「ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!」のエドガー・ライト監督によるクライム・アクション。天才的なドライビング・センスを買われ、組織の逃がし屋を務める青年“ベイビー”。ある日、運命の女性デボラと恋に落ち、闇の世界から足を洗おうとするが……。出演は「きっと、星のせいじゃない。」のアンセル・エルゴート、「ユージュアル・サスペクツ」のケヴィン・スペイシー、「シンデレラ」のリリー・ジェームズ、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』シリーズのエイザ・ゴンザレス、『MAD MEN マッドメン』シリーズのジョン・ハム、「Ray/レイ」のジェイミー・フォックス。
天才的なドライビング・センスを買われ、犯罪組織の“逃がし屋”として活躍する若きドライバー、“ベイビー”(アンセル・エルゴート)。そんな彼が最高のテクニックを発揮するための小道具は、完璧なプレイリストが揃っているiPodだった。 子供の頃の事故の後遺症で、耳鳴りが激しい “ベイビー”だったが、音楽にノって外界から完璧に遮断されると耳鳴りは消え、イカれたドライバーへと覚醒する。だがある日、運命の女性デボラ(リリー・ジェームズ)と出会った彼は、犯罪現場から足を洗うことを決意。ところが彼の才能を惜しむ組織のボス(ケヴィン・スペイシー)にデボラの存在を嗅ぎ付けられ、“ベイビー”は無謀な強盗に手を貸すことになる……。
本編にもカメオ出演しているウォルター・ヒル監督の「ザ・ドライバー」(1978年)へのリスペクト作品らしいです。まあ、観てないんですけどね。ただ、今回の主演はアンセル・エルゴート。こちらも、私は知りませんでしたね。25歳の新鋭ということは撮影時は22・23歳、歌手でいえばジャスティン・ビーバーみたいなもん リメイクされた「キャリー」(2013年)、「ダイバージェント」(2014-16年)で頭角を現し、「きっと、星のせいじゃない。」では主人公の相手役、そして今回主人公と出世街道まっしぐらヒロインのリリー・ジェームズは実写版「シンデレラ」で有名ですよね。こっちは私でも知ってました
両親と一緒に乗っていた車の事故。それ以来、酷い耳鳴りに悩まされたいた主人公ベイビーは、大音量のiPodをイヤホンで聴きながら “天才的な”ドライバーテクニックを発揮する。ということでこの映画はカーチェイス・シーンと並び、その音楽が見どころとなっています。クイーン「Brighton Rock」、ボタン・ダウン・ブラス「Tequila」、サイモン&ガーファンクル「Baby Driver」、コモドアーズ「Easy」、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン「Bellbottoms」…。クールな曲とホットなカーチェイスが絶妙なバランス。スタイリッシュかつ、エキサイティングな作品となっています。批評家も絶賛していて、支持率98%だそうですよ
「ベイビー・ドライバー」(2017年)
監督 エルガー・ライト
製作 ニラ・パーク、ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー
脚本 エドガー・ライト
撮影 ビル・ポープ
編集 ポール・マクリス、ジョナサン・エイモス
音楽 スティーヴン・プライス
出演 アンセル・エルゴート (ベイビー)
ケヴィン・スペイシー (ドク)
リリー・ジェームズ (デボラ)
エイザ・ゴンザレス (ダーリン)
ジョン・ハム (バディ)
ジョン・バーンサル (グリフ)
フリー (エディ)
CJ・ジョーンズ (ジョセフ)
ジェイミー・フォックス (バッツ)