両忘で出迎えてくれる、カエルの夫婦。画像はお借りしました。
 
 
香川県高松市にある大好きなイタリアン「両忘」。
店がオープンしてもうすぐ3年目に入ります。
若いご夫婦が、懸命に店を切り盛りしている姿を
2年間見てきました。
 
 
高松では、価格設定の高いイタリアン。
試行錯誤しながら、たぶん周囲からもアドバイスやご意見、
余計なおせっかい、聞きたくない雑音。。。
いろいろ耳にされてきたのかな、と想像します。
 
 
それでも自分たちはどうしたいのか、というのを
ずっと追求してこられています。
その姿勢に「すごいな、勇気があるな」と思い
こっそり応援してきました。


2015年8月19日にシェフがFBに投稿された
師匠に怒られた話、というのが好きで。
コピペしますね。



月曜、火曜と大阪にいってきました。
修行時代お世話になった鹿児島のcainoya塩澤シェフが

大阪でプロ相手に技術講習会をするのでアシスタントにこないか?とのお声かけ。
もちろん参加させていただきました。

日本を代表するようなシェフの方々や地方のレストランシェフも多く集まり、
アシスタントは緊張を極めましたが
熱い想いの多くのシェフ達と交流することができました。

 

講習会後も多くの熱い人たちと繋がることができいろいろな考えに触れられました。

店のこと
料理のこと
おいしいということ

どうありたいのか
もっと大きく考えることはできないのか

本当に熱い時間を経験できました。

あと、前から自分は有名になりたいのか?
好きな仕事ができて幸せに人生を歩めたらそれでいいのでは?

と考えることがありました。
 

そんな事を塩澤シェフに話すと頭をべしッとやられて

有名にならなきゃお客さんはこない。と言われました。

地方である程度高額なお店は他県からもお客様に来ていただかないと

地元だけでは席を埋めていくのは厳しいところがあります。
有名になりたいわけじゃない。
でも有名にならなければこの先やりたいと思ってることはできない。

 

今オープンして半年。まだまだ目の前のことで日々必死になってますが、

この先もっと力をつけて県外からもお客様を呼べるような

突き詰めたお店にしていけたらと思います。

ひとつもふたつも両忘をよくしていける経験をできた2日でした。

また今日から精一杯精進させてもらいます!

長文にお付き合いしていただきありがとうございました^^;

 

 

この投稿を読んだのは、

「この先、仕事どうしよう…」と思っているときでした。
 
 
知っている人にだけ来てもらえればいい、とか
こじんまりとやれればそれでいい、とか
営業活動は苦手、とか
誰かと一緒に寄り添ってやれば何とかなるだろう、とか
 
そういう、わざわざ自分の器を小さくするような
制限をかけて、可能性の扉を閉めてしまうような
少なからずそういう気持ちでいたので
ガーンと頭を殴られたような気分でした。


自分がどうなりたいのか、それを自覚して
そのあとは、ただ自分を信じて
がむしゃらにやるしかないんだ、と。
(あ、ウラ期の人はちょっと違いますけどね)

 
これからもこの2人と同様、
私も試行錯誤しながら前を向いてやっていこう。
そう思っての、今日も美味しいランチでした。

 
お料理に興味がある方は
このあとも読んでくださいね。
ランチのご紹介しまーす。



両忘の、今日のランチ。

前菜一皿目。
まず目を引くのが薄ーくスライスした生のマッシュルーム。
その下にはスモークされたバターがたっぷりと。
一番下のバゲットを手に持って、そのまま口元に近づけると
マッシュルームの香りがふんわりと漂い、幸せな気分に。
思わずため息。。。
 
 
 
前菜二皿目。
岩手県産短角牛のタルタル。イタリア語だとタルタラ。
表面を軽く炙ってあり、オリーブオイルと最後にケッパーを
細かく挽いたものがかけてある。
塩は軽めで肉の味がとにかく甘い。
バゲットと共に。




野菜の一皿。
サラダ仕立てだが、ここのはひと味違う。
軽いドレッシングのかかった葉野菜の下に
絶妙にグリルされた根菜が隠されている。
玉ねぎが甘い。さつまいもがほくほく。れんこんが香ばしい。


 
メインは山口県産のサワラ。ほんの少しレアの状態で
グリルされていて、シェフは焼きの天才だなぁ、と思う。
サワラの下には白いんげんのピューレ。
上には青梗菜とダンデライオンの葉があしらわれています。

 
 
パスタはポモドーロ。
ここの看板メニューですが、レシピ改革をされている最中で
現在ほぼ食べられない状況。
「大阪に引っ越すから・・・」と今回無理言ってお願いしました。
十分美味しいんですよ、でも納得がいかないんだそう。
これよりもっと美味しくなるなんて、楽しみです。

 
 
ドルチェは、苺とミルクシャーベットをあしらったパンナコッタ。
甘酸っぱい苺とシャーベットが甘いパンナコッタによく合う。
 
 
 
洋酒の効いたチョコレートプリン。濃厚、大人の味。ガツンとくる。

 
今まで一度も一緒に写真を撮ったことがなかったので
「ぜひ」とお願いしたら、お二人とも写真は恥ずかしいんですって。
「Webには載せないので」と約束して、一緒にカメラに
収まってもらいました。
スマホのアルバムの中に、大切に保存しています。
 
 
いつも美味しい料理と丁寧なもてなし、
ありがとうございます。
今日も御馳走さまでした。
 

 

 

セッション風景

 

お問い合わせ・お申込みはこちらから

 

メニュー・料金はこちらから

サイトマップはこちらから