トム・クルーズ主演の大ヒット・スパイアクション・シリーズの第3弾。フィアンセとの結婚を控え、一線を退き教官として後進の指導に当たっていた主人公イーサン・ハントが、巨大な敵を前に、再び限りなく不可能に近い危険なミッションに挑む。共演は「カポーティ」でアカデミー主演男優賞に輝いたフィリップ・シーモア・ホフマン。監督は人気TVシリーズ「エイリアス」「LOST」のJ・J・エイブラムス。本作が劇場映画のデビュー作となる。
超一流のスパイとして活躍したIMFエージェント、イーサン・ハント。現在は引退し、教官として優秀なスパイの育成に務めていた。私生活でもフィアンセの看護士ジュリアとの結婚を控え、充実の日々を送っていた。そんなある日、イーサンのもとにIMFから新たなミッションが届く。教え子である女性エージェントのリンジーが悪の組織に拘束されてしまったのだ。さっそく同僚と共に救出へ向かうイーサン。やがてそんな彼の前に、国際的な闇ブローカー、オーウェン・デイヴィアンが立ちはだかる…。
トム・クルーズの製作・主演の俺様映画「M:i:Ⅲ」を観ました。興行的には大コケで、トムがパラマウント社を契約解除になったといういわく付きの作品だったのですが、意外と面白かったです。フィアンセと結婚を控え、教官として後進の指導に当っていたイーサン・ハントが、巨大な敵を前に、限りなく不可能に近い、危険なミッションに挑む、トム・クルーズ主演の大ヒットスパイ・アクション・シリーズ「ミッション:インポッシブル」の題3作目。(日本的にいうと『スパイ大作戦』ですな!)
前作に続き、アクションシーンが目白押しで、息をもつかせません。しかし監督が「人間としてのイーサン・ハントを描いた」と言ってましたが、それは不発に終わったようです。共演は「カポーティ」でアカデミー賞俳優となったフィリップ・シーモア・ホフマン。それにしてもハル・ベリーといい、シーモア・ホフマンといい、何故かアカデミー受賞の直後にアクションものに出ているのはどうなんでしょう。撮影は受賞前でしょうが「出なきゃ良かった」と思ってるんじゃないかと心配してしまいます。
「M:i:Ⅲ」(2006年)
監督 J・J・エイブラムス
製作 トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー、ストラットン・レオポルド
原作 ブルース・ゲラー
脚本 J・J・エイブラムス、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
撮影 ダニエル・ミンデル
音楽 ラロ・シフリン
出演 トム・クルーズ (イーサン・ハント)
ヴィング・レイムス (ルーサー・スティケル)
マギー・Q (ゼーン)
ジョナサン・リス=マイヤーズ(デクラン)
ミシェル・モナハン (ジュリア)
ケリー・ラッセル (リンジー)
ビリー・クラダップ (マスグレイブ)
サイモン・ペッグ (ベンジー)
ローレンス・フィッシュバーン(ブラッセル局長)
フィリップ・S・ホフマン(オーウェン・ディヴィアン)