
世界的な試薬メーカーであるSigma-Aldrich社によると、
…溶液中で活性がある場合でも恐らく自己分解や酸化の結果、1日に約1~2%ずつ失活していきます。
Merck|システインプロテアーゼであるパパインの特性と製品
との記載が…!
実は、酵素も「タンパク質」。
タンパク質分解酵素であるプロテアーゼは、
水になじんだ状態(=水和)で活性化して、
お互いに分解しあってしまうのでしょうね
そのため、酵素入り化粧品を選ぶときには、
「化粧品に水がたくさん入っていないか?」
「酵素の安定性を保つために
どのような企業努力をしているか?」
などを確認して選ぶと良いと思います
おすすめ酵素化粧品のご紹介
以上のことをふまえて、
私がおすすめできると考える酵素化粧品を
ご紹介できればと思います
①FANCL|ディープクリア洗顔パウダー
酵素洗顔の名品といえばやっぱりこちら。
これまでご説明したように、
酵素の敵は「水分」。
酵素洗顔にパウダー状のものが多い理由に
みなさんもご納得いただけたのではないでしょうか?
FANCLさんの酵素洗顔パウダーの特徴は、
1回使い切りの個包装を採用していること。
湿度の高くなりがちな水回りに置くと、
パウダー状は湿気を含んでしまいがち
湿気を含んでしまうと、
せっかくの酵素がどうなってしまうか…お分かりですね
個包装タイプだと、
フレッシュな状態の酵素を
いつでも使えるので嬉しいですね
気になる洗浄力については、
HP内で確認できます。
▽詳しくはこちらのページでご確認ください!
ぜひ試してみてくださいね!
②ロート製薬|メラノCC ディープクリア酵素洗顔
こちらも発売当初に話題になりましたね。
ご存じの方も多いと思います。
ペースト状の洗顔料は、
一般的には水を一番多く含んでいるんです。
そのため、酵素洗顔でペースト状タイプは
通常あまりおすすめできないのですが…
メラノCC酵素洗顔のすごいところは、
製品保管中の酵素の失活を抑えているところ!
実際に、開発者の製品紹介ページには、
以下のように記載されています。
一般的なチューブ洗顔よりも水分を極力少なくし、保湿成分を多く配合するロート独自技術を用いることで、保管中の酵素の失活を防ぎ、活きたままの酵素で毛穴ケアができる商品化に成功しました。
ロート製薬|「メラノCC®ディープクリア酵素洗顔」が売上20億円突破!美容液に続くヒット商品に!
確かに、全成分を見てみると、
水の含有量を抑えていることがわかります。
《成分》
グリセリン、水、パルミチン酸、ミリスチン酸、水酸化K、BG、ジグリセリン、ラウリン酸、ステアリン酸、ラウリルグルコシド、アスコルビン酸、3-O-エチルアスコルビン酸、プロテアーゼ、PG、アルギン酸Na、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリクオタニウム-7、カオリン、酸化チタン、水酸化Al、ステアリン酸グリセリル(SE)、BHT、ピロ亜硫酸Na、香料
一番含有量の多いグリセリンは
保湿剤として有名ですが、
これは、水をゆるく掴んで(=結合水)保持する働きによるもの。
これにより、酵素の失活をできるだけ抑えているのですね
「パウダータイプの洗顔だとちょっとハードルが高い…」
「毎日、手軽に酵素洗顔をしたい」
そんな人におすすめの製品です!
角栓すっきり つるすべ素肌を手に入れよう
いかがでしたか?
酵素の働きを最大限に生かした化粧品を見極めて、
上手に角栓ケアをしてみてください