この投稿は2017年9月にBY-SEXUALというバンドと一緒に載せたのですが,ある事情により別々に投稿したいと思います。それにより文章や動画も修正しています。

 

 

 87年11月にKEN(G)、SEIICHI(B)を中心に結成され、翌年TUSK(Vo)が加入してから本格的に活動し始める(このときのドラムはMASAMI)

 

 XのYOSHIKIが主催するエクスタシーレコードからリリースしたセカンドアルバム「CLOSE DANCE」が、インディーズ作品でありながらオリコンにチャートインするという異例の快挙を成し遂げたことにより、一気に注目を集め始める。 90年12月ロンドンでのミックスダウン直後にドラムのYukihiroが脱退してしまうのだが、それはTUSKとYukihiroとの音楽性の違いによるものだった。「彼が脱退しなければ俺が脱退する」とTUSKが言うくらい、かなり険悪な関係になっていたようだ。

 

 91年3月にシングル「LONELY」でメジャーデビューし、暫くして元D’ERLANGERのTETSUがドラマーとして正式加入するも,約1年で脱退。最終的にはEBYがドラマーとして参加するもバンドブーム終焉時期とも言える94年に解散する。


 

デビューシングル「LONELY」 
 俺は最初、歌詞は全然気にしてなくて、暗い闇に堕ちていきそうなイントロのギターとシンセ、サビのギターフレーズが気に入ってたんですが,この曲と出会った数年後,俺は何とか地元の企業に就職したのだが,同期入社の人達と全然馴染めなかった。同期に入った人達とは新人研修が何度かあるのだが,その度に俺はポツンと独りだった。 あるときは「同期会」と題した飲み会もあったのだが,俺には何の連絡も無く,「のけ者」扱いされた。そんな時ふと,「気がつけば独りきりの俺がここにいる」という歌詞が胸にドーンとこみ上げてきて,この曲がもっと好きになった。
 

 

 

 彼らの特長は、他のエクスタシー出身バンドと比べて少しマイナーな感じを受ける。 マシンガンズに在籍していたSUSSY曰く「弱い男の歌をバンバン歌っているところに魅力を感じた」そうで、確かに俺も、落ち込んだときは励ましソングよりも「堕ちるだけ堕ちた歌」の方が好きなんですよ。「堕ちたヤツにしかわからない心境」ってモンがある。そういう心境を歌っているのが格好いいなと。
 

「CALLING」

格闘ゲームを題材にしたアニメ「バドルファイターズ餓狼伝説Ⅱ」の主題歌にもなったこの曲。成一さんのベースが光るね。

 そしてこのバンドは、のちのCRAZEというバンドへの伏線へと流れていきます。このバンドの縁で、菊池哲(TETSU)さんと瀧川一郎さんが飯田成一(SEIICHI)さんを加入させてCRAZEを結成。幾度のボーカル脱退後に板谷祐(TUSK)さんも参加することになる。つまり後期CRAZEはギタリスト以外の3人は全てZI:KILLという状態になる。

 

 TUSKさんがCRAZE加入のニュースが飛び込んできたとき、俺は結構嬉しかったんだけど、実際、CRAZE加入後のTUSKさんの歌声を聴いて、かなりショックを受けた。というのもZI:KILL時代のTUSKさんは「七色の声を持つ男」と言われていたんだけど、私生活での飲酒やZI:KILL解散後に組んだパンクバンドで喉がかれてしまい、ZI:KILL時代とは全然違う歌声になっていたからだ。

 

 

その後に加入するCRAZEから「baby punks2000」。比べちゃいけないのはわかってるんだけど,やっぱりどうしてもねぇ・・。でもCRAZEはボーカルが何度も変ったんだけど,一番ファンとフレンドリーにしていたのがTUSKさんだった。