「シン・ウルトラマン」(2022年)

世代を超えて愛され続ける“ウルトラマン”を「シン・ゴジラ」の庵野秀明企画・脚本、樋口真嗣監督で実写映画化した特撮アクション・エンタテインメント。謎の巨大生物の出現が日常となった日本を舞台に、新たに設立されたカイジュウ対策専門組織「禍特対：カトクタイ」禍威獣特設対策室専従班に所属する隊員たちの奮闘を描くとともに、宇宙から突如飛来した正体不明の銀色の巨人・ウルトラマンの目的と、カイジュウとの壮絶な戦いの行方を実力派キャスト陣の豪華共演で描き出す。出演は斎藤工、長澤まさみ、有岡大貴、早見あかり、田中哲司、西島秀俊。

巨大不明生物「禍威獣（カイジュウ）」が出現し被害が発生している日本。日本政府は「禍特対：カトクタイ」を設立し禍威獣対策に当たっていた。そんな時、透明禍威獣ネロンガが出現すると謎の巨人が大気圏外から飛来し、これを撃退して去っていく。光の星から来た巨人はウルトラマンと名付けられ、その後も禍威獣退治に奔走する。しかしその後、凶悪外星人ザラブや一見友好的な外星人メフィラスなどの異星の生命体が地球を征服、滅ぼそうとこの星にやってくる。ウルトラマンの正体はネロンガから子供を守るために犠牲になった禍特対の神永新二だったのだが…。

登場する怪獣は、ゴメス、マンモスフラワー、ペギラ、ラルゲユウス、カイゲル、パゴスはウルトラマンならぬ、ウルトラＱに出てくる怪獣。だから科特隊レベルでも倒せたのね

そして、ネロンガ、ガボラはウルトラマンに登場する怪獣なので、ウルトラマンによって倒されます。最後のトリはゼットンです

ウルトラマンを完全に倒した宿敵ゼットン。怪獣や生命体ではなく最終兵器で「スター・ウォーズ」の【デス・スター】みたいな感じ。しかし怪獣（禍威獣）、科特隊（禍特対）、宇宙人（外星人）という言い換えは必要だったのかな…しっくりこないですけどね😣

やっぱりというか…評判が高かった“シン・シリーズ”第１作目の「シン・ゴジラ」に比べるとどうにも分が悪い「シン・ウルトラマン」です。ゴジラが完全に“出落ち”なのに対して、ウルトラマンは、①怪獣の出現、②怪獣が街を蹂躙する、③ウルトラマンの出現、④怪獣退治、とステップが多いんですよ。この辺がどうにもこうにもまどろっこしい。しかもウルトラマンの正体は科特隊の神永新二ですからね。地球生まれの人間と、光の国から来たウルトラマンの葛藤みたいななものが入ってくるから、スッキリとはいかないです。それでも見所は、巨大化した長澤まさみ😁