ウクライナにロシアが侵入し,あってはならない戦争が始まってしまった。

 

SMAPの歌が平和を訴えるべく,「今」を伝えていると報道されていたけど,氷室京介さんだって,平和を願う歌を作っている。

この曲は1989年に発売された「NEO FASCIO」のアルバム収録曲であり,発売から 16年後の2005年には「ファイナルファンタジーⅦ~アドベントチルドレン」のテーマソングにもなっている。

 

 「眠れぬ夜をいくつ数えたら 俺たち辿り着くだろう」

 「どれだけの命亡くした時,争いは終わるのだろう」

 「歴史の上を転がるだけの救えない導化師たち」

 「いつかだれかが言ってたように答えは風の中」

 

 

 

 シングルカットされていない曲を,アルバム発売から16年後にゲームのテーマソングとして起用されるのは非常に珍しい事で,それは多分,当時聴いてた俺らの世代が,今は社会人として責任ある地位に着き,ふと「このゲームの伝えたいことはこの曲だ」と思ったのであろう。そして今,混沌とした世界を歌い上げているのもこの曲だと思う。

 

 「どれほどの苦しみに耐えたら笑顔は自由になるのか」

 

 

 

 

 このアルバムはヒトラーのファシズムをテーマにしたコンセプトアルバムであり,アルバムの10曲目に収録されている。「一番言いたいことがこの曲であり,それまでの9曲はCALLINGに行きつくまでの過程に過ぎない」とまで言い切るほど,本人はこの曲を重要視していたし,当時のツアーでも最初から「アンコールで演奏する」というポジションも決まっていた曲。

 

 そして見にくい争いを始めた指導者たち・・

 

 「嘘のパズルを並べ替えてる哀れなペテン師たち」

 「不器用さを器用に振舞う愚かなロマンティストたち」