NTVのバラエティ番組「ウッチャンウリウリ,ナンチャンナリナリ(のちに「ウリナリ」 と略されるようになる)」でデビューすることになった彼ら。千秋さんにとっては歌手デビューが夢だっただけに晴れて念願叶なった形となった。 メンバーは千秋(Vo)、内村光良(Key)、ウド鈴木(G)であるが、実際にメンバーが弾いているのは千秋のボーカルとウッチャンのソロパートだけである。

 爆風SLUMPのギタリスト、パッパラー河合氏作曲によるファーストシングル「Rapturous Blue」を発売。意外にも千秋さんの歌唱力が上手くて(ゴメン)に注目が集まり、同じくパッパラー河合氏作曲のセカンドシングル「YELLOW YELLOW HAPPY」がビッグヒットする。

 

 

 

 それに伴い、番組も高視聴率を叩きだし、後に南原清隆さん、天野ひろゆきさん、ビビアン・スーさんでブラックビスケッツを結成して対抗し始める。また同じ頃「芸能人社交ダンス」企画も大ヒットし、にわかに社交ダンスブームが訪れ、番組自身、最も企画が大当たりした頃だった。元々,この番組の名物はショートコントで内村さん扮するオカマキャラ「ホワイティ」が唯一のヒットキャラだったのに,それも無くなって社交ダンス一色になっていた。
 

 しかし番組の後期になると、「何枚以上売れないと即解散」というノルマを課し、視聴者の優しさを利用した売り上げ手法をするようになる。最初は良かったが、この番組で組まれたユニットがどんどんその手法を使ってしまい、視聴者が離れてしまう結果となる。

 

 個人的な音楽的評価を言うと、Dメロ「全ては私が私で居るために~」の部分があってこそ、ここまでヒットしたのではと思います。もちろん他のパートもメロディアスで口ずさみやすいんだけど、曲の盛り上げ方っていうのかな、そういった部分でDメロが凄くいい味を出してるなと。