BUCK-TICKファンならご存知ですが,BUCK-TICK結成当初のバンド名は「非難GO-GO」で,ボーカルはアラキさんで,桜井敦司さんはドラムを叩いていた。そのアラキさんが登場して「非難GO-GO」時代の曲を歌ってくれている動画がこちら。

 

 

 アラキさんが発言している「石野卓球でもなければケラでもない」というのを解説すると,石野卓球さんは電気グルーヴ結成前,「人生」というバンドで活動しており,その時に白塗りをしていたからで,ケラさんとはインディーズレーベル「ナゴムレコード」の主催者であり,自らも「有頂天」というバンドで活動していた。「ライブ本編は誰も知らない,全てレコード未発売曲を演奏する」,「アルバム1曲目にいきなり,さよならを告げる曲を持ってくる」,「採算度外視でナゴムを経営していたので大赤字だったが,「たま」のブレイクにより黒字へ転換し,経営が安定してきたことに嫌気がさしてナゴムを閉店させる」等,とにかくトリッキーなことをすることで有名なアーティスト。

 

 

 ちなみに,なんで上の画像で顔を白塗りしているかというと,「非難GO-GO」時代はメンバー全員が白塗りをしていたからだと思う。それは当時の映像がYouTubeにアップされていることから確認できるが,みんなまだ18歳くらい,動きがぎこちないというか,演奏に一生懸命で客をノせる余裕がないのが見てとれる。また,高校生だっただけに,ちょっとの騒音でキレたり,曲に全然ノッていないアラキさんも貴重と言えば貴重かな。