ちょっと中途半端なアルバム紹介になるけど、BENIさんが邦楽曲を英語カバーしたアルバムを紹介します。 デビーギブソンの邦楽カバーアルバムに影響されて、(2012年11月当時で)ここ2年ぐらいは日本の曲を英語でカバーしている女性アーティストを探している。そんな時、偶然にこのアーティストを知った。

 

 偶然というのは、何気なく買った「TJかごしま」という鹿児島県内の情報満載の本のCD紹介コーナーに載っていたから。今回はユーチューブで試聴することもなく、いきなりCDショップに行って購入したという(笑)。

 

 

 でも実際に商品を手にした時、実は俺の中でピタッと手が止まってしまった。というのもこのBENIさんは、俺があまり聴かない「R&Bシンガー」だったから。だから一瞬買おうか迷ったんだけど、ジャケット裏の容姿に惚れて(笑)すぐ購入を決意。

 

なので、今、カバーブームを言われいますが、俺はブームと言われる前にこのアルバムを購入していました。もしこれに初回特典があったら俺は持っていたのにな・・。当時はレコード会社もこんなに売れると思ってなかったのでしょう・・、だってこのアルバムと「COVERS2」を比べると、BENIさんに対するファッションやメイク、アルバムジャケット等の力の入れ具合が全然違うよ。


 

「ここにしか咲かない花」
 オリジナルがサビで一気に盛り上がる構成なので、これをどう英語カバーするか、結構興味があったんだけど、いい感じに仕上がってるんじゃないでしょうか。

 

 


 

ただ、選曲を見て少し残念なことがある。収録曲の1/3以上が、以前にデビーギブソンがカバーしたのと同じだったから。

「瞳をとじて(平井堅)」「ラブストーリーは突然に(小田和正)」「ロビンソン(スピッツ)」「桜坂(福山雅治)」「TRUE LOVE(藤井フミヤ)」がそれである。

 

 邦楽にも数々の名曲があり、個人的に英語カバーで聴きたい曲もあるのに何故、同じ曲をカバーするのだろうか・・。レコード会社同士の壁やアーティストの意向もあるんだろうけど、もっと違う曲のカバーを聴きたいのが本音

 

「ロビンソン」
デビーギブソンのカバーと比べるとBENIらしいソウルフルなアレンジ。サビの部分を聴くと鳥肌が立つくらい感動する俺

 

 

 

 アルバムを聴いてみて、やっぱりR&Bシンガーらしいアレンジだなと。ここ10年、殆ど洋楽づけの俺なので、オリジナルを知らない曲もあるんだけど、それなりに良いアルバムだなとは思った。もっとバンドっぽく、またアップテンポの曲とかがあれば文句なかったんだけどね。歌唱力は安定してるので、安心して聴けるよなと。

 

俺的に1番いいなと思った曲「今のキミを忘れない」。
どこかで聴いたようなサビのメロディなんだけど、結構好きな感じに仕上がってる