~前回の続き~アルバム「30-35続・もう一回バンドやろうぜ」


 

 9.SELF CONTROL(TM NETWORK)
イントロから軽快なリズムで始まるこの曲はポピュラーソングという名にピッタリ。とくにイントロはまさしく「小室節」ではなかろうか。ただしカラオケで一人歌う場合は後悔するハメになる曲(笑)。
 「GET WILD」のイメージが強すぎたせいか、一般的にはそれ以降に発売したような印象を受けるんだけど、実は「GET WILD」の一つ前のシングルとして発売されていることにビックリ。



 

10.KISS IN THE MOONLIGHT(UP-BEAT)
 この企画アルバムで初めて彼らを聴いたけど、イントロからもう…ヤラれたって感じ。こういったテンポと歌詞、アレンジがとにかく俺のど真ん中(笑)。ユーチューブで彼らがMステに出演していた映像があるので観てみれば、ボーカルの広石さん、かなりカメラを意識した歌い方をしているようで(笑)。まぁ、たしかにビジュアルもいいからアイドル売りされたという事実も仕方のないことかもしれない
 PVを観ると、歌が終わった後も長く演奏しているのに、このアルバムに収録されているのはラストがあっという間にフェイドアウトされてしまう

 

 



 

11.LUCKY MAN(THE PRIVATES)
 プライベーツもミンクス同様、バンド名は知っていたけど曲は聴いたことなかった。俺のかすかな記憶では「GET FREEDOM~」と叫んでいる歌があったような…。



 

12.突然 炎のごとく(De+LAX)
 初代ドラマーである京極輝男さんの体調不良によりバンドの危機をむかえたものの、元BOOWYのドラマー高橋まことさんが加入したことで、バンドの危機を回避しただけでなく、一気に注目を集めたバンド(でも俺は暫く知らなかった(爆))。
 ボーカルの宙也さんは独特の世界観を持ったビジュアルと歌詞センスなので、BOOWYを意識して聴くと、ちょっと違和感を感じる方もいるかもしれませんね
 


 

13.ライブMC
   ヘチマコネクションズがライブをやったら…という仮想MC。あんまり面白くない(笑)。


 

14.STAY FREE(KATZE)
 彼らの代表曲としてあまりにも有名な曲で、今でも俺はたまに聴いている。俺的に言えば、このバンドを知ってる人、知らない人が両極端にいるバンドで、この当時の長崎県の若者の間では、どのバンドよりもKATZEは絶大な人気を誇っていたという。ボーカルの中村敦さんは、布袋さんのライブでバックコーラスを務めるなど現役活躍中。

 

 



 

15.ぞうきん(BAKU)
 この当時、いろんなバンドが原宿の歩行者天国での路上ライブをしており、このバンドもそこから一気にスターダムへあがったバンドの1つだったと思います。

 

 彼らもまた、ジュンスカと同様、メンバーと同世代の人達の気持ちを代弁したかのような、ありふれた日常生活の出来事を歌っていたので、同世代にはズバ抜けた人気を博していました。 最初の頃はそれでよかったのだが、「アイドルバンド」というメディアの取り上げ方、プロとしての責任とプライドの狭間でもがき続けたために、最後は波乱の解散宣言になってしまった。

 

 メジャーデビュー直前に、ベースの阿部氏が交通事故で他界。もしその阿部さんがいたらバンドの最後も違った形になっていたのかもしれない

  


 

16.元祖 高木ブー伝説(筋肉少女隊)
 この曲が一番「バンドブームを象徴した曲」ではないでしょうか。ドリフターズの高木ブーさんを題材にした歌詞に、とてつもなくヘビーなサウンド…、この矛盾な要素を大胆にまで融合させたこの楽曲は、誰もが驚嘆したと思います。

 

 ザ・トップテンにランクインされ、テレビ中継で初めて彼らをみたウチの親は「なんじゃこら」とビックリと同時にあきれ顔。
バブル全盛期でみんな浮かれてたと思いますよ、ホント。ボーカルの大槻ケンジさんは「とにかくワカサギを釣るよりも女を捕まえる方が簡単だったよ。居酒屋でトイレに擦れ違い様に「大槻ケンジさんですよね?」と女性に聞かれ、「そうだけど今晩やる?」といえばついてくるだよな~」という、そんな時代だったようです



 

17.蝋人形の館(聖飢魔Ⅱ)
 今やミュージシャンというよりかは相撲解説者といった方が有名な(笑)、デーモン小暮閣下率いる“悪魔”バンド。俺が最初、彼らは観たのはベストテンだった。派手な化粧と衣装、スタジオせましと暴れまくってた記憶がある。曲も悪魔をモチーフにした楽曲が多くて、まだ小学生だった俺にとって「何こいつら?」とさえ思っていた。

 

 でもその数年後に発売された「WINNER!」は、高々と勝利者を祝福するような力強い歌詞。さらにそれを後押しするかのような閣下の歌声とシャウトが印象的で、あの暴れてたバンドがこんなに変わるのかとビックリ。
 このアルバムに彼らの曲を収録するんだったらその「WINNER!」を収録して欲しかったですね。
あえて「WINNER」を紹介

 

 


 

18.SILENT JEALOUSY(X)
 X自体が最も団結力が強く、そして勢いがあった時期に作られた楽曲。この曲が収録されたアルバム「JEALOUSY」はメンバー各自の楽曲がバランス良く収録されている為、名盤という声が今でも高い。

 

 ただあまりにもファーストシングルが衝撃的過ぎて、この曲は「紅の二番煎茶」的な感じが拭いきれない。でも彼らでしか出来ないし、誰にも真似出来ない曲…、どんな相手でも秒殺させるかの如く、勢いとキレのある演奏が今でも鮮明に残っている。これまでも…そしてこれからも、ここまで衝撃の強いバンドは現れるのか。



 

19.エア・コンディショナー
 前作同様、この企画アルバムのために結成されたバンド「ヘチマコネクションズ」。前作と比べてあんまりインパクトがない。その為に未だ一回もフルで聴いていない有り様