前半最初を見逃してしまいましたが、45分3本、見て来ました。全体的には、暑いし疲れはあるし・・・ってことなんでしょうけど、溌剌としたプレーとはいかなかったですね。大学生相手の練習試合というのは、ある意味、攻守の形を確認する機会という面もあるでしょうから、個人でガリガリ行くというよりも、頭の中のイメージを実際に表現しながら組織として微調整するって感じなのかも知れません。
そんな中、ビッグチャンスになるシーンというのは、フェルナンジーニョが中盤のマークを外してボールを受け、そのまま前を向いてドリブルで仕掛けた場合、ですかね。そんなに速い選手ではないですが、さすがにトップスピードに乗ると、そう簡単には止まらないですし、吸い付くような足元のテクニックは折り紙つきということで、完全に相手の守備組織が崩されてしまいます。そして、引きつけて引きつけて・・・絶妙のタイミングとコース、スピードのパスが出てきます。まさにガンバ時代のフェルナンジーニョです。
こういうシーンは、典型的なのはカウンターの場合なのですが、ある程度、相手が守備の形を整えていても、うまくハマれば、ラストパスまで行けていたように思いました。私個人は密かに後半戦のフェルナンジーニョの活躍を期待しているのですが、プロチーム相手に同じようにやれるのかどうか、楽しみ半分、怖さ半分といったところです。
今日の試合では、具体的な成果にはつながらなかったものの、フェルナンジーニョと藤本が近い位置でからむシーンが目につき、惜しくもパスが合わずというパターンでしたけども、少し新しい面も見れた気がしています。
2本目途中からゴソッとサテライト組に入れ替わりました。浩太の中盤でのインターセプトの出足が極めて鋭かったのと、西澤が瞬間的なキレを見せていた(全体のデキは並でした^^;;)のと、掛川のコーチングが相変わらず懇切丁寧なのと、あとは純平のスピードに乗った動きが目を引いたでしょうかね。純平も何か具体的な成果が出せていないところが、プロとしては不十分だと感じるのですが、しかし動き自体は悪くないですね。西澤も同じような印象です。
戸田が15分程度でしょうか、プレーしました。なんだかキックのモーションに硬さがあって^^;;、もともとそういう選手なのかも知れませんが、ちょっとぎこちない印象はありました。ただ、スピードと馬力を活かして右サイドを深く進入し、クロスを上げたシーンは魅力的でしたね。確か、この1回きりしか見せ場は無かったと思いますが、期待感を抱かせるプレーでした。ただ、例えば中盤がボールキープして、戸田の上がりを待っているのに、目の前の相手選手が気になるのか、なかなかDFラインから出て来れないシーンも何度かあって、このあたりの経験、感覚、連携みたいな部分は、まだまだなのかも知れませんね。とにかく、体の強さがあるので、一度、ボールに対するポジションを確保してしまえば、相手からすればファールしないと止められないということで、嫌でしょうね。スピードやキレは純平のほうがあると思うのですが、ゴリゴリと押しのけるように前へ運べるSBという意味で戸田は面白いと思います。来季加入の辻尾も同系かなと思います。
練習生の韓国の若手選手は、サイズの割りに方向転換のシャープさもありましたし、足元も柔らかく、ボールキープなんかも悪くなかったと思います。大学生が相手なので割引が必要ですが、高卒の新人選手という尺度で見るなら、高い評価ができると思いました。ただ、2年ほどで「助っ人」のレベルまで育成しなければ意味がないということで考えると、厳しい評価にもなるでしょう。そのあたり、外国籍選手であるだけに判断が難しいところです。今日は、気の抜いたプレーで平松から叱責されるようなシーンもありましたけど、怒ってもらえるということは、単なる「お客さん」ではなく、チームの一員として迎えてもらっているということでもあるので、その期待に応えられるよう、与えられたチャンスの中で頑張ってもらいたいと思います。
ということで、練習試合の報告でした。
P.S.)
産業大の選手が小柄ながらもテクニックのあるところを随所に見せて、なかなかのもんでした。ボール扱いの技術という面ではプロと大差無いというか、むしろ・・・^^;;なところもあり、複雑な思いです。プロになれるかなれないかってのは、世間一般に思うような技術によって決まるのではなくて、フィジカル、運動能力、メンタルといった部分がポイントなんでしょうね。世界のサッカーが極めてフィジカル重視になってきていることとも無縁では無いでしょうし・・・そんな中でアンチテーゼのようなオシムジャパンの行く末も興味深いところではあります。まあオシムジャパンもスピードや運動量という面では要求が高いですし、世界の潮流と真逆ということでも無いのかも知れませんが。