庄屋の栄太郎「精助さん、田植え終わったね」
栄太郎「ほかでのないが、教えてほしいことが
あってね」
何でしょう?
栄太郎「良助の息子が障害があるらしい。生年月日
を聞いてきたか見てほしいんだ」
36歳の男、命式は年柱:傷官・病・傷官、
月柱:比肩・衰・偏財、日支:建禄・比肩。
精神病ですね、突然、暴れ出したり、夜中に目を覚ましたり
しませんか?
栄太郎「驚いたな、その通りらしい。治るかな?」
気の病だから・・・・、良助も大変ですね。
栄太郎「精助さん、生年月日で気の病と判断した理由が
知りたいが・・・・」
十二運の建禄は旺相運、病・衰は弱運。これは悪い命式
の典型で、建禄は非常にちみつで神経質の所があり、
衰は人のつき合いも地味で、引込思案。
これだけでは気の病にならなかったと思いますが、
比肩・傷官の星があり本来、自我が強く、感受性も鋭く、
日支・建禄で外で活躍できる星があるために、すべてが
裏表の極端な現象が起きてしまったと考えられます。
栄太郎「何でもほどほどが良いと言うことかな」
そのようです。