特殊能力（SPEC）を 持った犯罪者に立ち向かう 未詳事件特別対策係（ミショウ）捜査官の活躍を描く人気シリーズの完結編を２部作で描く劇場版の後編。謎の数々が解き明かされ、ついに当麻と瀬文に運命の時が訪れる。主演は「コード・ブルー」の戸田恵梨香と、「それでもボクはやってない」の加瀬亮。監督は「トリック」「天空の蜂」の堤幸彦。
当麻が感染した“シンプルプラン”のウイルスはありふれたインフルエンザウイルスであると分かる｡ 一同は安堵するが、疑問を抱いた当麻は父の親友･湯田秀樹の本名が「ユダ（Judah)」でありその正体がプロフェッサーＪであると気付く｡ 同じ頃、本性を現した湯田は 警察病院で厳重に保護されているSPECホルダーたちのうち、大人を虐殺し、子供にはウイルスを感染させる。そしてついに、セカイと潤と当麻との最期の対決が迫る。
やはりというか、ラスボスはセカイで…その部分はヒネリが無かったのですが、その分内容が分かり難いのが難点。ファティマ第三の予言にある、『左手に火の剣を持つ天使』（＝人類を滅ぼす者）と、『右手から輝かしい光を発するマリア』（＝世界を救う者）はいずれも当麻紗綾であったということ。左手が、黄泉の世界から死者を呼び寄せるスペック、右腕（カイナ）はパラレルワールドを開く、いわゆるソロモンの鍵のスペック
この世の中は１つではなく、同時に並行して存在する別の世界が存在するという概念。だから…エンディングでは当麻は存在してないんだよね。パラレルワールドの淵、つまり無間地獄にハマっているんだと。でも、最後の最後に瀬文にキャッチされるんだよね。そしてエンドロールの後、坊主頭の男と赤いキャリーバッグを引く女。この二人が当麻と瀬文だと願わずにはいられません。 “当麻…来世で待ってろ
” スペックの世界観は永遠です。
” スペックの世界観は永遠です。
「劇場版 SPEC ～結（クローズ）～ 爻（コウ）ノ篇」(2013年)
監督 堤 幸彦
製作 濱名一哉、植木博樹、今井夏木
脚本 西荻弓絵
撮影 斑目重友
音楽 渋谷慶一郎、ガブリエル・ロベルト
テーマ曲 THE RiCECOOKERS 『波のゆくさき』
出演 戸田恵梨香（当麻紗綾）
加瀬 亮 （瀬文焚流）
向井 理 （セカイ）
大島優子 （青池 潤）
北村一輝 （吉川 州）
神木隆之介（一 十一）
城田 優 （地居 聖）
田中哲司 （冷泉俊明）
安田 顕 （海野亮太）
福田沙紀 （志村美鈴）
真野恵里菜（サトリ）
浅野ゆう子（マダム陽＆陰）
栗山千明 （青池里子）
遠藤憲一 （湯田秀樹）
北大路欣也（「卑弥呼」）