昨年 「多摩地域の井戸水から発がん性や健康リスクが危惧される有機フッ素化合

PAFSが検出された」という報道がありました。米軍基地周辺の出来事という イメー

ジを持っていましたが 魚介類など食品からも検出ともあり同じ多摩地域の町田に暮

らすわたし達も不安になりました。

そこで 「PFAS(ピーファス)とは?」「身を守るためにできることはあるのか?」

などを 学びたいと『食の安全・監視市民委員会』運営委員の植田武智さんをお招き

し教えて頂きました。

 

ピーファスとは

1万種類以上ある有機フッ素化合物の総称です。虫歯予防に使われているフッ素

無機フッ素化合物なので別物です。1万種類以上ある有機フッ素化合物の中の2種類が

暮しに便利な機能をつけた製品に使われて身の周りにあふれています。熱や紫外線・

薬品では分解されず 水や油に解けて汚染が広がります。

 

            

 

水汚染から身を守る        

現在の水道法では 検査は義務付けられていません。

検査を実施していない自治体・事業者もあります。

 

食品のピーファス汚染

日本では食品のピーファス残留基準が設定されていません。

 

くらしの中のピーファス

ビーファスは 焦げ付きにくいフライパンや制服(防汚)・レインコート(撥水)な

どをはじめ

 

        ポテト

 

化粧品・ファストフードの耐油性食品包装などに使われ 便利な機能として私たちは

安易に取り入れ 身近にたくさん溢れています。

 

体内のピーファスを減らす方法

新たなピーファスを増やさず 使っている製品を減らしていくことです。

 

水道水や食品のPFAS汚染調査の日本の現状 海外の調査結果などの詳しい内容を

教えて頂きました。

参加の皆様からも

・PFASは地下水利用の特定の地域の問題と考えていた。

・身の周りの物に注意を向けないといけないと分かった。

・新聞、テレビなどのメディアからは 得られない(隠された)情報を知ることがで 

 きた。

などの感想がありました。

 

食の安全・監視市民委員会が調べたスーパーのアサリのピーファス検出について

日本の現状などを「まちだ消費生活センターだより7月号」にくわしく掲載しました。

 

どうぞ参考になさって下さい。

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まちだ消費生活センターだより7月号

 

乙女のトキメキ  4/19の講座の時点では 水道水検査は各自治体・事業者任せになっていましたが

不安を抱く国民の声を受けて 6/23環境省は検査をしている自治体や事業者には 令

和2年から今年度にかけての実施有無・実施数値の最大の濃度 検査をしていない場

合はその理由や今後の予定について回答を求めました。また一度も検査を実施してい

ない事業者には今年9/30までに検査を実施報告することを要請したと 報道がありま

した。

まだ 水道法では検査義務は定められていませんが 6月23日の環境省の水道水検

査結果の回答・検査要請は 一歩前進のうれしい知らせですあし

 

ピーファスが 使われている物を知ることができました。 

改めて周りをみれば今のくらしの中で その便利な機能はあってあたり前になってい

るほど 生活に溶け込んでいることに気付き驚いています。

摂取を減らすために わたし達のできることの一つは重宝なこびりつきにくいテフロ

加工のフライパン(ダイアモンド・マーブルコートなど)を 鉄製に切り替える、テ

フロン加工された オーブンシートを止めるなどを教えて頂きました。

フライパンも  鉄製のフライパンの料理は鉄板焼き屋さんのように五感で楽しめたと

思い出しました。 音譜 ステーキ

フライパンの手入れは 少し手間がかかります。オーブンシートもアルミ箔に変え

サラダ油をキッチンペーパーなどで薄く塗るひと手間で こびりつきは軽減されます。

工夫して暮らす 一歩を踏み出さねばと強く思いました。